2012年04月21日

HVUdayブログが本になります! 今度はマジ!!

 3年ぶりのごぶさたですが・・・。

 (ある意味)ハーバードblogが本になります!
 今度はマジです!!
 
 書名: 『本棚の中のニッポン : 海外の日本図書館と日本研究』
 著者名: 江上敏哲
 出版者: 笠間書院
 出版時期: 2012年5月末予定
 形態事項: 300p.弱 ; 約21cm
 ISBN: 9784305705884
 目次・詳細: http://kasamashoin.jp/2012/04/post_2268.html
 Amazon: http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4305705885/

JBScover.jpg

 ・・・長い前ふりだったな!(笑)

 
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2009年07月03日

緊急! ハーバード日記が本になりま(←もういい)

 取材日からそろそろ2年近くになろうかというこのご時世に!

 「アメリカの大学図書館における情報リテラシー教育活動 〜ハーバード大学等の事例から〜」情報の科学と技術, 59(7), 2009

 1. はじめに
 2. ハーバード大学
 2.1 概要
 2.2 Lamont LibraryのFreshman Open House 
 2.3 GSAS Orientation
 2.4 その他の実践例 
 3. UMass Amherstの文献探索講義 
 4. 日米間に違いはあるか
 4.1 課題・困難に違いはない
 4.2 web・デジタルメディアの活用姿勢は大きく異なる
 4.3 個人対個人のコミュニケーションの場となる

 抄録
 筆者は2007年3月から1年間,研修としてハーバード大学イェンチン図書館に滞在した。研修期間中に見聞したハーバード大学,マサチューセッツ州立大学アマースト校,その他のアメリカの大学図書館におけるオリエンテーションや講義をもとに,情報リテラシー教育活動の事例について報告する。また,日米間に違いがあるかどうかについて考察する。日米とも同様の課題を抱えていること。その一方で,web技術やデジタルメディアの活用,コミュニケーションの形成の仕方に違いがあること,等。
 キーワード: 情報リテラシー教育活動,ハーバード大学,マサチューセッツ州立大学アマースト校

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2009年05月12日

あ、すみません


 なんとか書けたです。

 あと、企画は、失敗ですね(笑)。

 
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2009年03月22日

弱音ハク


 ダメだ、書けん

 書けないことはないけど
 日本語がふわっふわしとる。
 たどたどしい。

 しかも内容も
 自分で読んでて、いっこもおもんない。
 (↑これが一番致命的かも)

 けど、書くしかないな。

 今度の原稿は自分の中で黒歴史になりそうな予感がするぞ。


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2009年03月18日

速報! HVUdayブログが本になりました!!

 HVUdayブログが本になりました!!
 註、ものすごくおおざっぱに言うと!!!

 「長期・滞在型海外研修の実際 : ハーバード大学イェンチン図書館実地研修」
 『大学図書館研究』84号 pp.47-55




 これで終わるとただの冗談なので(笑)、章立ての見出しでも書いておこうっと。

はじめに (関連記事

1.ハーバード大学とその図書館

2. 本研修の概要と実際
2.1 企画と準備 (関連記事
2.2 研修環境と身辺 (関連記事
2.3 古典籍補遺目録出版プロジェクト (関連記事
2.4 古典籍資料のカタロギング (関連記事
2.5 勉強会・ミーティングへの出席 (関連記事
2.6 図書館集会への参加 (関連記事
2.7 大学図書館等の訪問 (関連記事
2.8 調査 (関連記事
2.9 「ハーバード日記」 (関連記事

3. 長期・滞在型研修のあり方
3.1 近年の長期・滞在型海外研修の例 (関連記事
3.2 長期・滞在型研修の利点と課題
(↓関連記事)
http://hvuday.seesaa.net/article/108255994.html
http://hvuday.seesaa.net/article/108361133.html
http://hvuday.seesaa.net/article/108411987.html
http://hvuday.seesaa.net/article/108412029.html
http://hvuday.seesaa.net/article/108412110.html
http://hvuday.seesaa.net/article/108414022.html
http://hvuday.seesaa.net/article/108627827.html

謝辞 (関連記事

 あと、抄録も。
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筆者は2007年3月から1年間、ハーバード大学イェンチン図書館に滞在し、実地研修を行なった。日本古典籍の目録出版や整理、ミーティングや図書館集会への出席、各地の図書館訪問や調査等を行ない、成果をwebでリアルタイムに報告した。長期・滞在型海外図書館研修の利点として、アウトプットやコミュニケーションの体験、学内者として得られる情報・サービス、背景やマイナス面の理解。課題として、キャリアパスとの連動性、報告の公開、情報共有による研修事業の定着等がある。 (関連記事
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2009年02月23日

居並ぶ論文を解体新書、の巻

 先に述べましたように。
 http://hvuday.seesaa.net/article/114221528.html
 その雑誌の中で、自分自身と内容的/スタイル的/立場的に親和性の高そうなものを数篇、ピックアップする。それをざっと読んでみる。そういうこともまた、本腰入れる前にちゃかちゃかっとやるです、という話。

 がさっと手に入れたコピーを、ばさばさっと眺めてみたよ。

 たとえば、これ。同じ職場でとてつもなくお世話になっていた大先輩の司書の人が、この業界でどうやってキャリア形成していくかというモデルのようなものを、某会、とある大学図書館関係のコミュニティを事例としてとりあげ、論考していく、というもの。
 えー、どれどれ。「はじめに」はかなり短いけど、まずキャリアとは何かというかなり大きな一般論を枕として置くことから始めておられる、と。それから、事例としての某会をとりあげて、詳細に紹介。まず概要でしょ、それから経緯、そして、具体的な活動事例としてさらに数点をころっころっと並べて述べる感じ。
 具体的活動事例のほうを読み進めていくと、思った以上に具体的かつ丁寧で、だいぶ微に入った感じになっておられる。というより、たぶんここがひとつのメインなんだな、と。まあ、あの方にぴったりの内容だし(笑)、ていう。
 さて、この事例詳述がメインかな、と思いきや、もうひとつメインがあって、今度は、キャリア形成ということの一般論的なのと、この某会の事例とを織り交ぜながら論考していく、というステージに入る。といってもなんとなくだらだら述べていくとかではなくて、3つの論考テーマを掲げ、そのひとつひとつについて、一般論的なの〜〜某会事例、という固まりをころっころっと並べ、3つ配置する、という感じ。なるほどこうすれば、自分の論説と前半の事例詳述とが分解することなく、きれいに納まってくれますなあ。さらにいうと、結構、そこにいた人にしか把握し得ないような事情についても、丁寧に述べておられるので、そういう意味での書き応えも読み応えもある感じになっておられるよ。
 あ〜、このモデルはいいな。いいパターンやな。

 次の例は、もっとシンプルというか、先の例のベース版のようなもの。
 某日本有数の国立大学の図書館員の人たちが、講習会みたいなのに集まって、webで使うプログラムみたいなのを勉強しては開発する、という活動の紹介しておられる。
 はじめに、のあとで、こちらもいったん総論的なのを枕に配置。で、こんなんに取り組みましたという実例を、ひとつ、ふたつ、みっつと続けていって計7つ、結構なボリュームですよ。
 と思ったら、やはりこちらもそれで終わるわけじゃなくて、さて次にこの会のあり方を紹介します、みたいな感じにすぅっと移行する。で、ここでもそのポイントをひとつ、ふたつ、みっつというふうにぽんぽんっと並べてって、で、エンディング、と。
 うん、こちらは、構成がシンプルだから、書く方も安定して書けるし、読む方も安心して読める、という感じがするよ。

 最初は、うわっ、こんなすごそうな原稿の中に自分のが埋もれていくのだろうか、こわいこわい、とおびえそうになるんだけど、内容的なことについてはそりゃ書いてる人の方が読んでる側よりも知ってるのはあたりまえなんで、そこを抜きにして、骨組みの方だけに光をあてて見ると、あ、そういうことなんだね、ていうのがいろいろわかって、ちょっと安心するよ。
 そういった意味での腑分けは、いろいろ良い。

 続いて、某日本有数の私立大学の人が、北米のとある国の大学図書館に約半年研修に行ったので、そこでのカタロギング業務の様子を報告する、という、まあゆったら江上の立場に一番近そうな感じのもの。
 こちらでは構成ではなくて、報告の視点みたいなのをチェックしてみましたよ。言及しているトピックは多岐にわたっていますけども、見ていると、文献資料に依拠してものを述べているとか、一般化したところから大上段に述べているとかではなくて、自身の見聞に根ざした報告。どこそこでは何々をこうしていて、これについてはこういう仕組みになっていて、それについてはこんな話を聞いてきた、という感じ。このやり方だと実に臨場感たっぷりだし、実感がわくというか、読み手側も問題を自分事としてとらえやすくなる感じがしますよね。何より、これこれはまだできてない、とか、こういう問題が残っている、とかいうマイナスの話が聞けるのもGJであるよ。これはこれであり。

 もっとも「言いたいこと言った」感を強く感じたのが、この業界では有名人で、特に最近このネタであちこちにひっぱりだこな、某日本有数の女子大学の人によるラーニング・コモンズ話。
 こう考えた、こうである、こうすべき、という言を成り立たせるだけのものがある、というのが、その「言いたいこと」よりももっともっと、丁寧かつ豊富に、文献なり、数字なり、事例なり、データなりが提示されている。それが豊富っていうのが、読んでからではなくて、紙面をぱっと見する段階でわかる、っていうくらいに。それくらいのものがあってこその、「言いたいこと」につながるんだなあ、というのが、それこそ目に見えてわかるよ。

 ほかにもまだまだいくつかに目を通しているわけなんですけども、こういうふうにして、まあ直接的にどれかをがっつり模倣するというわけではもちろんないんだけども、自分の原稿が掲載された暁にはどんな姿になっていることだろうか、というのをあらかじめイメージトレーニングしておくことで、ぐんっと落ち着いてくる、ていう効用を期待しているよ。

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2009年02月18日

この企画、失敗だったかも。

 
 この記事を書くのにずっと時間をとられてて、本作業にさっぱりとりかかれない。

 ムリが出たらやめます。やめるか、粗くなるか。


posted by egamihvu at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サイズから構成へ

 もちろん、掲載先の空気をつかんだからといって、じゃあそれによって自分の書きたいこと/書くべきことがガラッと変わってしまうのか、論点をすりかえてしまうのか、とかいうことではないのだけど、とはいえ、サイズとか外形を無視して内容が成立するということは、まずありえんだろう、と。
 たとえば、「米国の大学図書館の情報リテラシー教育について、ハーバードでの見聞を書いてくれ」という依頼をいただいたときに、じゃあ自分としては、網羅的・体系的にそのことについて腰を据えて調査してきたわけではないけども、いくつかの事例を実際に拝見してきたという経験はあるわけなので、そのいくつかの事例をころっころっころっと並べて報告する、というところから足がかりにしていこうか、と、なんとなぁくイメージする。
 その、なんとなぁくなイメージが、掲載先のサイズなり空気感なりの中で、果たして成立するのか? 実体を持った原稿としてそこに登場させることが、可能なのか? 可能でなければ、どこをどうモディファイドすべきなのか? ということを、まあ、すりあわせる、といった感じですよね。

 さて、親和性の高いものをピックアップしてながめる、という作業は置いとくとして、特に親和性が高いものでなかったととしても、個々の先人原稿をながめることでいろいろなことを把握するというのは、わりと有用なところが多いですよ。
 それはたとえば、(実際の)字数・文量から、サイズ的にゆってどのへんまでのことを言えるか/言えないか、ていう精粗やら深度やらのようなものを測ってみたり、とか。みなさんがどんな構成を組んでいるかによって、自分がとるべき構成はどういったものか、もしくは自分がとりたいと思っていた構成がアリかナシか、ていうのを探ってみたり、とか。

 今回の某誌でも、たとえばぽんっと最新号を手にとって、とある特集のもとに集められた数点の論文をつらつらつらとながめてみるというと。

 要件としては「刷り上がりで6ページ程度」と言われてたのだけれども、実際には圧倒的に”5ページ”が多い。この5ページの人たちの実際の字数がどれくらいなのか、きっちし12000字書いたら5ページになるのか6ページになるのかはわかんないけども。
 で、その5ページのうち、冒頭の標題と抄録のエリア、末尾の英文抄録のエリア。そして、これは本文に含まれますが、注釈の部分が多い人は多い、という感じ。それをさっぴくと4ページ、下手したら超えない人も出てきそうな勢い。
 まあじゃあ、少なめ少なめで、抑えめ抑えめで行ったほうがいい/行っても大丈夫そうだな、というふうに思う。どうせ書き始めたら字数はどんどん超過してしまいがちな自分なのだし。

 さらにいうと、たいていの方が写真・図版・表の類を、必ずといっていいほど3-4点は載せておられる。いままでの自分的にもここがわりと盲点だったというか、その掲載誌が、写真・図版のたぐいをふだんに載せたい空気のところなのか、それともそんなんは別になくて最低限必要な図表しか載せてない空気のところなのか、が、あとから指摘されて「しまった!」ていうことが何度かあるよ。しかも今回の江上の場合だと、米国で滞在してられたころの経験を踏まえて、的な前提で依頼していただいているわけなので、まあおそらくは数枚の写真を、しかも当地の情報リテラシー教育の現場の、臨場感あふれんばかりの生写真を期待されてるのかも。そんなの撮ってねえっつうの。
 ということを考えると、写真少なくとも2-3枚のスペースをまた考慮して、実質の本文部分は多くても4ページ程度で考える、くらいがよさそう。

 さて本文部分は、たいていの人が「はじめに」などの導入部分を持っておられる。”導入”については別途考えます。で、事例をいくつか章立てで報告して、最終的にそれをまとめる、というような書き方をしている人がおられて、このスタイルがたぶん今回自分がやろうとしているのに一番近かろうな、と見積もって、その人のと他の人との各稿を遠目でずらっとながめて、うん、別段突出することなく馴染んでおられる。このスタイルでこのステージに登場することで、場を乱すなんつうことはなさそうだな、という感触を得るよ。ただ、その方の各章の事例報告をながめていると、全体の文量からいっても部分部分のバランスからいっても、そうそう詳細な描写ができるわけでもなく、ひとつひとつあげつらうかのように分析なり検証なりを注釈なり加えつつ書いていけるわけでもなさそう。それは、ステージの広さ、ホールの奥行きが、そこまでのことができる容れ物ではない、という意味で。なので、最初の最初頃にはだいぶ気合い入れて追加調査せなあかんだろうか、と考えていたけども、この調子だと、必要なのは気合い入れた追加調査ではなく、背景など漏れ落ちそうな説明を丁寧に加えること、のほうかもしれんな。それでいて若干の補完は必要にしても、深追いはしないほうがいいかもしれない。と、ほんとかどうかわかんないけども、なんとなく納得する。

 だいぶ情緒面なことを云々してるけれども、この、何となくな納得があるかないかで、不安雑念なく、集中して筆を進めていくことができるか、が決まってくるような気がしているよ。なので、たいていはこういう、心積もり的なところから始めているよ。

 いまのところ。

・既に書いた内容+丁寧に説明 / 若干の補完・追加調査、程度。 
・導入+事例が大4/中6程度+持論展開。写真2-3枚+注。標題・抄録・英文のスペース。
・表や文書的資料でおもしろいのがあればはさんでも楽しい、かも。

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2009年02月14日

アトモスフィア・ハンティング、とでも言おうか。

 
 条件確認したら次にやること。
 これはまあ、条件確認はわりと事務的なもんなので、実質”最初”の行動にあたるのだけれども。

 江上はまず一等最初に、その雑誌の現物(冊子)を手にとって、全体を確認します。
 必ず紙の冊子。できれば、未製本のほうを、手にとって。
 これによって、これから自分が登るステージの、雰囲気というか空気感を把握する。
 難儀ですが、このある種儀式的な確認作業がないと、足元がなんとなくふわっふわして、落ち着いた着手ができんのです。

 たとえば、どんな論文がどのように並んでいるか、どんな分野のどんなステータスの人が名を連ねているか、どういう空気の中で全体編集がなされているか。
 あるいは、広告から読者層を予想し、コラムや短文やその文体からそこの人たちがどういったノリで振る舞っているかを覗き見する。図版のチョイスや固有名詞の使われ方、場合によっては、フォントや字の大きさ、文字以外の記号・アイコン類がどんなところにどのくらい使われてるかなんかからも、温度的なものを感じる。

 そうやって、イメージをつかんでいくです。

 で、何冊かの冊子をぱらぱらとチェックしていきながら、次にやること。
 その雑誌の中で、自分自身と内容的/スタイル的/立場的に親和性の高そうなものを数篇、ピックアップする。

 ステージの空気感を確認したら、今度は、自分がじゃあそのステージに立ったときにはどんなふうに見えるのか。ていうか、どんなふうに見えるようにするべきか。自分がここで、どういう立ち居・振る舞い・物言いをしたら、どんなふうに見えるのか。ていうか、見えるべきか/見えないようにするべきか。
 それよりなにより、いったいどれほどのものがここでは求められているのか。それは、内容のレベルであったり、情報の精粗であったり、文体であったり、文体の向こう側にあるものであったり。
 そういったものを、まあ、自分のまったく知らない内容や、スタイルのぜんぜんちがってるようなのや、から類推しようとしてもイメージつかめるわけがないので、できるだけ、あ、この人のこの論文だったらなんかちょっとよさそう、ていうのを、ぽんっぽんっぽんっ、と探し出して、そこから学ぶことで、自分自身のある程度の立ち居振る舞いを固めていこう、という算段ですよ。

 そう、自分の立ち居振る舞いのあり方を固めていく。
 それがないから、足元がなんとなくふわっふわしちゃうんだな、と思う。

 これはまあ、冊子を直に見てる時に同時並行的にもやりますけども、それだけでなくて、CiNiiとかの文献DBから過去の探し当ててひっぱってきたりもするです。特に某誌はCiNiiで直近のやつからPDF公開してくれてるので、ピックアップしたいのの本文をちゃちゃっとかき集められるです。

 そこから、学んでいくです。

 何事にしても、先達は、”先”であるだけでも偉大だと思うよ。

 で、じゃあさて、どんな先達に目をとめたのか、ということについては、また別の話。

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要件を確認するよ。

 まずは、自分に何が求められているのか、いつまでにどのくらいの何をどうしなければいけないのか、要件・条件的なことを確認するよ。

 何はなくとも、まず最初に字数を確認しなきゃならん。
 字数がすべてを決定する、といっても過言ではないのでね、どのくらいのサイズのもの、つまりは、どれだけの内容を言うことを求められているのか。それによって構成も、情報の精粗も、ストーリー展開もがらっと変わってしまうですよ。
 今回求められたのは、約12000字。A4冊子で見開き6ページ程度の予定、とのこと。
 江上はいつも、A4の1枚40字×40行に換算してだいたいの文量をつかんでいるのですが、これでいうと、12000字=7.5枚。まあ、6枚書く勢いで書いてればそんなもんだろう、と。

 締め切りは、4月半ば頃。
 ちなみに掲載は7月頃。
 2007年9月の経験を、2009年7月に発表、となる。ここ、以外とネックなので念頭に置いときます。たぶん文中でひっきりなしに「2007年当時は」的に前置きしなきゃならん感じがする。

 江上が依頼された原稿は、「情報リテラシー(註:たぶん、情報リテラシー”教育”)」を特集とした数篇のうちの1篇、ということになるらしい。その中でも「海外の事例を報告」という役回り。先方から示された仮題は「米国の大学図書館における情報リテラシー」。だからまあ、それを求められてるってことだね。
 ただ、まあ江上は特に情報リテラシーのことを調べに向こうに行ったっていうわけではないので、そこのところは了解していただけているらしい。
 ちなみに他の方のテーマは、総論であり、学部生向け授業の報告であり、企業研修であり、NIIの例の研修についてであり、という感じ。その中で江上は、という立ち位置。こういう立ち位置もイメージを固めていくのに欠かせないです。

 以上、
 ・12000字
 ・4月半ば
 ・米国の大学図書館における情報リテラシー(教育)
 ということで。

 あ、あと、査読もある。

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新企画「JKG2009への道」

  
 このblog、うん、まだ続くよ。
 続くともよ。
 そう簡単に幕は降ろしませんですよ(笑)。

 原稿の依頼をいただいたのです。
 某誌さまより。
 情報系の誌で、ハーバードなりアメリカさんなりでの見聞から、情報リテラシーに関するものを語りなさい、的な感じのもの。

 で。
 これまでも何度かそういったことをやってきたし、この場でもそのメモ的なのやアレンジ的なのをちょぼちょぼと書いたりしてたんだけども。
 今回はちょっと趣向を変えて、着手・準備から執筆なり提出なりに至るまでのあいだ、江上が何をどうしていくか、考えていくか、的なこと。書こうとする内容のほうではなく、どうやって書いていってるかのほう。を、お得意(笑)のリアルタイムのノリで、ここに書き残していこうというものですよ。

 これは、2009年時点での自分自身の振る舞いの記録セーブ、でもありながら、ていうか、これまで自分は手前勝手なお作法でこういう原稿ものの執筆をこなしてきてはいたんだけども、その作法・手法って大丈夫なの? ダメなの? ていう疑問にふと駆られないこともない、どっかのタイミングで検証せなならんなあ、と。そのためにはやっぱり恥を忍んででも一度は記録セーブしてみなあかんな、という考えもあって書き留めるのですよ。

 たぶん書いていくにつれて、なんじゃこのトンデモ作法は!?と自分で自分に驚愕する羽目になりそうな気がする。
 そんなやつが”情報リテラシー”語ってんじゃねぇよ的な。
 こわいこわい(笑)。

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2009年01月14日

予告

 もうちょっと続く、かも。
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2008年11月26日

ARGカフェ再録--ネットとリアルの境界線

 第1回ARGカフェさんにて「ハーバード日記:ネットとリアルの境界線」というタイトルでおしゃべりさせていただいた件について、あらためて文章化してみたものを、ここに再録いたします。

 ホワイトボードをイメージしてください(註:当日急にホワイトボードを移動させて、プチ迷惑をかけた)。そこに大きな十字を描きます。座標的な感じで。縦軸は上がインプット、下がアウトプット。横軸は左がネット、右がリアルとお考えいただければ目安となるでしょう。

 で、左上から始まるのですが、まず「ネットでインプット」の場合。
 例えば、アメリカにきてるからといっても、日本の大学図書館業界の動きは逐一追って行きたいわけじゃないですか。それは、帰国後の復帰を見越してリハビリが軽くて済むようにという薄い予防策であるといえばあるんだけども、そういう実益的な問題よりもむしろ、日本を離れて海外に滞在して、日本とはちがう社会での図書館活動・運営というものを見聞きする、すればするほど逆に、日本の大学図書館の有り様というのが随分見通しよく、落ち着いて、斜め上のちょっと高いところから俯瞰する感じで、理解できるようになってくる。だからこそ、日本の状況を忘れることのないよう、キープしておきたい、注視しておきたい、(悪くない意味で)二股かけといておきたい。そういう意味でですよね。
 で、いまどきですからネットが便利遣いできるわけで、ARGさんやCA-Rさん、かたつむりさん、その他様々なMLやらblogやらHPやらをRSS経由やらで情報入手する、ということをやるわけです。
 で、実はそういうネット経由の情報入手というその方法自体は、日本でやっていたことと大してちがいはない、はずなのです。ところが、なぜかしらそうやって仕入れた情報が、日本にいたときのそれのようには、いまいちスムーズに理解できない。つっかかりつっかかりしている。目で字面は追っているんだけれども、その情報が自らの知識として血肉になっている気がしない。一切しない。体の中に落ちてこない、宙ぶらりんのサスペンディッド。というようなもどかしさを覚えました。
 これはいったいどういうわけかしらん、と考えてみたのですがおそらくは、その情報について立場を同じくする日本の同僚・同輩らと話していないからだろう、と。例えば同室なり学内なり酒処なりで、そういえばこないだこんな情報がどこどこに出てたよね?、と水を向けてみたときに、あの○○を手がけた経験のあるAさんはこうコメントした。○○分野のBさんはこんな表情で反応した。そして○○出身のCくんは知らない上に関心もない。ということは、この情報は###という意味合いを持つ、と見ておいてよさそうだな。というように、知人の評価、というよりもむしろ評判、を足がかりとして、情報にいい具合の色付けができるようになる。
 こういう芸当は、既知の、できれば充分に既知の、職業上における立場・環境を同じうする人々を相手にしてこそなせるわざであって、これが海外だと、同じライブラリアンとはいえ環境も立場も前提もだいぶ違う、まだ知り合って間もないしどんな属性を持つかも知らない相手に、同じく水を向けても”NIIなにそれおいしいの?”となってしまう。

 もちろん、「ネットでインプット」が利益ないということは決してありません。
 例えば米国内のよその大学なり図書館なりを訪問し、当地のライブラリアンにお話をうかがうというようなアポがかなった、と。こういうときにはまず徹底的に予習をしてからのぞむようにしていますよね。これは、一期一会1-2時間程度の短時間であっても、効果的な結果を得たいがためでもあるのですが、それだけでなく、そもそも先方にわざわざ時間をとってもらっているにもかかわらず、こちらから一方的に質問するだけ、情報を受け取って帰るだけというのは、失礼ですし、そういう姿勢は好まれません(たぶん、日本以外では)。肩肘張ってプレゼンまでする必要はないにもしろ、面談の折々でこちらからも情報やコメントを口にして、ディスカッションなり意見交換なりを行なう姿勢を持つ。これはもはや、ひとつの礼儀である、ということを各所で学びましたよね。
 そのための徹底予習なのですが、予習するったって難しいことはなく、いまどきネットで2-3時間も渉漁すれば、先方さんに関する文献なりデータなりパワポなりが山のように手に入る。はっきしいってもてあますくらいに。これをひとつひとつ読み解いて、整理&再構成してやれば、5-6000字程度の報告書ならすんなりと書けるだろうし、まあゆっちゃうと、実際にそうやって書き上げ終えた報告だっていくつなりとあるわけで(←あるんだ(笑))、そういう報告の文書について、そこ盛り込まれた情報にだけ着目するならばそれは、現地に行かずしてネット予習の段階ですでに充分把握していた範囲ではありますよ。確かにそうです。なんだけれども、じゃあ、本当に現地に行かなくても同じこの報告文書が書けたのかと言うと、決してそんなことはない。絶対に書けてない。書けたのは、現地を実際に訪れたおかげであると、自信を持って言えちゃうわけなんですよね。
 予習で仕入れた情報をしっかり湛えた状態で、当地のライブラリアンと話をしていると、情報自体はネットにあったあのサイトで、あのPDFで、あのパワポで仕入れたものと同じではあるんだけれども、それが本人の口から発せられるときのノリがちがう。聴いてると、あれ、この情報はこの人ものすごい嬉々としてしゃべってはるな。そうかと思えばこっちの情報は眉も声もひそめてて、いかにも”ほんとはちがうんだけどね、そうは言えないんだよ、だからスルーしてほしいな”と言いたげな。ある情報については自身の感想を添えたりもする。時には、ネットではまったく別カテゴリにあった2つの情報を、さも連続しているかのように同じノリでしゃべり通すので、あれ、これって同じ土俵で考えるべき事項だったんだ、ということがそこで初めてわかる。かと思えば、併記してあったはずの情報の一方を意図的に省略して話すので、あれ、こっちの事項には触れないほうがいいのかな、と悟ったりもする。これによって、なるほど、ネットでは字面上もしくは体面上ああ書いてあったものの、そこにはこういう意味合いが含まれていたのだな、こういう文脈で語られるべき情報だったのだな、こういう札付きタグ付きの情報だったのだな、というような”言葉にできない説明”を受け取ることになる。アトモスフィアを介して。ネットで情報を得られた気にはなっていたんだけども、そのアトモスフィアをいったん吸い込んでみると、その実それはかなり断片的で、編集・整形済み、よそ行きの情報だったのか、ということに気付く。
 この辺りが「リアルでインプット」(右上)のメリットであり、わざわざ海外まで出向いて当地でインタビューなりディスカッションなりすることの旨味のひとつでしょう。正直、そのギャップ、やわらかいアイスクリームの中の砕いたナッツを奥歯のがりっと噛んだ時のような、脳に心地よい違和感というものは、相当にクセになりますよね。(←どんなだ)

 かくのごとく、ネットで得た整形済みの情報というものを、いったんリアルの場においてアトモスフィアの中で感じてみる。そのことによって、欠落し失われていた文脈や重み付け、直感のようなものを補完することができる。
 結論として、ネットもリアルも両方大事、という言になってしまうのはだいぶベタな気もしますが、これはまあ、理屈ではないですよね。しかも、断片的な情報が持つある種の危うさというものを思い出すと、いや、ベタとはいってもはずしてはならん肝だな、と思うのです。

 ところで、いくら陽気な海外暮らしとはいえ、自分ひとりが見聞を重ねていくだけで終わってるようであっては、研修の成果を京大さんに、もしくは日本の大学図書館業界に還元しようとするのには、いま少しまどろっこしい気が致しますな。”個人の研修”を”全体の研修”に、効果的に転化させたい、ということで、現地で記事をちまちまとしたためてはその都度報告していったのが、例の「日記」であり、これは先の座標で言う「ネットでアウトプット」(左下)に位置する典型と言えるますよね。やはりリアルタイムで、オープンに、情報共有を目的として発信することの効果には、言うに言われぬものがあった、押しも押されぬ魅力があった、越すに越されぬプライスレスだった、と実践してみてあらためて思うのですが、その一方でですよ。自分が「ネットでインプット」のほうの立場に身を置いてみると、前述のようなある意味での限界みたいなものを経験せざるをえなかったわけなんで、それを思うにつけ、ではいったい自分がやってるこの「ネットでアウトプット」は人様に対してどこまで有効に響いているのだろうか、いまひとつ届いていないのではなかろうか、という若干の不安を抱かずにはいられなかったというのも事実ですな。
 そんな疑問を、とあるタイミングで、日本の同輩・後輩に涙目で(註:嘘)投げかけてみたところ、いや、ちゃんと届いとりますよ、と。まったく知らない人が書く報告よりも、知人、すなわちリアル世界でつながりがあり顔も声も人格もわかっている”江上”が書く報告のほうが、より理解しやすいし、読みやすいし、何より現実味を覚える。知り合いである”江上さん”(もしくは”江上くん”)からの情報だから、体に落ちやすい、ていうのはあるよ、とのお言葉をいただきました。
 なるほどそう考えますというと、日記を読む人の大半は江上の顔も声も知らぬ人ではあろうけども、例えば”日本の大学図書館業界”というリアル世界の前提なり文脈なりというものを既に共有している種類の人が、その視点で書いた報告、というのは、未知らぬ土地の見知らぬライブラリアンによる文献なりデータなりパワポなりよりも、体に落ちやすいのかもしれない、とも思うのです。

 では、最後に右下に残った「リアルでアウトプット」ですが、帰国後、ハーバードでの経験や見聞を人前で話すという機会を賜り、幾く舞台か上演させていただきました。お運びいただいた方の多くは「日記」なりを既にご存知であり、そして私の話の多くはその「日記」の再演であったりもするのですが、不思議というかありがたいことにというか、「日記」で一度読んだことのある話であっても、実際に会って聞くとまた違って聞こえる、いやむしろ、あの「日記」に書いてあったことの意味が、リアルの場で話をきいてやっとわかった、というお言葉をいただいたりもします。知らず知らずのうちに私の顔にも、嬉々とした表情が表れてたり、眉がひそめられてたり、テンションが高かったり低かったり、しているのかもしれません。情報の向こう側から言葉にならない文脈めいたものがにじみ出てきているのかもしれません。さらには、聞いていただいている皆さんの反応にあわせて、話している私のほうの声や表情、トピックの強弱も少しづつ変わっていかざるを得んなこれは、という心持ですよね。
 というわけで、ネットとリアル、1粒で2度でも、いや何度でも、アウトプットの旨味を贅沢に味わってる感じです。帰国後半年のほっこり感とともに。
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2008年11月06日

HVUday・目録編まとめ--マンガのカタロギング(オハイオ州立大学)

 
・このトピックスについてのday・日記記事
 ハーバード日記 : 34. 日本のマンガを保存する図書館--Cartoon Research Library, Ohio State University
 http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/wordpress/index.php?p=61
 HVUdayマンガ夜話 第1夜
 http://hvuday.seesaa.net/article/83304931.html
 HVUdayマンガ夜話 第2話
 http://hvuday.seesaa.net/article/83305530.html
 Ohio State UniversityのCartoon Research Libraryについてご報告します。
 http://hvuday.seesaa.net/article/84766971.html
 マンガ学の講義を受講するアメリカの大学生が守らなければならないルールとは?
 http://hvuday.seesaa.net/article/83665779.html
 Discussing manga bibliography with Egami Toshinori of Kyoto U Library
 http://library.osu.edu/blogs/manga/2008/03/14/egami-toshinoris-visit-discussions-about-manga-bibliography/

・Cartoon Research Library (Ohio State University)
 http://cartoons.osu.edu/
・マンガ資料専門の研究図書館・特殊文庫
 1977年設立 (寄贈された漫画家の遺稿が母体)
 日本のマンガ・関連図書 約10000冊
・Manga blog, Ohio State University Libraries
 http://library.osu.edu/blogs/manga/
・OSCAR (OPAC)
 http://library.ohio-state.edu/search/

・MANGA Cataloging Manual
 http://library.osu.edu/sites/scc/locs/mangaprj.php
 (Special Collections Cataloging Department)
・日本のマンガに特有の出版事情・形態の解説
 書誌記述についての解説
 用語説明
・サマリー
 例:”A story about a wizard who works for the imperial court during the Heian period in Japan. He solves weird problems by using his magical knowledge based on the Ying yang cult.”
 →「陰陽師」
・ジャンルターム
 例:
 650 0 Baseball |z Japan |v Comic books, strips, etc
 655 7 Boys' manga |y Showa 1945-1989 |2 local
 655 7 Romance manga |y Showa 1945-1989 |2 local
 655 7 Sports manga |y Showa 1945-1989 |2 local
 655 7 School manga |y Showa 1945-1989 |2 local
・マンガを読み慣れた日本人には常識となっているようなことでも、米国人には理解しづらいため、サマリーやジャンルタームを入力してその内容を明らかにする必要がある。
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HVUday・目録編まとめ--OCLCにおける日本語対応の経緯

・このトピックスについてのday・日記記事
 ハーバード日記 : 32. 世界最大の図書館情報サービス – OCLC
 http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/wordpress/index.php?p=59
 ハーバード日記 : 33. 日本語は日本語のままで – OCLCのCJKシステム
 http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/wordpress/index.php?p=62
 OCLCの中の書誌を読んでみる
 http://hvuday.seesaa.net/article/83307008.html

・OCLC
 http://www.oclc.org/
 OCLC CJK Users Group
 http://oclccjk.lib.uci.edu/

・OCLCは
 コンピュータ・ネットワークを通して、図書館活動に必要な情報・サービスを提供する、非営利団体。
 1967年設立。
 オハイオ州・ダブリンにある。
 アメリカを中心に、112カ国6万館以上にサービス提供。
 WorldCatは、書誌レコード・8000万件 所蔵レコード・13億件 (2007年現在)

・1983年 RLGが先にRLINのCJK対応を開始
・1986年 「OCLC CJK 350」提供開始
 OCLC目録用端末で、ヨミから入力が可能
 (←→RLINはCJK専用端末で、キーボードで部首を入力)
 10館ほどのテスト運用からスタート
 1987年当時 日本語資料の書誌 約15万件

・1986年 紀伊国屋書店が日本代理店になる
・1987年 OCLCにAsia & Pacific 部門ができる
・1989年 ハーバード-イェンチン図書館が参加(ハーバード自体はRLIN)
・この時期
 各館のデータベース化が進行し、CJKにお鉢が回りだす
 大規模館がぼつぼつ参加
 ワープロ機能・カード印刷等の開発
 OCLC Tech Proによるカード遡及事業
・1991年 OCLC CJK Users Group 発足

・1991年 Windows対応システムの開発
 (まずCJKから着手、失敗しても全体に影響が少ない?)
・1992年 「CJK Plus」(Windows用)提供

・1995年 早稲田、日本語書誌を一括提供
 1995:約28万、2001:約28万、2004:約15万件
 2004年以降 月1回定期提供を開始
 2007年1月現在 計約75万件
 MARCフォーマット変換等で、紀伊国屋書店が協力
・1996年 イェンチン図のカード遡及事業
 ↓
・1997年当時
 日本語資料の書誌レコード 約114万件
 参加機関 約50機関

・1998年 「OCLC Access suite」提供
 Windows用CD-ROM
 参加館無料配布
 CJK取扱い用ソフト類をデフォルトで含む
 →特別な申請・手続きなしでCJK取扱いが可能になる
・2002年 「OCLC Connexion」提供

・2006年 RLG/RLINと統合
 2007年 RLIN書誌レコードを搭載 (4月ラテン文字書誌 7月CJK書誌)
 統合後 TRCの日本語書誌提供 (現在週1回)

・2008年2月現在
 日本語資料の書誌レコード 約248万件
 うち日本語記述を含むレコード 約220万件
(CJK記述を含むレコード 約440万件)
(RLINレコード統合前(2007年1月)
 日本語資料の書誌レコード 約167万件
 うち日本語記述を含むレコード 約142万件)

・OCLC Connexion (CJK対応はクライアント版のみ)
・レコードはMARC21方式
・CJK文字コードはMARC-8
・TRC・早稲田から日本語書誌を定期的に提供中
・紀伊国屋書店(米国)のOCLC書誌作成サービス
 (納品時に書誌がなければ作成してくれる)

・漢字の分かち書きの有無が、RLIN(有)とOCLC(無)とでちがう。
・OCLCでは書誌編集に資格が必要
 →RLINからの参加組はしばらく”新参機関”扱いだったため、書誌編集ができなかった
・TRCレコードの重複 (システム上の問題?)
・日米で書誌作成方針が異なる
 北米仕様に合致しないデータの混入・上書
・文字コードがUNICODEでない
 (UNICODEは使われていない。これは、JACKPHY文字はUNICODEを使わないとALAで決められたため。)

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2008年11月05日

HVUday・目録編まとめ--次世代OPAC・目録の検討


・このトピックスについてのday・日記記事
 ハーバード日記 : 42. 次世代OPACへ向けて
 http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/wordpress/index.php?p=70
・参考文献
 工藤 絵理子, 片岡 真. “次世代OPACの可能性―その特徴と導入への課題―”. 情報管理. Vol. 51, No. 7, (2008), 480-498 .
 http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/51/7/480/_pdf/-char/ja/

・Task Group on Discovery and Metadata
 http://isites.harvard.edu/k13676
・2006年秋 発足
 University Library Council (ULC)の委託でタスクグループとして活動(-2007秋)
・学内のDiscovery & Metadataのあり方を検討する
 −学内外の動向・情報技術のレビュー
 −その考察・評価
 −短期的アクションの提案

・2007年9月 最終報告書(Task Group Final Report)
 http://isites.harvard.edu/k13676
・趣旨
 ユーザの情報環境が大きく変化し、図書館サービスの革新が必要である
 短期的アクションプランを優先すべきである (長考している時期ではない)
 継続性と蓄積を重視し、慎重に行動すべきである (大幅な変更はすべきでない)

・動向のレビュー
 レレバンス
 ファセット
 視覚化(タグクラウド等)
 統合検索
 WorldCat Local
 FRBR
 RDA
 表紙画像・目次情報・書評情報
 ソーシャル機能 (レーティング・タグ等)

・考察・評価
 OPACの革新が喫緊の課題である。
 RDA等メタデータ標準の将来像は、まったく不透明である。
 いまは目録情報自体は変えず、その蓄積を利用するべき。
 表紙・目次等、目録情報の豊富化はすぐに必要である。
 一般図書は外注等で済ませ、特殊資料等に力点をおくべきである。
 外部で利用可能なオープンなシステムを構築すべきである。(マッシュアップ的な)
 多様化したユーザの情報行動を把握すべきである。
 トライアル&エラー、柔軟かつ俊敏な活動を行なうべきである。

・短期的アクション(2007/2008)の提案
 次期OPACに向けてのシステム調査を引き続き行なう
 ファセット・レレバンス・FRBRizedを優先して考える
 ソーシャル機能は優先しない
 目録情報の豊富化にすぐにとりかかる
 コースウェブサイトで使えるようにする(オープンの一環)
 業務効率化のため、学内における効率化成功の事例を共有する

・Discovery and Metadata Coordinating Committee
 http://isites.harvard.edu/k22482 (制限)
・2007年秋 発足 ←旧タスクグループメンバーがほぼ引継
・カタロギング、図書館システム、情報サービス、特殊資料等、あらゆるグループ・委員会を統括する上部組織として
・次世代OPAC等のdiscoveryシステムと、新しいcataloging体制の構築のため、舵取り

・Task Force to Select a New Discovery Platform
 http://isites.harvard.edu/k32321 (制限)
 各種OPACシステムについて継続調査中

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HVUday・目録編まとめ--テクニカル・サービス部署

・Harvard College Library Technical Services
 http://hcl.harvard.edu/technicalservices/

・このトピックスについてのday・日記記事
 ハーバード日記 : 37. HCL Technical Services
 http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/wordpress/index.php?p=65

・HCLのカタロギング専門部署である。
・主な役割は以下の通り。
 Widener Libraryの資料受入・目録業務
 Lamont Libraryほか学内図書室の目録業務請負い
 ハーバード図書館におけるテクニカルサービスの専門部署

・Widener Libraryのテクニカルサービス部門、としての役割が最も大きい。
・セクションは資料の言語・出版国別に分かれている。English, French/Italian, Germanic, Spanish/Portuguese, Asian/African
・発注→受入→目録という一連の流れを、各言語別セクションで行なう。
 選書・蔵書構築: ビブリオグラファー(本館に在籍)
 発注・支払: 受入担当者
 目録登録: カタロガー

・OCLC WorldCatへは、OCLC Connexionを使って登録
・HOLLIS・ローカルDBへは、Alephを使って登録

・OCLCに書誌がないときの処置
 →ミニマルレコード(最小限のデータ)をローカルのみに作成する
 →地階のバックログ書架に配架する(受入番号順)
 →Materials Management Teamが整理・管理
 →専用検出プログラム
  (OCLCを自動的にチェックし、該当する書誌が登録されたら、→cataloging)
 /or/→利用者リクエスト (HOLLISからオーダー)→cataloging

・現在のバックログ 約15000冊(2008.3)
・Cataloging Backlog Reduction Project (2005):それまでに10万冊たまっていたのを集中的に処理したプロジェクト

・Cataloging Support Services
・学内約30図書室の目録業務の請負い
・例:イェンチン図書館のうち、西洋言語資料のcatalogingのみを請負い

・アウトソーシング
・OCLC TechPro
・ヤンキー・ブック・ペドラー(図書のアプルーブルプラン、納品、書誌代理作成)
・海外の業者 (ドイツ・イタリア等)
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2008年11月04日

HVUday・目録編まとめ

 先日、京都・大阪で2回公演を終わらせてきた「ハーバード日記・目録編」のまとめを書いておくことにしますよ。すなわち、当地で見聞してきたトピックスのうち、catalogingにまつわるもののみピックアップします。

 ただ、そこで話したことの大方はすでにこのblogなり某日記なりで、わりと詳しめな感じですでに綴ってあること。
 かつ、最古で1年半前の情報になってしまうので、口頭でしゃべるならともかく、文字にして固着させるっていうのはだいぶいまさらな感があるな、ということ。
 などから、発表用のパワポの文言に補足をつけるようなレベルのノリにしておこうっと。

 という感じのまとめですよ。

・この研修の概要
・ハーバード大学図書館の概要
・古典籍補遺目録出版事業

 はカット。

posted by egamihvu at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

HVUday大反省大会--謝辞


 大反省大会と称したまとめは、これで終わりです。

 この場を借りて、全ての皆様にお礼を申し上げます。
 m(_ _)m


 でも、まだもうちょっと続く。
 (なんかこのままずるずる終わらなさそうな気がする)
posted by egamihvu at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月26日

HVUday大反省大会--何がそれを難しくしているのか

 
 日本からvisiting librarianに来てくれる人がなかなかいない。

 という話を、あちらでちょいちょい耳にしましたよ。
 中・韓からは積極的に滞在研修に来るのに、日本はとてものこと消極的である、とか。
 逆に短期でちゃっと来て、見学して、ぷぃっと帰るのはとてつもなく多いんだけど、それは見て、得て、帰る、ていうだけで何も残してくれないし、とか。
 たまさか呼べるプログラムを組んだところで、なかなか来てくれる候補があらわれず、招致・交渉の紆余曲折だったりとか。

 んー、まあ、いまのこの日本の大学図書館とその職員をとりまく状況であれば、1年なり半年なりの間、人員ひとりを空けるというのは、もちろん並みの難しさではなかろうとは思います。
 海外に行って滞在するだけで箔が付くことになる、というふうに思えるほど、そこまでは日本は図書館後進国ではない、と思いたい、ということなのかもしれんし。
 京大さんのこの研修だって、学内公募の末、江上以外に手を挙げたのがひとりいたのかふたりいたのか、詳しくは知らされていませんが、我も我もというわけでは決してなかった、というあたりは、そもそも日本の若年層が海外志向を持たず興味を失っている、とかいうふうに伝え聞くのも、なるほどそういうことなのかなあ、と思わなくもないよ。

 ただ、行きたい人も、行かせたい館も、まったくいないわけでは決してないはず。
 江上が今回行ったこと、及び某日記なりこのblogなりに対するお声だとかリアクションだとかを拝見拝聴するに、興味ないなんてことはまったくない。はず。と、思いたい。

 なので、だったらじゃあ、いかにかして”行きたい人”・”来てほしい側”・”行かせたい館”がうまいこと出会えて、プロジェクトが成立するという、橋渡しの、フィーリングカップルの、その出会い系の効果的な仕組みというものが築きあげられないか、というふうに思いが及ぶのですよ。 

 運命の相手に、出会えないのは何故?
 出会えそうになっても、すれちがってしまうのは何故?
 (注:OMなんとかではありません)

 個別交渉で探すのに手間や負担がかかっているから?
 行きたい人がどこにいるか、どうすれば見つかるかを、来てほしい側が知らないから?
 どこが来てほしがってるか、どんなプログラムがあるかを、行かせたい館側が知らないから?
 自館に行きたい人が現れたとき、どう対処していいかを知らないから? 上手な行かせ方を知らないから?
 実際行かせたらどうなるかがわかんないから?
 行きたい人だって、実際行ったらどうなるかがわかんないから?

 ということで、まあ、江上の考え付きやすい範囲(笑)のことで考えてみて。
 需要・供給の情報が集約されていない。
 経験者・経験館のノウハウや事例が共有されていない。
 ということなんではなかろうか、と。

 需要・供給の問題だけじゃなく、1年海外行く・行かす・来さすのって、解決されなきゃいけない課題も、のりこえなあかん障害も、事前に知っといたほうがいいコツも、あらかじめ回避されるべき失敗例も、どこをどう押さえたら効果的かというポイントも、たくさんたくさんあるはずなんだけど、それが整理され、集約され、共有されてなかったら、それは何? 毎回ゼロから始めなあかんの?てなって、そりゃまあ、偶さか機会が訪れたとしても、手を挙げるのに躊躇せざるを得んだろう、ていう。

 さて一方その頃、大学図書館業界では、いまやすっかり定着しつつある感の某モーテンソン研修。
 これだって、最初は様子見様子見だったろうと思うんだけど、数年経って、常連の貫禄すら見えてきてますよ。
 貫禄の理由は、数年間の経験が蓄積されたというところにあるだけではないでしょう。あちこちの大学からばらばらに派遣されているように見えて、取り仕切っているのは某□大図協さんや△大図協さんが中心、ということはイコール、情報やノウハウがそこに集約され、かつ共有されている。だからこそ、継続事業として定着しつつあるところ(=「ああモーテンソンね、いいんじゃない?」)まで来てるのではないかしら。と考えてみるのですよ。

 このモーテンソンさんの場合は、先方のプログラム自体に継続性があるから、日本側でも継続的に蓄積していけるものとして構えやすかった、てのはあるんでしょう。
 では、ほかに継続性が保ててるものがあるか?と考えてみたときに、慶應さんとトロント大学さんのエクスチェンジ提携のパターン。毎年慶應さんからトロントさんに派遣させて、聞けばもう4年で4人だとのこと。向こうからも来てはるし、継続と蓄積という点から言えば強固そうだなあ、と思えますよね。
 それから別の意味での継続・蓄積という意味では、九大さんの例。ざっと見ただけでも比較的短期間のうちに何人もの派遣が行なわれてますので、これはもう、学内館内にノウハウが蓄積される、されないわけがない、といううらやましいパターン。学内に複数人経験者がいれば、管理者側にもその実施経験が蓄積されてれば、次にまた誰か行かしましょか、ってなったときに実にスムーズに手際よく事が進むであろうことは、容易に想像し得る、というものですよ。
 あと注目してみたいのはエルゼビアさんのプログラムって?てことなんですが、これは今後の成り行き。
 そして、あちこちの文献を流し読みしていると、どうやらトロント大学さんは”迎える側”としての継続・蓄積の利をえているらしい、ということもなんとなくわかるよ。

 さて、以上はうまくいってる、ていうかうらやましいパターン。

 問題は、慶應さんなり九大さんなりじゃない、それ以外のほとんどの大学図書館が、そんな蓄積だの継続性だの持ちようがない、ということにありますよ。
 1週間の短期見学ツアーでこそ、それこそ山のように行なわれているようではあるものの、図書館員を半年・1年レベルで海外に行かせるなんてこと、それなりに大きな規模の大学図書館であったとしても、10年に1度あるかないか、ていう感じになっちゃうのではなかろうか。10年に1度のイベント、単発かつ個別なままの研修事業について、青果物としての調査結果だけならまだしも、経験だとかノウハウだとか、自館に蓄積されるわけがないし、されようがないし、偶さかされてみたところで活用される場もない。利点・問題点といったことへの知見だとか情報だとか、形成された人的ネットワークだとかが、そんな時代もあったねと、ときたま笑って話されるだけで、次へつながるということがついぞない。いや、大規模大学ならそれが1つでも2つでもあるかもしれないからまだいほうで、そうでない大学さんでは、情報もねぇ、人脈もねぇ、機会もねぇ、いや、機会が、無人島の沖を通る貨物船のように訪れかけたとしても、経験も蓄積もねぇから手の挙げようがねぇ、結果、スルー、ていう。

 もとから決して数の多くない、長期・滞在型海外研修の、経験やノウハウや知見やというのが、ぱらぱらと点在散在していて、それを偶さか必要とする人からは手の届かないところで、眠っている、としたら。
 もったいなさすぎやせんか、ていう。
 それはじゃあ、大学間の枠を越えたような場で持って、集約と共有をしましょうよね、ていう。

 もちろん、財源の確保だとか人員の確保だとか、そもそもの人材育成方針をどう持ってるかとかいう問題は、個々の大学に帰するものであると、そこはまちがいなくそうなんだけども、それらを解決し確立しあるいは透明化するための検証・情報共有の場みたいなの、あと、需要・供給の交通整理的なステージみたいなの、ていうのは、10年に1度あるかないかなんつってるレベルである以上、個々とかでまかなえるような問題じゃないんだから、それなりの場で形成しましょうようね、と。モーテンソンではある程度やれてるんだから。

 少なくとも、モーテンソンがあるからいいじゃん、つって、安心しちゃって、それ1個にゆだねて、なんか、ていのいい人材育成のアウトソーシングみたいになっちゃってないか、あれ? ていう変な心配しなくてもいいようなことくらいは、やってもいいよね、と。

 いうようなことを、実際行くことが決まった時にさてどっから情報収集の手をつけたらいいもんかと考えあぐねたり、過去にあった同様の海外研修事例を網羅的に探してみようと試みたらかなり手こずったりした江上が、考えてみた、ていう話でしたよ。

 モーテンソンについては、日本だったらあれくらいのこと国内でまかなってやらなあかん内容なんちゃうんか?ていう不審感もなくはないんだけど、ここでそれ言うと話がヘンになっちゃうので、それはまた別の。

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2008年10月21日

HVUday大反省大会--あなたの日記ものぞかせて

 研修の報告に大事なこと。
 オープンであれ。
 そしてできれば、リアルタイムであってほしい。

 それはもう、先に書いた(http://hvuday.seesaa.net/article/106483691.html)ことなんだけども、研修の内容どころか存在すら充分に周知されていないとかじゃだめだろう、と。報告も、例えば文書が書かれたとしても、そのファイルが内部向けの事務文書に留まったまま、オープンな場では公開されていない、ていう例も少なくない。運良くwebに載ったとしても、だいぶ見つけにくい・見つかりにくいところにある、ていうんでは、やはりちょっと哀しいかろう、と。
 いやこれね、探すのほんとにしんどかったですよ、見つかんないんだもの。

 成果が広く共有されなかったら、もったいない、ていうだけの話ではなく。

 研修? ああ、行く人が行くってだけのやつでしょ、あたしらにはカンケーないし、人が減るだけメーワクな話だっつーの、ふっ。

 研修内容を還元、つってみたところで、結局はその間に席が空くわけだし、元の職場にどえらく負担をかけることには変わりない。これが成り立つには、”研修”というものそのものに対する、たくさんの人の理解と協力というものが、どうしても不可欠ですよ。
 そんなところへ来て、「あたしらにはカンケーないし」なんてこと、思われてる場合じゃないっつー話ですよ。

 もったいないから、コスト回収、という以前の問題。
 還元は人のためならず、自分自身のためですよ。

 で、まあさらに言うなら、リアルタイムのほうが効果が高いし、後から思い出し思い出し書くよりも、その場でその時で書いたほうがええもん書けるし、なにより楽しいよ。

 ていうかですね、長期・滞在型の研修を実際に行なってこられた皆さんのなかにも、オフィシャルなそれはないものの、プライベートなレベルでのブログだのなんだので現地の様子を日々紹介してる、ていう例は、江上が見つけ把握してる限りでもたくさんたくさんあるのですよね。ありますよね。ねっ(笑)。
 これがもうあと一歩進んで、オフィシャルな場で展開され、その成果が広く共有される、ということを期待したいのですよ。

 ・・・・・・いや、そうはいっても、そのあと一歩がだいぶしんどいんですよね、うん。

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HVUday大反省大会--人事とシンクロナイズド

 ていうかですね、図書館活動・運営について全般的に学ばせる、などという極々ざっくりとした方針の研修って、そもそもどうなん? ていうのは、もっと問題視されていいんじゃないかと思うのですね。
 海外に行くことだけで箔が付く、とかいうようなレベルの研修なり国(失礼m(_ _)m)なりであればそれでもいいのかもしんないけど、そうじゃなきゃ、研修の目的なり期待される効果なりというものは具体的に意識されねばならんことでしょう。
 うん、じゃあ具体的にすればいいじゃん。っていう段になって壁にぶつかるのが、いまの日本の大学図書館人事のあり方なわけで、おおかたの我々が、個人に専門分野・専門職種が認められることなく、それどころか担当すら固定されず、不確定な人事異動をいつ何時となく受ける存在にある。すなわち、「この人は××をやる人」というのが認められても固められてもなくて、時の為政者の都合によってころころと変化するというんであれば、この人が海外の、いやさ、海外でなくたってどんな研修に行ったところで、その目的だのテーマだのってのが具体的には、そりゃまあならんでしょう。期待される効果、つったところで、それ自体、どういう職種のどこの部署で誰によって期待されることを言ってんの?てなるし。
 結果、漠然とした「人材育成」「マネジメント能力の習得」「実務の経験」「現地の事情調査」、そして伝家の宝刀たる「交流とネットワーク作り」といった言葉を並べるに至る。そういうことですよね。
 そんな看板で研修に来てて、じゃあ今度は迎えるほうにしたってですよ、この人、何やる人とも決まってないらしいし、帰国後何の仕事に就くかもわかんないってゆってるようじゃ、いったい何をどうしてあげたら役に立つんだろう?と考えあぐねてしまうことになるよ。もしくは、こないだ来たあの人、これこれのことをやってもらったり体験してもらったりどこどこに滞在してもらったりして、よかったね、と思ってたら、帰国後はぜんぜん違う内容の部署に異動したんですってよ。それどころか、図書館じゃないとこに異動したんですってよ。・・・・・・いったい私たちが協力してあげた研修はなんだったの(怒)。っていうことになるでしょう、そりゃ。日本のそういう事情をすでに心得ているライブラリアンさんに至っては、××について日本でも実現させるべく調査しに来ました、話を聞かせてください、なんてこと言ったところで、どうせ帰ったらじきにぜんぜん違うとこに行くんだし、実現なんてしやしないんだろうよ、ていうか、入れかわり立ちかわり来やがって、何度同じこと調べに来たら気が済むんだ、この人らは。ってなったとしても、文句言えんでしょう、そりゃ。

 何のための研修?
 ていうのが、行く側、迎える側、行かせる側、三方そろって具体的に意識されてること。
 ・・・・・・なんか、書いててむなしくなってきたなあ。そんなこともはっきりしてない研修って、なんでやってるの?て問われて終わりじゃないか。

 もちろん、ざっくりと漠然としてるからこそ得られる利点、ていうのはありますよ。あるんです、これは絶対に。しかも、それは他の方法ではまったく得がたい利点だと思います。
 なんだけど、その利点が得られたっていうのは、結局はかなりの結果論的な産物だと思うので、やっぱちょっとちがうとも思う。このへんはむつかしいけど。あと、極端にそれ一辺倒っていうのは、これはあきらかにおかしいね。

 九大さんの例で、長期研修の目的が明確に”機関リポジトリ”で、研修中も帰国後も両方その業務を担当、ていうわかりやすい例が、たぶん一番しっくりくるような気がするよ。それでいて充分に長期であれば、上記の”ざっくりしてるからこその利点”のほうだってだいぶ得られるんじゃないかという予想が立つので。

 自分が”行く側”になって、他のいろんな”行く側”の人の話をきいて、かつ、”迎える側”の立場のたくさんの人とざっくばらんにしゃべってみて、↑そういうようなことを、わりと痛切に、しかも切なさまじりで、考えてみたのでしたよ。
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HVUday大反省大会--いいことばかりじゃないけど

 これについては、再録。
 2007年9月7日
 http://hvuday.seesaa.net/article/54296296.html

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 海外の図書館を実際に見学したり、滞在していろいろ勉強したり仕事したりするじゃないですか。そうするとこれ、絶対的に、いいことばかり起こるわけでも、いい話ばかり聴くわけでもなんでもない。”アメリカの大学図書館”は日本の大学図書館員にとって夢のパラダイスでも理想郷でもなんでもない。日本と同じように、ほったらかされてる仕事もあれば、教員や大学の無理解もあれば、残念でうっとうしい管理職もいれば、お寒い先送りやたらいまわしもある。日本のほうが圧倒的に長じてる面だってあって、そんなことでどうすんだよアメリカさんよ、と思わず説教したくなることだって、なくはない。
 なんだけど、こういうちょっと公的なところで報告したりしようとするならば、まあ、そんなことはそうそう言えへんわなあ、と。いいことばかりかいつまんで言い立て並べないと、かっこがつかないってこともあるし、わざわざ報告する甲斐がないってのもあるし、何より、お世話になった先方さんのことをそうそう悪し様には言えるわけはないし。ほんとは先方さんのメリット・デメリット、自分らのメリット・デメリットを客観的に並べ立てて、それぞれのメリットを丁寧に分析・採用していければこれほどよいことはないんだけど、でも、やっぱどうしても「先方さんのメリットVS自分らのデメリット」という図式ができあがってしまっちゃう。
 ていう感じで、話をしてみると、結果、”アメリカの大学図書館”は日本の大学図書館員にとって夢のパラダイスであり、理想郷であり、ユートピアであり、よろしくネッであるというふうに、行ったことのない人たちにとっては聞こえてしまうわけなんで、そういう話を聞かされた結果、それにひきかえ自分らは、とブルーな気持ちでとぼとぼと会場を後にする聴衆が量産されるとしたら、そうじゃない、ちがうんだ、ということを、声を大にして言いたいと思うよ。
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HVUday大反省大会--お箸の国・ニッポン

 ハーバードさんなり、どこかしらのアメリカの大学図書館さんなりで、現在盛り上がっている活動とか、成功しているサービスとか、合理的と思われる運営・制度とかを、たくさん目にしてくるわけじゃないですか。ラーニングコモンズだとか、図書館カフェだとか、保存書庫のあり方だとか構造だとか、専門家を雇う人事制度とか、チャットレファレンスだとか、お昼休みの勉強会だとか。
 ところで、じゃあそれがとてもすばらしいということがわかったとして、それを今日明日にでも自国・自学の図書館に持って帰って、直輸入で導入してやろう、てなったときに、果たしてそれが可能かどうか、効果があるかどうか、なんていうのは、ちょっと落ち着いて考えないと甚だ疑問である、ということになってしまいますよね。
 そりゃそうだろう、とは思うんだけど、これが意外と、短期でだっと行って、ばばんっと見せ付けられて、うひゃぁと驚愕して、すぅっと日本に帰ってくる、ということをやると、なかなかそういうふうな落ち着いた、というよりは冷めた目で見るなんてことは難しいですよ。目新しいものなり違う世界なりをいきなり冷めた目で見る、ような達観した人なんて、そうそういないでしょう。それができるとしたら、ある程度長いこと滞在してからこそ、だと思うのですよ。
 ある程度長いこと滞在する、ちょっと冷めた目で見ることができるようになる。そうすると、一見輝かしいばかりと思われていた先進的・専門的な図書館活動・運営の、あちらこちらにほころびのように見えるマイナス面に気付いてくる。或いは、じゃあそのすばらしい活動や運営は具体的にどのようにして成り立っているのか、ということを目を凝らしてみたり、裏や横や斜からのぞいてみたり、逆算的につるをたどってみたり、土台をちりちりとほじくってみたりすると、ああ、なるほど、そもそも図書館以前に、この大学が、この社会が、この国の文化・習俗が、この土地の人間性が、こうこうこうだったから、この図書館が成り立ってるんだな、ということがやっとわかってくる。

 ミーティングでは誰がどう発言し、物事がどう決まっていくのか。
 図書館で使う膨大なお金はいったいどこから湧いてくるのか。
 そもそもこの国の人にとって”寄付”や”基金”とは何なのか。
 人を雇うとはどういうことで、人が働くとはどういうことか。或いは休むとはどういうことか。
 学生さんは授業でどんなタイプの課題を与えられ、それにクラスメイトとどう取り組むのか。
 そもそも学生さんはどこに住んでるのか、何を持っているのか。
 ふだんから何をどれほど飲み食いし、どれほど機関銃のようにしゃべるのか、どれほど他人に対して遠慮しないのか。
 24時間開いてるコンビニなんか1件もない大学街において、図書館の24時間開館だとか図書館カフェだとかの持つ意味は何なのか。
 いったいこの国のセキュリティ意識といい加減な油断さとのバランスはどうなっているのか。
 地震が起こらない土地では、書架の積み上げ方というのがどこまで大胆なものなのか。
 赤信号なんか誰も守ってる風に見えないのは、いったいどういう了見から来るものなのか。そんな人たちにとって、カタロギングルールとはどういう位置づけのものなのか。
 時間を守る、というときに、どこまでだったら守っている範囲になっているのか。一度口に出して言ったことは守られるという前提は、どこまで有効なのか。
 労働者はどんな顔して接客し、客はどれだけの行列に待たされることに慣れっこになっているか。
 それでいて自販機を誰も使おうとしない有り様っていうのはどういうことなのか。
 なぜ2回に1回くらいの食事が、手づかみでサンドイッチという羽目になってしまうのか。箸を使わず食事した後で、この人たちは図書館で何を手に取ろうとしているのか。
 注文したはずのチーズがサンドイッチに入ってないと訴えたときに、相変わらず無愛想なままでぷいと厨房に戻るのはなぜか。
 そして、こちらが自分から言わなければ、ドレッシングどころかマヨネーズも塩もかかってないサンドイッチを食べる羽目になるようなお国柄において、サービスとはどういうものと考えられているのか。

 というようなコテンパン(笑)な経験をしたら、図書館サービスなり運営なりのある側面だけを切り取るだけでもどうかと思うのに、ましてやそれを生のままで直輸入しようなんて、どんなハナモゲラ俳句だよ、てなるよね。

 ちょっと書きぶりがしつこくなってしまったけど、たとえ先進的または専門的なサービスや制度でも、そのまま日本の大学図書館に適用できるわけではない、ということは、長期・滞在型研修の経験者であれば少なからず語っておられること、だと思うのですよ。

 重要なのは、目に見えているサービスや制度そのものではなく、それによって利用者に何を保証しようとているのか、資料をどう守るつもりなのか、のほうなんだとしたら、その背景を理解することができれば、同じノリで我々の理想を実現しようとするにあたって、じゃあお箸の国・ニッポンではどう動けばよいか、ていうのが自ずとわかってくる、と、思いたい。希望。
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2008年10月20日

HVU大反省大会--L×I×V×E

 ハーバード大学の中の人になれる。
 これによるメリットがどれほど大きいか、ということですよね。

 図書館に入れる。図書館の設備と資料を使える。図書館サービスを体験できる。

 学内ネットワークだってアクセスできちゃうわけで、かつ、キャンパス内にはほぼ全域にわたって無線LANが効いているので、ラップトップPCがあればあらゆる場所が書斎ですよね。キャンパス外のネットワークからでも、認証通れるから学内ネットワークにアクセスできますよね。

 それだけでなくて、例えばメールアカウントを取得できる。これにより、学内向け&業務用メーリングリストに加入できる。学内向け&業務用webサイトにアクセスできる。図書館や事務局が発する学内限定の、内輪向けの、カレントな、なまなましい情報を得ることができる。
 学内向けの勉強会やミーティングに参加できる。アメリカのライブラリアンの活動・行動・考えの生の実態を知ることができる。直接彼ら彼女らとディスカッションをすることができる。学内の人脈をたどっていろいろな部署の様子を知ることができる。

 中の人になれたからこそ、おとといの深夜にあの通りの角で図書館帰りの院生が強盗に襲われたとか、クリスマス前の月曜日を休みにすることにしますとか、このたび我が部署ではカタロギングのルールをこう変えることにしますとか、学内のほとんどのライブラリアンが学術論文のオープンアクセスに反対はしないものの、自分の論文をオープンにすることには抵抗がある、と回答したとか、図書館システム(Aleph)の全学維持経費が年間4億円とか、そういう情報を得ることができる。

 すべてが、生。
 すべてが、リアルタイム。そして双方向、インタラクティブ。

 絵本入り込み靴。(←ちがうくない?)
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2008年10月18日

HVU大反省大会--↓、↑、そして↓↑。

 長期・滞在型の海外研修を経験して、それと、短期のとでは、どういった点が異なるのか、どういう特有なメリットがあるのか。あるいは、解決されるべき課題は何か。
 ちょっとつらつら考えてみた、という話。

 メリット的なところから。
 
 今回、そういう長期・滞在型の研修を経験した人たちの報告なり記録なりというのをざぁっと読んでみたのだけど、まあほとんどの人がおっしゃるのは、日本の事情をプレゼンで伝えることができた、それについてリアクションをもらった、興味深く受け取ってもらえた、それをもとにディスカッションができた、と。或いは、お互いの立場から意見を交換し合えた、お互いの刺激になった、同じ悩みや課題を持つ者同士で共感がどうのこうの、と。いうようなことですよね。

 インプット(↓)、だけでなく、アウトプット(↑)。そして、ディスカッションなりコミュニケーション(↓↑)。

 それが大事だとわかっているつもりでも、これが短期の訪問ですっと来てすっと帰るようじゃ、(↑)だの(↓↑)だのやってる暇なんかほとんどないからっつって、(↓)だけで終わってしまう。ていうか、長期で滞在してたって、がらっと異なった環境に身を置かされて、異国の言葉で、しかもつい昨日まで日本という、世界でも類を見ないほどその手の慣習の薄い文化環境にあった人間が、何の意識もなく自発的に(↑)だの(↓↑)だのできるかって、そりゃあだいぶがんばらないとムリでしょう。だいぶがんばった、ていう様子がみなさんの報告からありありと読めるし、それに比べて他国の皆さんはという驚嘆の様子も描かれているし、かく言う自分も、そのことを意識して自らを奮い立たせるようになるまでは、ある程度(註:相当程度)時間かかったよね。

 でも、気付いて、意識するようになってからは、わりとすんなりそういう行動がとれるようになったような気がするよ。自分の調査のために相手のとこに話を聴きに来た、ていうシチュエーションであったとしても、相手から話を聴くだけ・質問するだけではなくて、ああ、それは自分はこう思いますねとか、日本でもそれはこうですよとか、こないだ行ったどこそこでもこういうこと言うてはりましたわとかを、ちょいちょいはさむ、ていう。
 で、それやると、なにより気持ちいいんですよね。相手さんの表情や口ぶりがふわぁって変わるのが、見ててわかるから。いや、もちろん、だだすべりすることもしょっちゅうなんだけど(笑)。

 日本で、どこそこの図書館にお邪魔をして何々についてお話を、という場合には決まって「お話をうかがう」という言い方になりますよね。これが、欧米の図書館にお邪魔をして何々についてお話を、ということをメールでやりとりすると、十中八九、決まって”あなたとのdiscussを楽しみにしています”となる。

 まあ、↑そういうことですよね、これがすべてを物語っておられるわけだ。

 英語が通じる・通じないとか関係ない。相手の英語がわかる・わかんないとか関係ない。とにかく、そのディスカッションをしているシチュエーションがおもしろい。
 ていうことに気付く域に達するのにだいぶ時間がかかってしまったのは、もったいない話ではあったね。頭ではわかってても、体全体で納得するのに時間かかったね。

 加えて、短期でかなわず長期でかなう利点としては、インフォーマルなコミュニケーションの場というものが日常ふんだんに得られる、ということですよね。大小さまざまなパーティ、ソーシャルイベント、ランチ、会食、ミーティング前後でのおしゃべり等々。これがあるからこそ、わかる、得られる、理解できることって、そりゃあもう量り知れませんわね。そういうだからこそ伝えられるアウトプットというものもあるもんですよね。

 という具合に、先方さんに何かしら刻み残してくるものが、いくばくかでも持てるのが、長期・滞在型海外研修の一番の利点じゃなかろうか、と思うのでしたよ。

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2008年10月13日

事務連絡・ハーバードネタ公演のお知らせ

 ぜひおいでください。m(_ _)m


●日本図書館研究会情報組織化研究グループ10月月例研究会のご案内
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◎2008年10月月例研究会

テーマ:ハーバード日記・目録編 : 米国大学図書館での経験から
発表者:江上敏哲氏(国際日本文化研究センター)

日 時:10月18日(土)14時半〜17時
会 場:大阪市立浪速人権文化センター 5階集会室1
大阪環状線芦原橋駅下車、南出口を出てすぐ。
郵便局西隣です 
大阪市浪速区浪速東1-9-20 TEL:06-6568-0791

概 要:京都大学附属図書館とハーバード・イェンチン図書館との協議に基づく「図書系職員海外調査研修」のため、2007年4月から2008年3月までの1年間、visiting librarianとして現地に滞在した。イェンチン図書館はハーバード大学内の東アジア研究専門の図書館で、約120万冊の蔵書を有している。ハーバード大学やその他のアメリカの大学図書館・機関などを訪問しての調査研究、当地のライブラリアンの方々との情報交換などの中から、古典籍の整理・目録、米国における日本語資料のカタロギング、次世代OPACの検討や導入といった、目録に関するトピックを中心に報告する。
参 考:「ハーバード日記 : 司書が見たアメリカ」(京都大学図書館機構のWWWページ)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/wordpress/
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秘密のファイル

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2008年09月13日

HVU大反省大会--休題としての文献リスト

 

 で、ですね。
 自分のをふりかえってみるだけではちょっとあれなんで、ここ数年で、長期(1ヶ月以上と設定)滞在型の海外研修、図書館のね、そういったタイプの研修でどこぞへおいでになった方々の、その報告の論文なり文書なりを、だぁーっとかき集めてみて、ぐわぁーっと通読して、のわぁーっと考えてみたのですよ。
 日本の大学図書館の職員というのは、特に個々最近、しょっちゅう海外に行ってあちこち見学だの調査だのして来てはる。但し、そのほとんどが、短期・訪問型。1週間とか、2週間とか。それも、1週間ずっとひとところにいるわけではなくて、大駆け足大会で数ヶ所を巡る、スーパーお遍路の旅。自分もそのひとりだったし、公私合わせて何度か経験しとりますよね。
 さてじゃあ、今回初めて長期・滞在型の海外研修を経験したわけなんだけども、それと、短期のとでは、どういった点が異なるのか、どういう特有なメリットがあるのか。あるいは、解決されるべき課題は何か。
 といったことをですね、まあだいぶ私見ではあるのですけども、ちょっとつらつら考えてみた、と思いねぇ。


 次からは、そういう話。



 で、それに資する文献リスト。

庄ゆかり. "イリノイ大学モーテンソンセンターで学んだマーケティングはどう活用できるか". 若きライブラリアンの海外大学図書館研修 : Global Librarian Networkの形成を求めて : 平成19年度国立大学図書館協会シンポジウム実施要項. http://www.library.osaka-u.ac.jp/sympo/sho.pdf
森恭子. "ハーバード大学イェンチン図書館の実務研修は何を残したか". 若きライブラリアンの海外大学図書館研修 : Global Librarian Networkの形成を求めて : 平成19年度国立大学図書館協会シンポジウム実施要項. http://www.library.osaka-u.ac.jp/sympo/mori.pdf
片岡真. "ユーザーの視点によるサービス構築 : トロント大学図書館での経験". 若きライブラリアンの海外大学図書館研修 : Global Librarian Networkの形成を求めて : 平成19年度国立大学図書館協会シンポジウム実施要項. http://www.library.osaka-u.ac.jp/sympo/kataoka.pdf
星子奈美. "Queensland University of Technology (QUT)における機関リポジトリ業務の実際". 若きライブラリアンの海外大学図書館研修 : Global Librarian Networkの形成を求めて : 平成19年度国立大学図書館協会シンポジウム実施要項. http://www.library.osaka-u.ac.jp/sympo/hoshiko.pdf

鷹尾道代. "海外派遣研修の報告と今後の課題". 私立大学図書館協会. http://www.jaspul.org/kokusai-cilc/haken_report2003.html
梅澤貴典. "2004年度海外派遣研修報告書". 私立大学図書館協会. http://www.jaspul.org/kokusai-cilc/haken_report2004.html
峯環. "2005年度海外派遣研修報告". 私立大学図書館協会. http://www.jaspul.org/kokusai-cilc/haken_report2005.pdf
高井響. "2006年度海外派遣研修報告書". 私立大学図書館協会. http://www.jaspul.org/kokusai-cilc/haken_report2006.pdf
伊藤秀弥. "2007年度海外派遣研修報告書". 私立大学図書館協会. http://www.jaspul.org/kokusai-cilc/haken_report2007.pdf

Takeshi Kuboyama. 10 weeks @ the University of Pittsburgh Libraries: Realizing the differences…. Library Connect Newsletter. Vol.6, No.2, 2008.4, p.14.
大塚志乃. イリノイ大学モーテンソンセンター2007国際図書館員研修プログラムに参加して. 大阪大学図書館報. 41巻, 3号, 2008.3, p.10-11.
大塚志乃. "イリノイ大学モーテンソンセンターAssociates Programに参加して". 図書系職員勉強会(仮称)ホームページ. http://kulibrarians.hp.infoseek.co.jp/95th/95th.pdf
庄ゆかり. イリノイ大学モーテンソンセンターFall 2006 Associates Program参加報告. 大学図書館研究. No.80, 2007.8, p.108-120.
星子奈美. Queensland University of Technology (QUT) 研修報告. 九州大学附属図書館研究開発室年報. 2006/2007, 2007.6, p.36-42.
Librarian residency promotes international collaboration. Library Connect Newsletter. Vol.5, No.2, 2007.4, p.10.
峯環. アメリカの大学図書館における利用者サービスに学ぶ : イリノイ大学モーテンソン・センター国際図書館プログラムに参加して. 大学図書館研究. No.78, 2006.12, p.40-52.
土居純子. Go ahead!! : 在外研修で考えたこと : 在外研修レポート. 同志社大学広報. No.377, 2005.11, p.19.
岡本聖. 交換研修トロント大学図書館へ. MediaNet. 12, 2005.10, p.75-77.
梅澤貴典. アメリカの大学図書館運営 : モーテンソンセンター国際図書館プログラム参加報告. 大学図書館研究. No.74, 2005.8, p.40-54.
村田優美子. トロント大学での半年間. MediaNet. 11, 2004.10, p.62-63.
上野恵. スウェーデン ヴェクショー大学図書館からのメッセージ. 大学図書館研究. No.71, 2004.8, p.33-40.
鷹尾道代. アメリカにおける大学図書館員の専門性について : イリノイ大学モーテンソン・センター国際図書館プログラムに参加して. 大学図書館研究. No.71, 2004.8, p.17-32.

 多いと見るか、少ないと見るか。

 江上のは、また今度。

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HVU大反省大会--と、日記には書いておこう。

 

 とまれかうまれ、こういった滞米中の見聞なり調査成果なりというのは、自分のための記録として残すだけでなくて、その場その場でひとさまに読んでもらえる文章にまとめて、webで報告していったっていうのが、このHVUdayの話ではなくて、あの「日記」ですよね。始まったのが2007年6月。書いた記事が全部で43。だいぶ後半に偏ってはいますよね。それは、報告できるようなまっとうな活動をしてたのが後(ry

 ところで、この手の海外研修ってだいたいが「帰国後に報告」じゃないですか。帰国して、報告書をまとめて提出したり、それが何かしらの雑誌に掲載されたり、あるいは学内で2時間程度の報告会を開いて口頭で「行ってきました、こうでした」つったりして、まあ、終わりますよね。それが2回、3回と続くことも多少はあるにもしろ、まあ、終わりますよね。
 それってどうなん?て思いますよね。短期なら、まあ、いいとしても、1年行って、それ、ってどうなん?と。その1編の報告書で1年分の報告がまかなえるのか、と。その2時間の口頭報告で1年分の報告がまかなえるのか、と。まかなえないですよね。まかなえなかった自分がゆってるから間違いないし。
 あと、報告会が帰国後1ヶ月くらいで行なわれるとして、もっとも遠くて1年1ヶ月前の現地事情。雑誌掲載の報告を執筆して、審査されて、掲載されて、で9ヶ月から1年かかったとしたら、最も遠くて丸2年前の現地事情ですよ。どんな冗談だ、て思うよね。このドッグイヤーのご時世に。公転周期の違うどっかの惑星の話か、て思うよね。

 以前はそれがあたりまえだったんですけどね。
 いまや、そうでないほうが、あたりまえのご時世っていうね。
 インターネット様々ですよ。

 ていうのがあって、現地で知ったこととか経験したこととか見聞きしたこととか、そのときの最新情報なり図書館事情なりっていうのを、時間をおかずに、リアルタイムで報告する、ていう企画意図でしたよね。

 もうひとつ言えば、「そういえば最近誰々さんて見かけへんよね」「ああ、なんかどこそこに行ってはるらしいよ」「えー、何それ。何してんの」「いや、ようわからへん」、これまでこんなんばっかりでしたよ、正直。ひどすぎないか、これ。金銭的にも、人員的にも、業務負荷的にも大枚はたいて海外行かせてるのに、成果の共有どころか、行ってること自体が認識も理解もされてないとか、正気の沙汰じゃないだろう、と。1年1人遣わしといて、その間の蓄積のほとんどが個人の内部だけにとどまっとる、とか。大事なことなんでもう一度言うと、正気の沙汰じゃないだろう、と。

 ”個人”の研修から、”全体”の研修への転化。

 私自身が、皆様の目となり、耳となり、スパイ衛星となって、(註:でも、かなり分厚いフィルターと色眼鏡によるバイアスを、リボンのようにおかけして(笑))お伝えしますよね、ていう。もはやサービス業務ですよ。

 もっと言うと、教員とか学生とか一般の市民の皆さんに対して、図書館の活動とかってどういうもんなんだ、ていうのの広報的な意義も考えられるんだけども、まあぶっちゃけてゆっちゃうと、学内への図書系アピールですよね。ただまあ、書きぶりがどうしても図書館関係者向けになっちゃった感じがあまりにも大きくて、とても図書系以外の学内へのアピールなんて、かなってなかったんじゃないか、と思うよ。

 技術的な話はよくわかんないんだけど、江上の理解をざっと言うと、京大さんの図書館のwebサイトはXoopsというのを使って作られてて、そこに、wordpressというブログシステム的なソフトをのっけて、”一般のブログに良く似たwebページコンテンツ”を作った、ていう。ちなみに、この「日記」については構想段階から準備、実施、終了に至るまで、徹頭徹尾、「ブログ」という呼称を一切使わずに運営しきったよね。なんとなれば即ち、これを「ブログ」とゆっちゃうと、この企画の実現性が数千倍くらいハードル高くなっちゃって、たぶん実現できてなかったろうな、ていう。

 めんどくせえな、ニッポンの組織。

 でも、見た目は、完全にブログなんだけどね(笑)。

 この「日記」の日本側での実務を行なってくださったのが、京大さんのwebサイトを運営するとある小委員会の人たちでしたよ。
 記事を投稿するときは、まず江上がアメリカからこのwebページの編集サイトにログインする。記事を投稿する。その記事が、そのとある小委員会の上部組織である広報的なことの委員会によって査読される。問題がなければ数日中にそのまま公開される。そんな感じでしたよね。

 さて、この「日記」、自分の想定以上に読んでいただけてたみたいで、2度の一時帰国時にはいろんな方にお声をかけていただいて、ありがとうございました。すみません、なんか、遠いところから書きたい放題書いたみたいになっちゃって。某、大学図書館の問題を研究する研究会の年次的な大会とかでも、だいぶ取り上げてくださってて、すみませんでした。そんなことになるんだったら、もっとちゃんとしたこと書いとけばよかっ(ry

 収穫大だったなあ、と思う反面、ぜんぜんあかんやん、ていうことももちろんたくさんあって、もともとこの企画は、コメント欄なりを使って、米国側ライブラリアンと日本側図書館職員とのコメントのやりとり、ディスカッションのステージ的なものとして回転させていけたらおもろいよね、というようなことを考えていたのでしたよ。いたのでしたけど、まあそれって、「ブログ」という呼称を使うこと以上に数ミリオネア万倍ハードル高いよね。組織的にも、日本人気質的にも、そもそも江上の力量的にも。なので、そんなんとっかかりのかけらも見つけられなかったよ。
 書けるときに書ける記事を書く、みたいになっちゃったのも大きな失敗。計画性がないし、長らく間があいたかと思えば、長文を連続してでんと出したり、テーマもふらふらしててこいつ最終的に何をしたいねん、てゆわれてしまってもまったく仕方がない状態にはなってたよね。それだからこそ生まれる良さ、ていうのももちろんある、あるんだけど、それにしたってふらふらし過ぎてたよね(笑)。あれはあかんかったね。
 あと、これはまあ仕方ないっちゃ仕方ないんだけど、マイナス面が書けない。やっぱりね、一番勉強になるのは、先進行ってると言われるアメリカさんの大学図書館の、それでもなお抱えるマイナス面はどこなんだ、課題は、何をどう乗り越えなきゃならないのか、ていうところであって、それ込みで全体を見ないと、地に足の着いた吸収ってできないじゃないですか。でもね、書けないよね。失礼になっちゃうからね、お世話になってばっかりだった先方さんに対して。
 結果どうなるかってゆったら、賞賛賞賛のオンパレードで、日本の皆さんに、アメリカの大学図書館は桃源郷だ、ユートピアだ、トマス・モアだ、それに比べて我々は、つって、下を向いて歩こう的な感じになっちゃってるとしたら、やっぱまずいよね。ぜんっぜんそんなことないってこと、ちょっとでも現地に行ったらじきにわかるんだけどね。




 以上が、江上、こんなことやってたよ、ていうののまとめ的なの、でしたよ。
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HVU大反省大会--なんでも見てやろう


 っていうような、出かけてっての見聞を別にして、日常的には、このハーバード大学さんではどんな図書館活動をやってはるのか、運営をやってはるのか、ということについて、自分で適宜テーマを設定しつつ、調査してったって感じですよね。
 そのいくつか。

これぞプロ!貴重資料画像を支える専門家たち
結集!カタロガーたちの梁山泊
圧巻!1000万冊の保存書庫
マジっすか!年4万冊を修復する地下工房

 まあ難しいのは、1年てのがあまりに長すぎるし、加えてハーバードさんでかすぎるしで、なんか、距離感がつかめへんていうか、焦点の当て方がどうしてもピントはずれになっちゃうよね。1年あったら、こっちやむこうの事情とかががらりと変わっちゃうし。なんか、こうこうこうしよっかな、ていう青写真が、現地に行ってみたらどうにもしようがなくて、塗り替え塗り替えしなきゃやってけなくなったり。まあそういうのが、短期と比べて長期の難しさでもあり、さりながら、そうしながらやっていけるということがメリットでもあったりするのだけどね。
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HVU大反省大会--Go West to East! だから私は旅に出る・アメリカ横断大学図書館巡りツアー


 計9都市、15箇所。
 江上がこの研修期間中、米国各地の大学等図書館を訪れた数ですよ。ほほう、そんなに行ったか。行ったよねぇ。江上、旅好きだもんねぇ。主に東海岸地域になっちゃったのは残念だし、ほんとは8月のキャンセルがなければ、13都市21箇所くらいになってたかも。
 行って、見学・調査を行なう、ていうあれなんだけど、これだってイェンチンさんなりハーバードさんなりが、はい、ここに行ったらどうですか、先方とアポとっときましたよ、誰々さんから何々の話を聴けますよ、ていうようなことをお膳立てしてくれるわけでも、提案してくれるわけでも、そもそも行くこと自体について口出ししてくるわけでもなんでもなくて、まったくゼロの状態で、江上が行きたい/行くべきと考えるところに、行けるときに、勝手に行く、ていうあれなので、まず、行くこと自体を決める、から始まって、どこへ行く、何を調べる、誰に会う、その人とコンタクトをとる、交渉する、アポをとる、宿所を、航空券を、現地情報を、交通情報を、ていうことすべてを自力で(もちろんその過程で人様の手はたくさん借りる)実施するというのを、9都市15箇所。

 冬の頃なんか、飛行機乗り倒してたよね。

 マイル? たまんないよ。たまるような飛行機選んでたら、高くついてしゃあないもの。

 主な、行ったところ。

ハリー・ポッターの住まう桃源郷
ニコニコ動画に歓声を上げる学生たち
海辺の街のデザイナーズ・ホテル
Google様天孫降臨の地
オハイオの秋葉原
CJKカタロギング闘いの歴史

 だいぶ、おかしなコメントが(笑)。

 自分がいつもやるやり方としては、文献なりwebなりでふんだんに予習をしていって、本番ではもはや復習、なんだけど(ていうか、だからこそ)その復習で、現地でしか味わえない旨味なり得られない生情報なりを得てくる、的な感じなんだけど、それが、例えば「 計 画 通 り 」の調査が行なえることもあるし、或いは「だめだ、なんとかしないと」的に不発に終わることもあるし、そんなことより、先方さんから思いがけないオファーをいただいて、当初は考えもしてなかった貴重な体験、貴重ってほどではないけど(笑)おもろい体験をすることもあったしで、得られたものというのはハンパじゃなかったと思うよね。
 あと、やっぱりこういうのって、計画なり事前交渉なりというのを自力でやるからこそ効果倍増、みたいなところがあって、いろいろ交渉していく過程で先方の思わぬ事情を理解できたりもするし、自分の中でぼんやりしてたイメージがだいぶ明確になって問題点を掘り起こしやすくなったりもするので、人任せは、あかん、というよりもったいない、実に。
 それからどんだけ予習してったとはいえ、やっぱり実際に現地に行って、相手の顔を見ながら話を聴くと、あ、あの文献のこの文言は実際にはこういう意味やったんや、とかいうことがわかる。言葉に、肉付きなり、尾ひれなり、要は文脈というものがついてくれることで、理解度がぐっと上がる、ていう感じになるよね。
 でも一番の収穫は、いろんなタイプの、いろんな専門の、いろんな立ち場のライブラリアンの人に会って、かたい話、やわらかい話、明るい話、暗い話、情けない話(なさばな)、いろいろくっちゃべって、くっちゃべってっていうのは聞こえが悪いけど、意見交換なりディスカッションなりして、ていう、その経験ですよね。あの街の、あの図書館の、あの人と、あの話。もう、すべてが想い出ですよね。遥かなメモリーですよね。手に届くか届かないくらいの宇宙が澄みきってどうたらこうたらですよね。
 そして、そうやってディスカッションをする機会が増えるにしたがって、自分の英語力(註:正確には、英語を使ってのコミュニケーション力)がなんとなぁく上がってきてるのかな?ていう手応えを感じるようになるかならへんかくらいのところで、帰国(笑)。
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2008年09月12日

HVU大反省大会--周り見てください、これ全員ライブラリアンですよ。

 図書館集会への参加

 ここからは、図書館大会の類に参加したよ、ていう話。

 CEAL、即ち、Council on East Asian Libraries、要するに、全米の東アジア研究図書館のライブラリアンの人たちが集まる年次集会、ていうのがあって、これは、そのCEALの上部組織たるAAS、即ち、Association for Asian Studies、要するに全米のアジア研究の研究者の人たちが集まる年次集会が、毎年3月下旬から4月上旬のタイミングで開催されるのだけど、それと同じ時期・同じ都市・同じ会場・同じセリフ・同じ時、に行なわれるのが通例になっているよ、ていう。だから、時期が時期だけに、日本からの参加がいつも微妙な感じになってしまう。もったいない。
 とはいえ、全米の日・中・韓のライブラリアンなり研究者なり専門家なりが集まって、プレゼンなりディスカッションなりを行なうし、OCLCのCJK Users Groupミーティング、なんてのも行なわれる(註:参加し損ねた)よ。
 これが、アトランタだのどこそこだのという感じで、いろんなところで行なわれるんだけど、2007年は偶然ながらボストンで行なわれた、ていう。これは幸だったのか不幸だったのか。まあ、幸だろうな。

 で、NCC、即ち、North American Coordinating Council on Japanese Library Resources、要するに、全米の日本研究ライブラリアンの人たちが集まる年次集会というのも合って、これもまた、CEALでみんな集まるのとタイミングを同じくして開く、という感じになってて、だからこれも2007年はボストンだった、ていう。委員会やタスクグループがいっぱいあって、それぞれの活動報告をやっておられたよ。NCCはこの年次集会のほかに、いろいろと集まりをやってはって、ボストン美術館でデジタル化関係のワークショップとか、画像利用の許可に関するタスクフォースとかをやっておられたよ。画像利用の許可については、最近日本でもちょこちょこ記事が出ておられるので、目にした人も多いのでは。

 そして、天下のALA。泣く子も黙るALA。IFLAの数倍すごかった、ALA。全米から集まるライブラリアン3万人、分科会400。理屈じゃない、これは行っとくべき。体で味わっておくべき。一度、だまされたと思って、是非。ちなみに夏のほうだよ。冬は多分だいぶちがうよ。
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HVU大反省大会--紳士淑女の社交場、の章

 そんな忙しい毎日の合間に、ハーバードの学内のライブラリアンたちを対象とした勉強会だとか講演会だとかワークショップだとか、あと、業務に関わる内容なんだけど関係者限定というわけではなくて、学内の図書館職員であれば誰でも参加していいです、ていう内容のオープンなミーティングみたいのとかがあって、たっくさんあって、選びさえしなければ毎週のように何かしらの催事は行なわれている、ていう感じで、その情報は業務用MLみたいのにひっきりなしに流れてるので、お、これ良さげ、ていうのを一本釣りしては、お邪魔する、ていうのを、まあ出来る限り行くようにしてたよね、こういうのは。特に、業務に関わるオープンなミーティングなんて、生の現地情報なりライブラリアンの本音に肉薄できるという、貴重な体験なので、積極的に聞き耳立ててましたよね、ほとんど英語わかんなかったけど。でも、こういうのに触れられることこそ、短期の見学では絶対に経験できない、長期・滞在型ならではのことだし、その内容そのものよりもむしろ、いろんなライブラリアンの人のいろんな見解が聞けたり、ディスカッションの様子を目の当たりにしたり(註:自分に英語力さえあれば進んで山ほど発言できたはずなのに、悔しくてならん、悔しくてならん)、たまさか知り合った人と意見交換をして思わぬ交流を持てたり(註:1vs1ならわりと、どんとこい、になる)、とにかくなんてんだろう、なんかそのひと場面ひと場面を想い出深いと思える感じになるよね、純粋に。

 想い出深かったミーティングの類を、過去のHVUdayや日記でふりかえる時間。

自らの意見や能力をパブリックに示すことができなければ管理職にも専門職にも就けないと言っても過言ではないのだ、の章
機関リポジトリ? 何それ、おいしいの?、の章
次の時代のOPACを担うのはあなたたちです、の章
図書館事務長がバリスタになった日、の章

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2008年09月10日

HVU大反省大会--ハーバードの図書館で、日本の古典籍の整理をする。あと、愛も叫ぶ。

 これは、「出版事業」としての補遺目録プロジェクトとは別の営みになるんだけど、まあ今回の補遺目録の対象となっている資料の多くが、まだHOLLISに未収録であるわけなんで、これがHOLLISに収録されてくれないことには、補遺目録をいくら整備しようが、利用者に提供なんかできないし、アクセスもできなくなっちゃうよね、という問題があって、じゃあ、そのHOLLIS&OCLCに目録登録するっていうカタロギングの仕事を、江上が手伝う、ていう感じで当初やってたんだけど、残念ながらこれが途中で終わってしまったという事情があって、だいぶいまでも心残りになっているよ。

 ハーバードさんにおけるカタロギングというのは、まず、OCLCの総合目録データベースに書誌と簡易所蔵を登録して、しかるのちにハーバードの目録データベースにその書誌をダウンロードして、詳細な所蔵を登録する、という流れですよ。
 OCLCに登録する際に使われるのがOCLC Connexionと呼ばれる専用ソフトウェアで、CJK文字もここで使える(諸事情により若干の制約あり)。で、ハーバードさんの目録データベースに登録するにあたっては、図書館業務用システムであるAlephを使う。で、江上はその作業を、HYL内において江上にあてがわれた図書館業務用システム端末(ConnexionもAlephも入っとぉる)を使って、行なう、といった具合。

 OCLCやハーバードでの、ていうかたぶん北米での、日本語資料の書誌レコードというのは、ひとフィールドに日本語で記述したあと、それと同じMARC番号を持つフィールドをもうひとつ作って、同じ記述を英語(ローマ字)で併記する、そして、しかるのちに両者をリンク付けする、ていう仕組み。

 あと、日本古典籍のカタロギングとはいえ、適用する目録規則はAACR2なので、まずここで1回、世界観がぐにゃりと曲がる。で、CEALで作成されたガイドライン(Descriptive Cataloging Guidelines for Pre-Meiji Japanese Books)も見る必要があって、これが、NACSIS-CATの和古書コーディングマニュアルとちょっと似ててたまにちがう、ていう感じなので、ここでトラップにかかりまくる。さらに、まったく使い慣れていないMARCフォーマットとそのルール、それをベースにしたOCLCさん独自の運用ルール、もちろんハーバードさんのローカルルールもあるわけなんで、総勢でぼっこぼこにされる。

 で、古典籍でしょ。

 1日3つできりゃマシなほうでしたよ。(涙)

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HVU大反省大会--ハーバードの図書館で、日本の古典籍の整理をする


 ここからは、実際にどんなことをやってたのかということを、ひとつひとつ検証していく感じになりますよ。

 一番大きかった”実務研修”のひとつが、古典籍補遺目録出版プロジェクトでしたよ。これについて、徹頭徹尾関わったという感じでしたよ。  

 イェンチンさんには約14000冊(冊ですね、冊。1タイトル数十冊組とかでいうところの、冊)の日本古典籍があって、まあ大方はHOLLIS(ハーバードのOPAC)にも入ってるし、1994年に出版された冊子体目録たる『ハーバード燕京図書館和書目録』(通称・岡目録、ここには約3300タイトル)にも入ってるし、現物資料は貴重書室の中に入ってるしなんだけど。
 この、94年の岡目録に入ってなくて、未整理、ていう日本古典籍が1000冊くらいあって、それは、94年当時の収録になんでか漏れてたものであり、整理されてなかったものであり、あるいはその後に受入され移管されてきたものであり、という感じなんで、その冊子体目録を”補遺目録”として作らなあかんよね、ていうプロジェクトが、調査等を含めまあゆるゆると進行してたんだけど、このほど、いよいよその出版について具体化してきだした、という時期になってちょうど、江上さんがご登場・ご滞米、という運びになったので、じゃあそれについては江上に実務を担当してもらいましょう、という流れですね。

 といっても、このプロジェクトではいわゆる”図書館的に”カタロギングを行なうというのではなくて、”国文学的に”書誌調査を行なう、というパターンのやつで、実際の書誌調査と書誌の執筆は、国文研の先生がやります。ていうか、先生はもうこのプロジェクトのために2004年から何回かイェンチンにいらしてて、地道に書誌調査と論文執筆(補遺の資料に限らず、イェンチンさんの日本古典籍蔵書全体を概観する感じの)をやってらしたので、その成果をそろそろかたちに、という感じなのですけど。あと、出版は、江上が渡米するかしないかぐらいの時期にちょうど、日本の書店との出版契約が結ばれたのでしたよ。

 という、日本側キャストである、先生方なり出版社さんなりに対して、現地であるイェンチン図書館からサポートする、というのが江上の役目やったというふうに思うておいてください。イェンチンさんにはカタロガーなりサブジェクトライブラリアンなりを含め、日本人スタッフはたくさんいるんだけど、日本古典籍の取扱いを専門としているとか、通じているとか、そういう人がいなくて、なかなかこのプロジェクトの進行自体が難物だったみたいだったよ。だからまあ、そのお手伝いができて、よかったと思うよね。だいぶこれに時間を費やした感じになったけどね。しかも、いる間に終わんなかったし。いる間に出版されないとは思わんかったけど。

 具体的にやったこと。
 整理する。まず片付いてないから。対象資料が書庫の一角にごちゃっと山積みにされてたから。これを、調査済み/未調査とか、岡目録にある/ないとか、一個一個仕訳して、連番して、リストを作成して、ていう。
 過去の調査を確認する。先生とは別の人とかグループとかが、過去数回、ばらばらにいろいろと調査しておられるので、その調査結果を一通りチェックして、これは今回のと同じだから使える/使わない、とか、そういうののデータ整理みたいなこと。
 先生や編集の人のサポート。江上がこっちにいる期間にも、日本から先生が書誌調査に来はって、最後の追い込み的なことをやってはったんで、その調査をスムーズに進めてもらうように、いろいろ準備申し上げる感じ。あと、日本からの問い合わせに応じてリモートで江上が調査する感じ。あと、この出版物にはたくさんの、実にたくさんの量の論文類が寄稿されるので、その校正とか、事項調査とか、補足とか、その原稿のやりとりとか。編集の人とのやりとりも然り。
 ローマ字化。書誌本文や索引の書名・人名にローマ字を付与する。ただの変換作業じゃん、とか言うたらあかん。日本語をローマ字化するっていうのは、たんにアルファベットに直すだけでなくて、「分かち書きのスペース」と「大文字・小文字の別」という2つのハードルを越えねばならんのですよ。儒教書だの仏典だののタイトルなんか、どこで分けたもんやら、どれが固有名詞なんやら、て、泣きたくなったよ。
 イェンチン分類の付与。イェンチンさんは現在のカレントな図書についてはLC分類を採用してるんだけど、古典籍だけはいまもなお、当館の独自分類であり、かつそれが世界各地に広まってちょっと前までは欧米各国の東アジア系図書館の標準であったと言われる、イェンチン分類を採用しておられるのですよ。で、今回未整理だった古典籍には当然それがまだ付いてないので、付けないといけない。大方の分についてはイェンチンの方がやってくれはったんだけど、大方でない部分については、江上くんがやったよ。たいへんだった。分厚い冊子をめくって分類を探し当て、かつ、著者名を四角ゴウマに変換するという、四角ゴウマ、もう漢字を探して当てる気力もない。
 写真撮影。各先生の論文には、総計で約130点ほどの写真が図版として載せられるという。古典籍の1コマを写真に撮って、掲載するという。その、写真撮影っていうのを、ハーバードの図書館内部署であるImaging Serviceというところ、ここは図書館資料の撮影やデジタル変換的なことを専門的に行なってくれる部署なんだけど、そこのチーフのライブラリアンの人なり、カメラマンの人なりに、相談して、交渉して、こうこうこういう要領で、この資料のこことここを撮影してください、ていうのをお願いする、ていう。130点。1個1個梱包して、撮影スタジオに搬入して、ていう。3ヶ月かかったよね。これがかなりしんどかった。けど、Imaging Serviceの人と仲良くなれて楽しかった、ってのは、かなりあるよ。

 当初の予定を大幅に遅れつつも、めでたく、2008年6月に出版されましたよ。タイトルは、『ハーバード燕京図書館の日本古典籍』。謝辞に自分の名前の載ってるのを見るのは、やっぱりちょっと、うれしかったよね。
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2008年09月04日

HVU大反省大会--環境が変わったぞ号

 
 研修期間中の江上は、「ハーバード大学に在籍するvisiting fellow」ていう身分なので、一応、ハーバード大学の一員として扱われることになるのですよ。例、ハーバード大学の身分証が発行される。顔入りID。あと、職員番号とパスワードが付与される。この身分証なり職員番号なりが、図書館のIDにもなるし、ビル立ち入りのIDにもなるし、コピー機とか売店・カフェとかでの支払いをするクリムゾンキャッシュという制度のアカウントとしてもそのまま利用する、という。

 webサービスには先の職員番号とパスワードが使われるわけで、職員用ポータルサイトだとか給与システム(10000ドルの月割り支払いはこのシステムを使用)にログインしたりするよ。そして同じく、学内LANへのアクセスもできるし、キャンパス内には至るところに無線LANがあるので、お手持ちのラップトップPCを小粋に持ち歩いて(註:小粋かどうかは各人による)、職場でも、図書館でも、カフェでも、キャンパス内であればどこででもネットにつながるという、いま話題のユビキタス(笑)ですよ。ていうか、このID・パスワードを使えば学外からも学内LANにアクセスできるので、自宅だとか、街中のカフェから小粋に(註:小粋かどうかはry)学内限定サイトとかにアクセスできる、ていう仕組みでしたよ。PPなんとかではない。たぶん。

 例えば、HCL(もうさんざっぱら説明したけど念のため、ハーバードにたくさんある図書館たちのうち13だけがグループを組んどるもの)に所属する図書館の図書館職員だけがアクセスできますよ、ていう情報共有用webサイトがあったりするんだけど、じゃあ、そこへアクセスしてもいいですよ、ていう許可が江上(のID・PW)に与えられる。ことほどさように、ハーバード大学には職員向けとか教員向けとか学生向けとかWG向けとか誰それという条件を持つひと向けとかいうように、情報共有用webサイトがやまと郡山あって、もちろん図書館業務・サービス関係のものもそこにはあるわけなんだけど、じゃあ例えば江上がそれらのどれにアクセス許可されて、どれは不許可なのかっていうのは、サイトごとにそれぞれ設定されていて、江上がアクセスできるものもあれば、途中までならアクセスできるものもあれば、トップページだけでだがそれ以上は断る、ていうのもあるよ。

 そうそう、ハーバード大学でのメールアカウント(harvard.edu)を取得した、ていうのも結構大きくて、harvard.eduのメアドの人だけ加入できるよ、ていう図書館職員用情報共有MLとかもあるから、それに加入さしてもらって、生の小粋な(註:もういい)情報をしこたま仕入れられるという。

 このへんだな、やっぱ、短期と段違いなのは。

 あとは、ハーバードの図書館さんが採用してるシステムである「Aleph」を操作するための個人IDももらえたよ。但し、OCLCでカタロギングという仕事をしてはいたんだけど、そのIDは共有のだった。これは、もとから共有らしい。

 イェンチンでの江上の立場は、visiting fellowっていう肩書き。イェンチンの一員であるという扱いで、名簿にも名前が載せられるよ。名簿に名前が載るのは、載らないのとはだいぶちがうよね。で、イェンチンの中の「Japanese Acquisitions and Reference Section」ていうところ、つまり、日本分野研究を支えるために蔵書構築とレファレンスを行なうよ、ていうところに、いる、ということになってたよ。ここは、サブジェクトライブラリアン1人と、補佐のスタッフ2人からなるよ。カタロギング担当の日本人ライブラリアンとか、閲覧まわりの日本人スタッフとかは、また基本的に別部署だよ。

 江上は、そのセクションのオフィスに、机を与えられ、端末も与えられ、そこにいる、ていう感じになったよ。

 ライシャワー? いや、お知らせ的なことはぽつぽつ来てたけど、そこで特に何かをしてたとかではないよ。たまにパーティのお誘いとかあって、それは、行った(笑)。

 さてさて、この研修の内容として「業務実地体験」ていうのがあったと思うんだけど、これって別に、イェンチンさんなりハーバードさんなりで、これこれを片付けさせようとか、これこれを担当させようとか、担当業務を割り振られてたわけでもないし、なんとかモーテンソンさんみたいにプログラム的なのがあるわけでもなくて、基本、白紙。で、行ってから相談して、じゃあこれこれこうしましょうか、こうしてもらいましょうか、ていうのを、イェンチンさん側のニーズと、こっち側の来歴なり適性なり本国での職務なりとを勘案して、随時決めていったり、変更したりしていく、ていう感じでしたよ。だから、だいぶフリーっちゃあ、フリー。プレッシャーっちゃあ、プレッシャー。人によって向き不向きはあるかもしれん、ていうあれですよね。
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HVU大反省大会--遥かなるハーバード、の巻

遥かなるハーバード、の巻

 この研修ていうのは、そもそも、HYLさんがvisiting librarianを受け入れる、という事業でしたよ。HYLさんはもともと中国とかからのvisiting librarianの受入とかをずっとやってはったんだけど、じゃあ今回日本からもそれをやってみようっていうんで、3年限定のパイロットプロジェクトということで、毎年1人づつという要領で、東大さん、京大さん、(だいぶ交渉に時間かかって)慶應さんという感じでしたよ。

 研修者は、ハーバードのライシャワー研究所に在籍して、そこのvisiting fellowになる、ていう扱われ方なので、米国のJ-1ビザ(エクスチェンジ・ビジター)を取得しますよ。で、在籍はライシャワーさん、滞在するのはイェンチンさん、ということで、イェンチンさんの日本分野のライブラリアンさんの監督のもとに活動することになりますよ。

 で、京大さんはこの研修を行なうにあたって、学内に募集をかけたのですよ。これが2006年9月末。「平成19年度図書系職員海外調査研修」とかっつって。「研修先等において大学図書館の業務・管理運営に関する調査・研修及び交流を行なうことにより、図書の実務・管理運営における高度な能力を持つ人材を育成する」っつって。もっと言うと(言うか(笑))、「ハーバード大学(イェンチン図書館)の図書館業務実地体験」「特定テーマに関する実務研修、調査等」「ALAその他図書館に関する会議出席、米国大学図書館訪問調査、アメリカの図書館職員等とのネットワーク作り」をやってくるっていうあれなんだけど、誰か行きませんか、つって。募集対象は27〜35歳って書いてあった。ぎりセーフ(笑)。これより若くても老いててもあかんか、わからんわけではないけど、微妙だなあ。

 志望します、ていうひとは、「志望理由書」(なぜ志望するか、帰ってからどうするつもりか)を英語で書くし、「研修計画書」(テーマ設定、そのテーマで、結果、どうなるか)を日本語で書いて出せ、てなってたよ。

 12月に面接が行なわれて、研修者が決定したよ。

 研修期間は、2007年3月20日から2008年3月19日までになったよ。CEALっていう、全米の東アジア図書館のライブラリアンが集まる会の年次集会があるのだけど、その年次集会っていうのが毎年3月下旬とか4月上旬の時期にやってて、日本からそれに参加するのは年度替りの関係上至難の業なんだけど、それが、2007年度は3月下旬に、2008年度は4月上旬に行なわれるとおっしゃる、つまり江上がふつーのお役所的なスケジュールで4/1〜3/31という日程にしてしまうと、どちらにも参加できなくなってしまうわけですな、え、イジメ? なのでまあ、かけあって、そういう変則的なスケジュールにしていただいた、と。だって「CEALに参加しましょう」つうのはそもそもの研修内容にはなっから入ってるわけだし。

 この研修期間中の江上は、京都大学附属図書館情報管理課システム管理掛(なぜシス管?)に在籍しております、そして彼はただいま海外出張中であります、という扱いになっているよ。雇っておられるのは京大さんであって、ハーバードさんではない(そうなるとビザ的にひと手間ややこしくなっちゃう)。

 お金のことを言うと、研修中は京都大学側が給与を支払いますよ。で、これについては、ハーバード大学の雇用による米国滞在ではないですよ、いうことを、入国審査のこわいおにいさんたちに証明せんとあかんのでしたよ。彼は京大からこれだけ給与をもらってる、とかいう証明書とか。彼は1年したら絶対に日本に帰る、ていうイェンチン館長のお墨付きとか。

 で、ハーバード大学側としては、ライシャワーさんが10000ドルを交通費・奨学金として支給するのですよ。ここには、日本−ボストン間の往復旅費であるとか、CEALなりALAなりに出席しなさいていう図書館集会であるとか、米国内各地の図書館訪問に行くのの費用とかが含まれる。含まれるっつったって、いくらいくら使いなさいとか、使ったら報告しなさいとかではなくて、渡されて、使って、足りなかった(そりゃ足りんし)自分で出す、ていうあれでしたよ。これは月割りで支給されたよ、月800ドルとか。

 で、滞米中の住居費・生活費、医療保険(外国人は義務付けられているよ)等については、自己負担であるよ、と。

 ちなみに住居っていうのは、ハーバード大学によって用意されるというわけでもなんでもなくて、個人でアパートを契約したのでしたよ。月1150ドル(破産オワタ)。電気・水道・ネットっていうインフラと、でっかい家具・器具類ていうのは住居に含まれていたんだけど、その他の生活必需品は自分で調達した感じでしたよ。あと、ソーシャルセキュリティナンバーも取らなあかんし、銀行口座も開設せなあかんし、ていうことについてもそれぞれ、自分で手配したのでしたよ。
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2008年09月03日

HVUday 大・反省大会 -- あの1年を、ざっとまとめて、つぅっとながめて、ちょっと考えてみる の序章

 ひと区切り、というわけでもないのですが。
 あの1年を、ざっとまとめて、つぅっとながめて、ちょっと考えてみる、ていうことをひとつ書いておこう、と思ったのでしたよ。
 研修総括的なもの、という感じで。

 で、ちゃんとしたものは書けないので、じぶんなりの言葉で書いてみたよ。
 ちゃんとしたもの?(笑)

 HVUdayなり「日記」なりを、とびとびでしかごらんになってない方でも、とりあえず江上が何をしに行ってて、結果、どうだったのか、的なおおまかなことはわかる感じ、に、なってるといいな。

 特定のトピックでとか、どこそこの調査・見学してきた内容を、ていうんではなくて。
 この研修自体がどんなふうに転がってったのか、とか、そういうある種how to的なことを書いている感じですよ。
 だから、だいぶふわふわした内容になりそうなんだけど、じゃあふわふわしてる内容のは誰にとっても意味ないかというと、そんなことなくて、むしろふわふわしてるようなことってたぶん探しても誰も書いてる人いないので、書ける自分が書くよ、ていうパターン。
 江上お得意の、いつもの、ずるいパターン(笑)。

 に、加えて、それに基づき、ちょっとマジメ風に考えてみた、ていうのを、附たりで。

 何章かにわけて。
 順番、ちょっと変えつつ。


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2008年08月26日

ラーニング・コモンズでダイエット大作戦!・実践編

 「UMass Amherstのラーニング・コモンズ --94%の学生が週1で訪れる場所--」というタイトルなんですが。

 減量前と減量後のギャップをそこはかとなくお楽しみください。

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(減量前)
 筆者は、2007年3月から1年間ハーバード大学に図書館実地研修のため滞在し、その間に米国内各地の大学図書館を見学・訪問してきた。その経験に基づき、University of Massatuesets Amherst校(以下UMass Amherst)図書館(*註)のLC(*註)の実際について、見聞してきたことを報告したい。
 LCについては、すでにいくつかの事例報告(*註)があり、最近では日本での実践例(*註)も紹介されるようになってきた。UMassは米国のLC事例報告の”鉄板”でもあり、筆者自身も本研修の報告webページ「ハーバード日記」(*註)で既にレポートしている。本稿ではさらに踏み込んで、周囲の環境や背景など、現地を実際に訪れて知ることのできたことをまじえて報告したい。なお、このLCについては研修を随時報告してきたwebページ「ハーバード日記」(*3)にも投稿しており、併せてお読みいただければ幸いである。

(減量後)
 筆者は2007年3月から1年間ハーバード大学に図書館業務実地研修のため滞在し、その間に米国各地の大学図書館を見学・訪問してきた。その経験に基づき、University of Massachusetts Amherst校(以下UMass Amherst)図書館(*1)のラーニング・コモンズ(以下LC)(*2)について、現地を実際に訪れて知ることのできたことをまじえて報告したい。なお、このLCについては研修を随時報告してきたwebページ「ハーバード日記」(*3)にも投稿しており、併せてお読みいただければ幸いである。

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(減量前)
 UMass Amherstがある町・Amherstは、ボストンから西へ約100キロ、Smith College、Amherst Collegeなど5つの大学が集まる大学町である。中でも最大規模であるUMass Amherstはマサチューセッツ州の州立大学であり、学部学生約2万人、院生約2000人、教員約1000人。広大なキャンパスのほぼ中心に地上28階建てのW.E.B. Du Bois Libraryがあり、その地下1階にLCがある。
 UMassのLCは、従来型の図書館とテクノロジー、キャンパス・サービスを融合すること、学生の日常的な活動・共同学習・コミュニケーションを環境としてサポートすること(2006年 Annual Report)などを実現させたものである。言わば、”そこだけで学生の学習活動のほとんどをまっとうできる場所”であり、その成功ぶりは、冒頭の「学生の94%が、週に1度は訪れる」という数字にもあらわれている。
 このDu Bois Libraryでは24時間開館(金土深夜を除く)を実施しており、LCもその開館中であれば好きなだけ滞在することができる。実際に観察してみると、平日午後7時頃でほぼ満席、朝8時頃でもそこそこ人がいるという状態だった。地下1階--といっても実際には地上階であり、窓からの採光で充分に明るい--全体を占めるエリア内に、テーブル・一人席・グループ学習室・ソファなど、総計4-500人分ほどの席が用意されており、学習席のほとんどには計200台をこえるPCが備え付けられている。無線LANも設けられているので、持参したラップトップPCや貸出用ラップトップPCを好きな場所で使うことができる。

(減量後)
 Amherstは、ボストンから西へ約100キロ、Smith College等5つの大学が集まる大学町である。中でも最大のUMass Amherstは、マサチューセッツ州の州立大学であり、学部生約2万人、院生約2000人、教員約1000人。広大なキャンパスのほぼ中心に28階建てのW.E.B. Du Bois Libraryがあり、その地下1階にLCがある。
 UMassのLCは、従来型の図書館とテクノロジー、キャンパス・サービスを融合すること、学生の日常的な学習活動・共同学習・コミュニケーションを環境としてサポートすること等を実現させたものである。学習活動のすべてをまかなう場所として、その成功ぶりは、「学生の94%が週に1度は訪れる」(*4)という数字にもあらわれている。
 Du Bois Libraryは24時間開館(金土深夜を除く)を実施しており、LCもその開館中であれば好きなだけ滞在できる。実際、平日午後7時頃でほぼ満席、朝8時頃でもそれなりに人がいるという状態だった。地下1階--実際は地上階で、窓からの採光で充分に明るい--全体を占めるエリア内に、テーブル・グループ学習室・ソファ等、4-500人分ほどの席が用意されている。PC約200台のほか、無線LAN・貸出用ラップトップもある。

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(減量前)
 20近くあるグループ学習室は声が漏れないようにガラスで囲われ、壁付のホワイドボードも用意されており、ディスカッションには最適の場所である。とはいえ、そもそもこのLC自体”静かにすること”は求められておらず、むしろグループ学習・共同作業ができることを前提とした場所であり、学生同士のトーク・ディスカッションは当たり前のように行なわれている。それを「騒がしい」と感じる学生もいなくはないようだが、実際観察していると、無駄におしゃべりして遊んでいるという様子はほとんどなかった。また、ソファやいすにキャスターがついていて、学生が自分たちの使いやすいように席を移動させて、即席のミーティング場所をアレンジできる、というような配慮もなされている。これは学生から提案されたアイデアとのことだった。そして忘れてならないのは、こういった施設・環境作りの背景には「グループ・ディスカッションで課題に取り組む」という学習スタイルの定着がある、ということである。それを無視して施設だけを云々しては、ただの学生の溜まり場と変わりがなくなってしまう。学習支援とアメニティとは基本的に別物である。
 エリア内には他にも、コピー機・プリンタ・FAX・デジタルスキャナなどがあり、原資料やノートのコピーに始まり、論文・レポートのプリントアウトに終わる、という一連の学習活動をカバーしている。自動販売機では、飲み物・食べ物・スナックのほか、ポストイット・CD-R・レポートカバーといった文具・サプライ類、さらには耳栓や眠気覚ましの薬といったものまで買うことができる。図書館1階には深夜1時まで営業しているカフェもあり、LCへ持ち込んでの飲食も自由。ピザなどのデリバリーは入口で受け取ること、というルールまで提示されていた。ケータイでのおしゃべりはエレベーターホールのほか、cell phone boothというケータイ専用のボックスで、と決められている。これらは、学生の長時間滞在を前提としたサポート、ルールであると言えよう。
 なお、PCやそのOS、ソファ他什器類のほとんどは、寄付金を募ることによってまかなわれたとのことである。

(減量後)
 20近くあるグループ学習室は声が漏れないようにガラスで囲われ、ディスカッションに最適である。とはいえLC自体”静かにすること”は求められておらず、学生同士のグループ学習・共同作業が当たり前のように行なわれている。実際観察していると、無駄におしゃべりしたり遊んだりという様子はほとんどなかった。忘れてならないのは、「グループでディスカッションしつつ課題に取り組む」という学習スタイルが定着している、ということである。例えば、ソファやイスにキャスターがついていて、学生が自分たちの使いやすいように席を移動させ、即席のミーティング場所をアレンジできる、というような配慮もされている。
 LC内にはコピー機・プリンタ・スキャナ等があり、資料の複写に始まり、PCで執筆・編集し、印刷で仕上げる、という一連の学習活動をカバーしている。自動販売機では飲み物・軽食類のほか、ポストイット・CD-Rといった文具類、眠気覚ましの薬まで買うことができる。館内には深夜1時まで営業のカフェもあり、LCへ持ち込んでの飲食も自由。ピザ等のデリバリーは入口で受け取ること、というルールもある。学生の長時間滞在が前提であることがわかる。

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(減量前)
 このLCでさらに注目すべきは、ライブラリアンや学生スタッフらによる人的な学習支援サービスであろう。ここにはいくつかのサービスデスクやセンターがあり、学部学生の学習をそれぞれの方法でサポートしている。
 例えば「Writing Center」が行なうWriting Supportは、学生のレポート・作文・論文などの執筆についてサポートしてくれるサービスである。Writing Support自体は、LCが設置される以前から、図書館外の学内部署によって行なわれていた教育プログラム(University Writing Program)の一環である。授業でのレポート課題等を抱えた学生をサポートするもので、文章の構成方法や読みやすさ・文体・文法などについて、院生・学部生スタッフが相談にのったり個人レッスンをしたりする。この学生スタッフたちはそれぞれ自分の専攻分野を持つほか、少なくとも1年間の「Tutoring Writing」クラスで充分にトレーニングされており、チューターとしてのスキルを備えている。もともとは学内の学生会館に居を構えていた部署であったが、LCの設置を機に、図書館内でサービスを行なうことになったものである。なお、LC内ではないが、図書館10階には「Learning Resource Center」があり、学部1-2年生レベルの学習指導・相談や補習等を行なっている。
 他にも、「Career Services」という学内の就職担当部署が設けた出張デスクでは、就職情報の提供、個別相談、模擬面接やレジュメ作成の指導などが行なわれる。また、「Academic Advising」は学内の学生サービス部署が設けた出張デスクであり、「Career Service」同様、LCの設置を機に学生会館から館内に移転してきたものである。
 図書館がサービスを提供しているデスクは、「Learning Commons and Technical Support Desk」と「Reference & Research Assistance」の2つ。前者では3交代制のライブラリアンと学生スタッフが24時間駐在しており、全般的な案内・サービスのほか、PCまわりのテクニカルなサポートを行なっている。後者は、図書館のレファレンス・サービスがLC内にデスクを設置したものであるが、フロアのほぼ中央、PCが集中的に配置されているエリアに隣接している。実際に学習活動を行なっている学生たちのすぐ隣であるというだけでなく、カウンターが円形でどの方向へも向けること、さらにはその位置が高くライブラリアンの目線と通り過ぎる学生の目線がほぼ同じであることが功を奏してか、気軽に声をかけやすい存在になっているようである。実際、筆者が現地を見学したときも、何人かの学生がさまざまな質問や相談を気軽に投げかけていた。また、このデスクの背後には半透明のパーティションで区切られた小部屋があり、長時間のレファレンス相談にも対応している。
 そして、上記のような人的サービスが設けられているのも、そもそも学生の学習のあり方が「自ら調査・考察のうえレポートを執筆する」ことが中心であるため、ということに留意しておかなければならない。LCは単なる席貸しの延長ではない。

(減量後)
 このLCと”席貸し”との最大の違いは、ライブラリアンや学生スタッフによる人的な学習支援であろう。
 例えば「Writing Center」が行なうWriting Supportは、学生のレポート・ライティング課題等についてサポートしてくれるサービスである。これは大学による教育プログラム(University Writing Program)の一環だったものが、LC設置を機に図書館内でサービスを行なうようになったものである。1年間のTutoring Writingクラスで充分にトレーニングされた院生・学部生スタッフが、ライティングの実際について相談にのったり個人レッスンをしたりする。
 図書館がサービスを提供しているデスクは、「LC and Technical Support Desk」と「Reference & Research Assistance」の2つ。前者では3交代制のライブラリアンと学生スタッフが24時間駐在し、全般的案内やPCまわりのテクニカルなサポートを行なっている。後者は、図書館のレファレンスデスクがPCエリアに隣接して設置されたもの。その配置が功を奏してか、現地見学中も何人かの学生がさまざまな質問や相談を気軽に投げかけていた。背後には仮設の小部屋もあり、長時間のレファレンスに対応している。
 そもそも学生の学習のあり方が「自ら調査・考察のうえレポートを執筆する」ことが中心であるからこそ、これらの学習支援が歓迎されるのであろう。

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(減量前)
 この図書館を利用している学生に、実際に感想を聞く機会を得た。
「寮の部屋や自宅より集中できる」「プリンタなど、自分の持っていない機器を利用できる」といったプラスのコメントをいくつか聞いた。実際の利用を見てみても、Microsoft Officeでのレポート・プレゼン資料の作成、数人で寄り集まってのディスカッション、資料のスキャンやプリントアウトなど、従来の図書館閲覧室から一歩踏み込んだ活用がされているようである。
 ただ、「人が多くて落ち着かない」という声もあった。これについては、館内に「Quiet Study Area」を2箇所設けることで対応しているようである。LCが成功した施設であるとはいえ、それひとつ用意していれば事足りるわけでは決してない。学生の多様なニーズに合わせた柔軟な姿勢が不可欠である好例と言えよう。
 また、「LCでグループ学習などをしていても、参考図書などの本が必要になって、結局はその本がある閲覧室へ移動する」という声もあった。LCのフロア内には相応数の参考図書が配架されており、学生たちも実際にはたくさんの本・冊子・プリント類を抱えながらPCに向かっている。席やPCだけでなく、書架に並ぶ図書へも24時間アクセス可能であることが、この図書館の強みと言えるだろう。
ただし、どの階の書架・閲覧スペースへも24時間立ち入り可能とは言え、深夜になれば上階へ行くほど人気が少なくなり、危険だ、という話も聞いた。1階エントランスには警備員が常駐し、館内各所に連絡用の電話があるとはいえ、学生も深夜の上階にはなるべく行かないようにしている、とのことである。

(減量後)
 LCについて学生に感想を聞く機会を得た。「寮の部屋や自宅より集中できる」「プリンタ等、自分の持っていない機器が使える」と好評であったが、「人が多くて落ち着かない」という声もあった。これについては、館内にQuiet Study Areaを2箇所設けることで対応しているようである。LCが成功しているとはいえ、それひとつ用意していれば事足りるわけでは決してない。学生の多様なニーズに合わせた柔軟な姿勢が不可欠である。
 また「LCでグループ学習をしていても、参考図書等の本が必要になって、結局は書架のフロアへ移動する」という声もあった。LC内には相応数の参考図書が配架されており、学生たちもたくさんの冊子・プリント類を抱えてPCに向かっていた。席やPCだけでなく、書架・図書へも24時間アクセス可能であることが、この図書館の強みと言える。ただし、深夜には上階ほど人気が少なくなり、危険だ、という話も聞いている。

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(減量前)
 UMass Amherstにはキャンパス内各所にたくさんの学生寮がある。28階建て図書館の上層階から眺めると、ベッドタウンの団地群のようにも見えた。約20000人の学部生のうち、1年生は入寮が義務、2年生以上もその大半が寮にとどまっているとのことであり、学生の多くが1日中このキャンパス内で生活していることになる。ルームメイトとの相部屋生活ということになれば、室内で落ち着いて勉強することは難しいだろう。キャンパス内には学生たちの生活を支える広大な食堂・フードコートや売店などがあり、実際に利用してもみたが、必ずしも長時間滞在して勉強を続けるのに適した環境というわけではない。LCがなかった頃には、ここの学生たちはいったいどこで勉強していたのか、と訝しく思う。
また、このキャンパスはAmherstの中心街から車で10分ほどの郊外にある。周辺を草地や林に囲まれた申し分ない自然環境ではあるが、コーヒーショップやファーストフード店といったものは徒歩圏内にはない。Amherstの中心街にしても、1キロほどのメインストリートにレストランやカフェが並んではいるが、20000人の学生が気軽に足を運んだり、座り込んで勉強したりという場所はほとんどなさそうであった。さらに車で20-30分ほどのところに別の街があり、さまざまなショップなどが並ぶ若者に人気の土地であると聞いたが、そもそも、学生の多くは自分の車を持っていない。
 要するに、それまで学生にとって長時間集中して学習できる居場所がほとんどなかったところへ、場所、機器、人的サービスのそろったLCが誕生した、ということになる。その成功はあらかじめ約束されていた、と言ってしまってもいいかもしれない。
 これと逆の状態にあるのが、ハーバード大学の学部生用図書館・Lamont Library内の図書館カフェである。2006年に開設したばかりのこのカフェは、人気を博しているとは言え、学部生7000人を受け入れることができるほど充分には広くない。が、似たようなカフェであれば、ちょっと通りを渡ればこの図書館の近所に何軒も並んでいる。そもそもハーバードのキャンパス内にはコモン・スペース――建物のエントランス付近や見通しのいい窓際に、テーブルやソファが並べられている――がいたるところにあり、誰もが自由に居座ったり寄り集まったりしては、食事をとったり勉強したり、時にはグループ学習やインストラクションのようなことも行なわれている。その中にあって、この図書館カフェはあくまで数多くある学生の居場所のうちのひとつ(新しくできた、ちょっと便利な)であり、だからこそ、人気があるにもせよ、人が集まりすぎて混乱状態に陥る、といったことがなくて済んでいる。
 LCも図書館カフェも、ともに居場所としての図書館の機能として、昨今よく話題になるキーワードではある。が、いずれにせよ、図書館それ単体で考えていればよいというものでも、ましてや客引きを第一目的として作られるべきものでもない。キャンパス内、及びその周辺も含めて、学生の居場所がどこにどれだけあり、学生のニーズがどのようにどれだけあるか、全体のバランスの中で考えられるべき問題ではないだろうか。

(減量後)
 このキャンパスはAmherstの中心街から車で10分ほどの郊外にある。学部生の多くが学生寮での相部屋生活(1年生は入寮が義務)で、1日中キャンパス内で生活していることになる。広大な食堂や売店は長時間の勉強を前提とした施設ではなく、コーヒーショップやファーストフード店といったものも徒歩圏内にはない。Amherstの中心街にしても、1キロもない表通りにレストランやカフェが並んではいるが、2万人の学生が気軽に足を運んで勉強できる場所ではない。LCがなかった頃には、ここの学生たちはいったいどこで勉強していたのか、とさえ思う。要するに、それまで学生にとって長時間集中して学習できる居場所がほとんどなかったところへ、場所、機器、人的サービスのそろったLCが誕生した、ということになる。その成功はあらかじめ約束されていたようなものだろう。
 昨今話題となりがちなLCや図書館カフェだが、たんなる図書館生き残り策としてではなく、キャンパス内やその周辺も含めて、学生の居場所がどこにどれだけあるか、学生の生活と行動に見合っているか、全体のバランスの中で議論すべき問題ではないだろうか。
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2008年08月11日

ハーバードの報告類をまとめてみるよ。

 (1)
 6月下旬に、日本図書館研究会というところの、第254回研究例会として、2時間ほどの口頭発表を行ないましたよ。
 ↓http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/reikai/2008/254invit.html
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第254回研究例会
ハーバード日記 : 司書が見たアメリカ
日時: 2008年6月20日(金)19:00〜21:00
会場: 大阪市立弁天町市民学習センター 第3研修室
発表者 : 江上 敏哲(国際日本文化研究センター)
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 レビューができとるな。
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/reikai/2008/254report.html
 
 ペース配分を誤った、というか、参加者数がそれほど多くなかったので、これは質疑応答時間少なめにしないと持たないかも、という目算から、だいぶ意図的に肉付けしながらしゃべった感じだったんだけど、それでも誤った、という感じだった。
 でも、やっぱちゃんと説明しようと思ったら、前置きの説明ってどうしても長くせざるを得んのですよね、特にハーバードさんみたいなでっかい規模のところだとね。2時間ドラマとかで、人物やシチュエーションの紹介に1時間弱かかってしまう感じのやつ。

 (2)
 某京大の勉強会での第2回目公演。
 ↓http://kulibrarians.hp.infoseek.co.jp/101th/101th.htm
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第101回勉強会
内容: ハーバード日記 : 司書が見たアメリカ
発表者: 江上敏哲(国際日本文化研究センター)
日時:6月27日(金)18:30 - 20:00
場所:京都大学附属図書館3階研究開発室
終了後、懇親会あり
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 参加者17名。こっちのが多かった。
 レビューもできとるので、
 http://kulibrarians.hp.infoseek.co.jp/101th/101th.htm
 上記のと読み比べてみてください。

 (3)
 岡本さんのARGのイベント「ARGカフェ」で、5分トークをしてきましたよ。
 「ネットとリアルの境界線」というテーマで。
 要は、どこぞの図書館に見学に行くのに、webで充分予習しているともう90%は判った気になるんだけど、実際に訪問すると、現地に立ってみて初めて気付くこと(音とか光とか空間とか見え方とかからくる違い)もあるし、実際そこの人と話をしてみて初めて気付くこと(情報に肉付けがされ、評価がされ、各情報の持つそもそものノリの違いが、トークの端々にあらわれる)もあるし、ていう感じの話をしましたよ。
 これは、余裕があればいずれ再録したいよ。

 (4)
 それから、大学図書館問題研究会の月刊誌である「大学の図書館」に、原稿を依頼されて書きました。
 UMass Amherstのラーニング・コモンズについて。
 タイトルは「UMass Amherstのラーニング・コモンズ--94%の学生が週1で訪れる場所--」。
 「大学の図書館」は、封筒を開けて取り出したときに、1ページ目の上半身に目次がでんっと出るので、そこで目にとめてもらえやすいように、ちょっと長かったけどがんばって、キャッチーな数字を副題にねじこんでみたよ。
 ・・・・・・長すぎるっつってカットされたら、終わり\(^o^)/。

 そもそも江上は、ラーニング・コモンズについて一家言持つような者でもなんでもなかったんだけど、どうもあの「日記」(http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/wordpress/index.php?p=44)はいろいろと目にとめてもらえてたみたいで、ありがたいことに、依頼をもらったよ。ていうかぶっちゃけ、UMassに行く1週間くらい前まで「ラーニング・コモンズ」ちゅう名前すらほとんど知らなかったんですけど。ただ、やっぱりモノが”場所”であるだけあって、現地を見た経験があるか/ないかでは、たぶんぜんぜん筆のノリが違っちゃうんだろうなあ、とは思うよ。

 (5)
 「漢字文献情報処理研究」というところから依頼されて、いま、蔵書デジタル化事業についての原稿を書いているところですよ。これも、「日記」(http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/wordpress/index.php?p=66)で目をとめていただいた次第。
 あのトピックは、もっと書きたいことあったけど書けなかった、みたいになってたので、よかったよ。

 (6)
 載せてもらえるかどうかはわかんないですけど、研修総括的なのを原稿も、どこぞに投稿するべく、がんばって並行して書いてるところですよ。
 これは特定のトピックでとか、調査・見学してきた内容を、とかいうんではなくてむしろ、この研修自体がどんなふうに組まれて、どんなふうに実践してきて、どういうことをやってきたのか、ていう、どっちかていうとhow to的なことを書いている感じですよ。だから、書いてるとだいぶふわふわしそうになっちゃいそうなんだけど、そこをできるだけふわふわしないように、後代に残せるよう、事実を固着させて形にする感じで、ていう。
 ていうか、そういうのって、探しても書いてる人あんまいないし、そういうのを書けるのは当の本人だけだと思うので。どこぞで採用してもらえればいいけど。

 (7)
 10月には、日本図書館研究会の情報組織化研究グループ(旧・整研)で発表の予定ですよ。
 http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/meeting/news.html#200810
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 日時: 2008年10月18日(土)14:30〜17:00
 会場: 大阪市立浪速人権文化センター 5階集会室1
 大阪環状線芦原橋駅下車
 テーマ : ハーバード日記・目録編 : 米国大学図書館での経験から
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 そんな感じです。

 なので、このblogもまだイキでやってます。たぶん。
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2008年06月19日

大誤算大会だった


 「全体をざっとヘッドラインだけ語る感じにしといて、その上で、具体的にどのトピックに重点を置いてディスカッションするかを、お客さんの側からあげてもらい、その場で話をしていく」

 イコール、全トピックについて準備が必要になってしまった・・・。
 めっちゃ時間かかった。(涙)

 悔しいので、これをバネにして、当初考慮してなかった「なにかしらのペーパーにしてどこぞに投稿」を具体的に考えるようになったよ。

 どこがいいだろう。


posted by egamihvu at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ぱわぽができたよ。

 ハーバード報告のための、ぱわぽ。
 どこよりも早く、勝手に公開!(笑)

HVUreport_forhandout.pdf

 これはハンドアウト用。
 投影用は、待て次号!

 
posted by egamihvu at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月14日

NDCで言えば総記?

●この研修は

・Harvard-Yenching Libraryによるvisiting librarian受け入れ事業(中・韓・日)
・日本から、1名づつ、1年間×3年プロジェクト(東大→京大→慶應)
・図書館での調査・実務体験・交流を行なう
 HYLでの図書館業務実地体験
 研修者自身によるテーマで調査・研究等
 ALA等の会議出席、図書館訪問
 当地司書とのネットワーク作り

・2006.9 公募 → 2006.12 面接・決定
 2007.3.20 出国 〜 2008.3.19 帰国

・Reischauer Instituteのvisiting fellowとしてHYL (Japan Acquisition Section)に滞在
・京都大学附属図書館情報管理課に在籍
・京都大学: 給与類を負担
 ハーバード: 10000ドル支給(交通費・奨学金)
 自己負担: 生活費・住居費・保険料

●古典籍補遺目録出版事業
・HYLの日本古典籍 : @@@冊
・1994『ハーバード燕京図書館和書目録』 (岡雅彦, 青木利行編集 ゆまに書房)
・未収録・未整理の@@の補遺目録

・鈴木淳・国文研館長
 八木書店 2008.3刊行(予定)
・解題・論文
 目録・索引

・現物の整理、同定
 過去の調査の整理
 書誌調査のサポート
 ヨミのローマ字化
 分類・請求記号の付与
 索引の作成
 図版用写真
 (学内Imaging Serviceと交渉)

●「ハーバード日記」
・京都大学図書館機構webサイトにて連載(2007.6〜2008.3)
・研修成果、見聞・経験、アメリカ大学図書館の現状など、記事にして伝える
・ウェブサイト小委員会 / 広報委員会
・Webサイト: Xoops 日記: wordpress
・“個人”の研修 → “全員”の研修へ転化

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2008年06月09日

続・ヘッドラインはこんな感じだろうかな


【9月】
写真:オリエンテーション

◎古典籍補遺目録プロジェクト
-図版用写真のスナップ撮影
-図版用写真撮影のための装備・梱包・搬出
-追加候補資料の整理
◇図書館オリエンテーション(イェンチン利用者向け、全学院生向け、ラモント学部生向け、日本近現代史クラス、ワイドナーツアー)
(オリエンテーションは手を変え品を変えさまざまなかたちで行なわれている。レベルも目的も内容もさまざま。画一的ではない。全員必須ではない。コミュニケーションの端緒)
◇飲食ポリシー
●国立大学図書館協会シンポジウム
●講演「Identification and Preservation of Digital Prints」
●HCL Collections Conservation Laboratory見学
・一時帰国
・日本からの訪問者応対(3組)
・ニューヨーク訪問
・Harvard-Yenching Instituteのガーデン・パーティ

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【10月】
写真:コンコード、ハロウィン

◎古典籍補遺目録プロジェクト
-図版用写真撮影のための装備・梱包・搬出
◎サックラー美術館和古書調査
(ハーバード学内の東洋美術専門の美術館に、長年所蔵されしまいこまれていた和古書を、日本から来訪した国文学研究者が書誌調査。その手伝い。)
◇図書館カフェ
◇ラモント図書館
(ラモント図書館内には学内ケータリング部署が経営するカフェがある。24時間開館。ラーニングコモンズではない。自学自習環境)
◇ワイドナー図書館の書庫管理・配置・サイン
(書庫管理と配架の専門部署がある。配置・請求記号体系は非常に複雑だが、サイン・案内に工夫がされていて存外にわかりやすい)
●Weissman Preservation Center見学
(貴重書専門の保存部署。機材・素材を使った専門家による修理活動、学内全体に対する資料保存のコンサルティング活動。イェンチンでも変色しかかった画集を診てもらう。)
●講演「Introduction to Pressure-sensitive Adhensive Tapes」
●講演「Old books & e-books」
●オープンアクセスに関する学内合意
(学内研究者の研究成果物を機関リポジトリ等の仕組みでもってオープンアクセスにするかどうかについて、学内で合意をとるため、事前に行なわれた説明会。導入ありきの説明会ではなく、活発にディスカッションが行なわれる)
・日本語学校図書館&ブックフェア

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【11月】
写真:UMass

◎古典籍補遺目録プロジェクト
-図版用写真撮影のための装備・梱包・搬出
◎くずし字解釈のヘルプ
(20世紀初頭に日本からアメリカに帰化しようとした日系人の書いた書簡について、何が書いてあるかを解釈してほしい、という院生さんの相談にのってあげる。1ヶ月半ほどかけて解釈。)
●Harvard Depository
(ハーバード図書館の郊外保存書庫。自動書庫ではなく、すべて人力。徹底した環境管理、資料保存体制。有料)
●University of Massachusetts Amherst訪問
(東アジアコレクションを訪問、日本文学クラス・日本研究クラスに参加、東アジアライブラリアンとディスカッション。ラーニングコモンズを調査・見学。)
●Yale大学訪問
(東アジア図書館訪問、日本研究資料サービスと運営についてディスカッション)
・ニューヨーク訪問

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【12月】
写真:クリスマス仕様のNYPL

◎古典籍補遺目録プロジェクト
-図版用写真のための装備・梱包・搬出
◎くずし字解釈のヘルプ
◎古典籍資料にイェンチン分類を付与
●Task Group on Discovery and Metadataの最終報告書説明会
(次世代OPACを含むカタロギングやDiscoveryシステムについて、中期的課題としてどのように行動すべきかを集中的に検討したグループ。その最終報告書(9月)について学内ライブラリアンにオープンに解説した説明会。)
●OCLCに関する目録業務説明会
(OCLCにハーバードのローカルレコードを一括アップロードするというプロジェクトについての説明会)
●CALIS
(中国の図書館情報センター、NII的存在。イェンチンの中国セクションのvisiting librarianの人が帰国前に行なうプレゼン。中国語。)
・HCLトップのライブラリアンとカフェ・パーティ
(HCLのライブラリアンのトップの人が主催し、午前中に、学内のカフェを貸切にして、学内のライブラリアンが適当に集まり、コーヒーやスナックを囲みながら、トークや交流で愉しむ、という企画。トップの人と気軽にディスカッションができる)
・HCLホリディ・パーティ
(HCLのライブラリアンを対象としたクリスマス・パーティ。クリスマスシーズン前期に、午後、立食式で)
・イェンチン図書館のホリディ・パーティ
・一時帰国

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【1月】
写真:シアトル・雪

◎古典籍補遺目録プロジェクト
−写真チェック
−書誌原稿校正
●レアブックのカタロギングに関する委員会立ち上げミーティング
(レアブックのカタロギングについて学内で関係するライブラリアンが集まって、業務上のことやカタロギングのことなどをディスカッションしたり実際に活動したりするためのグループを、立ち上げる)
●シアトル公共図書館見学
(斬新な建築・デザインで話題になった、シアトル公共図書館。デザインだけでなく、機能面、サービス面でも参考になる。ICタグ使用)
●University of Washington訪問
(東アジア図書館、WorldCAT Localなど)
●Boston College, Boston University訪問
(京大からの見学者と。ERMS、リンクリゾルバ、統合検索、ナレッジ共有などについて。)
●University of Michigan訪問
(Google Library Project・MBooksの担当者とディスカッション。ミシガンはスタンフォード大学とともに、スキャンの対象が蔵書ほぼ全冊であるところ。キャンパス近郊に作業所を構えるなど、力を入れている。東アジア図書館)
◇Google Book Search
◇ERMS、リンクリゾルバ、統合検索システム
・シアトル訪問
・ミシガン訪問

【2月】
写真:凍るチャールズ川

●Ohio State University, Cartoon Research Library訪問
(日本研究ライブラリアンの人とディスカッション。マンガ資料の収集・蔵書構築・レファレンス・目録の実際について。マンガ資料のカタロギングについて、独自にルールを設けて書誌を作成している。)
●OCLC訪問
(元CJK担当ライブラリアンとディスカッション。OCLCにおけるCJK資料取扱い・システムの経緯と現在について。カタロギングのアウトソーシング受注セクションを見学。様々なタイプの資料のカタロギングを一手に引き受ける)
●ワイドナー図書館レファレンス・ライブラリアン訪問
◇OCLC書誌・OCLC-CJK
◇ワイドナー図書館の書庫管理・サイン・フロアマップ
◇iSite
(ハーバード学内者向けの、webベースでwebサイトを構築できるシステム。講義ポータルサイトを作成したり、情報発信したり、研究成果物をオープンにしたり、業務グループ用webサイトで情報を共有したりといったことが、比較的手軽にできるようになる)
◇PINシステム
(身分証番号とパスワードで、認証を要するwebサービスや売店・コピー類の支払いが可能なシステム)
◇e-resourceとERMS
(ハーバード図書館が、図書館業務システムとは別に独自構築した、e-resourceを効率的に管理し、学内で情報共有しあうためのシステム)
◇e-resource提供ポータル(E-Research@Harvard)
(ハーバード図書館の契約e-resourceを、効果的に検索・リンクできるようにするサービス)
◇VIA
(学内図書館で所蔵するビジュアル資料のための専用の目録データベースシステム。原資料・デジタルとも、古資料・現代資料とも。)
◇レアブックの蔵書デジタル化事業
(レアブックをデジタル化&公開するため、全学体制でインフラが整備されている。撮影、マイクロフィルミング、データ作成、カタロギング、サーバ登録、インタフェースなど。コンサルティングも。例として、イェンチン図書館の韓国書デジタル化プロジェクトなど)
◇Discovery and Metadata Coordinating Committee
(前身はTask Group on Discovery and Metadata。次世代OPACを含むカタロギングやDiscoveryシステムについて、最終報告書における中期的活動計画を、全学レベルで具体的に実行にうつすためのコミッティー)
◇イェンチン図書館の日本語資料セクション・日本語資料目録
●ビジネススクール図書館、教育学部図書館、医学図書館見学
●現代日本資料センター見学
●Harvard Law School Library見学
●HCLトップのライブラリアンの演説会
(年1回、所信表明的なの)
●「イメージ資料のサービスについて」ミーティング
・オハイオ州(コロンバス・ダブリン)訪問

【3月】
写真:イサムノグチ

◎マップコレクションでカタロギングの援助
(たまたま知り合ったマップコレクション部署のカタロガーの人に、日本の古い地図の書誌作成についてヘルプを求められる)
◇OCLC目録登録手順
●HCL Technical Services 625訪問
(HCLの目録業務を集中担当する部署)
●Imaging Service訪問
(レアブックなどの資料を撮影・デジタル化する専門部署。撮影やプロジェクト全体の進行についてなどをコンサルティング。)
●神学図書館、Loebデザイン図書館見学
●MIT図書館見学
●ボストン公共図書館見学
●コロンビア大学訪問
●ニューヨーク大学訪問
・プレゼンテーション
・フェアウェル・パーティ
・ニューヨーク訪問



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2008年06月08日

ヘッドラインはこんな感じだろうかな

【3月】
写真:ハーバードヤード

●CEAL(Council on East Asian Libraries)年次集会
(北米の東アジア専門ライブラリアンによる年次集会で、AAS(Association for Asian Studies)年次集会と同じ会場でいっしょのタイミングで行なわれる。)
●NCC(North American Coordinating Council On Japanese Library Resources, 北米日本研究資料調整協議会)年次集会
(北米の日本研究専門ライブラリアンによる年次集会で、CEALといっしょのタイミングで行なわれる。)
●Houghton Library見学
(ハーバードの貴重書専門図書館を見学)
●Harvard Law School Library見学
(ハーバードのロースクール図書館を見学、日本セクションのライブラリアンの案内で)
・アパート入居
・各種事務手続き

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【4月】
写真:木蓮

◎古典籍補遺目録プロジェクト
-全体打ち合わせ
-現物整理
-未調査資料の選定・重複調査
-スナップ写真の撮影
◎HCL新職員向けオリエンテーション
(HCL内図書館に新たに採用された職員を対象に、HCL中央のHuman Resource部門が行なうオリエンテーション。HCLの概要)
・各種事務手続き
・生活準備
・海外からの研究者・スタッフ向けオリエンテーション

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【5月】
写真:ハーバードスクエアフェア、Arnold Arboretum (×藤棚、ガーデンツアー)

◎古典籍補遺目録プロジェクト
-遺漏資料の整理・確認
◎Aleph講習会
(ハーバードのほとんどの図書館が採用している図書館業務システムであるAlephの講習会。イントロ編。その後書誌編等受講の予定だったが、講習担当者が昇任・異動したため半年ほど中断した。)
◎ブックセール
●HCL Associate Librarian候補者の公開プレゼンテーション
(HCLのトップのライブラリアンの下で務める4人の副ライブラリアンのうち、ポストの空いていた1人について、公募・選考された候補者4名が、学内ライブラリアンの前でプレゼンテーションを行なう。)
●講演「Libraries, Catalogs and the Strange New Digital Landscape」(Karen Calhon)
(Task Group on Discovery and Metadataが開催。Karen Calhonはこの時期コーネル大学からOCLCへ転職。2006年にLCの「The Changing Nature of the Catalog and its Integration with Other Discovery Tools」でLC件名廃止などを提唱。)
●勉強会「Cataloging Historical Photographs」(Robert Burton)
(ハーバード学内の貴重資料保存部署内で、写真のPreservation Catalogingを専門に担当する人。古写真のカタロギングに特有の課題などを解説)
・フェアウェルパーティー

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6月
写真:卒業式

◎古典籍補遺目録プロジェクト
-遺漏資料の整理・確認
●講演「A Framework for a Bibliographic Future (Metadata)」(Karen Coyle)
●ALA 2007(ワシントンD.C.)
(ALAの年次集会。毎年夏・冬に行なわれる。前年のソウルのIFLAより倍ほど大きい)
-The Google Five Libraries
(ハーバード、オックスフォード、ミシガンなど、Google Library Projectに参加している5つの図書館の担当者によるパネルディスカッション)
-web2.0的サービス
(ミシガン州アナーバー公共図書館のソーシャルOPACなど、webサービスの実施例)
-情報検索の未来
(Microsoftの図書館蔵書スキャンプロジェクトなど)
-広報・利用指導のための動画作成
(動画の効用や作成の実際、YouTube等での公開について)
-マンガ蔵書構築
-占領期日本の図書館政策
-性同一性障害者への図書館サービス
-企業展示
(自動図書デジタルスキャナ、ATM型自動図書貸出返却装置、インテリア、データベースなど)
●プリンストン大学訪問 (東アジア図書館)
●メリーランド大学訪問 (東アジアコレクション、プランゲ文庫)
(プランゲ文庫)
●米国議会図書館訪問 (東アジア部門)
●国立医学図書館訪問 (古典籍資料部門)
●国立公文書館見学
●フリーア美術館図書室訪問
(スミソニアン博物館群に属する、東アジア美術専門の美術館)
◇HOLLISによる予約・オーダー
(OPACから郊外保存書庫の資料を取り寄せる機能)
・卒業式
・ニューヨーク、ワシントンDC訪問
・HCLピクニック
(HCLの職員によるイベントで、キャンパス内の芝生のようなところで、みんなでランチやデザートをいただく)

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【7月】
写真:独立記念日

◎古典籍補遺目録プロジェクト
-書誌調査のサポート
◎日本古典籍資料の書誌作成・目録登録業務
●Fine Arts Library見学
●ワイドナー図書館内Imaging Service見学
●勉強会「ALA Report」 (Cataloging Discussion Group)
◇勉強会のあり方
・IEL(Institute for English Language Program)クラス受講
(英語のクラス。ハーバード大学の生涯学習・社会人学習専門のスクールが実施。学外社会人&留学生対象。アメリカの大学教育を体験)
・独立記念日 (セレモニー&花火大会)
・セーラム訪問
・フェアウェルパーティ

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【8月】
写真:

◎古典籍補遺目録プロジェクト
-書誌調査のサポート
-請求記号(イェンチン分類)の付与
-ヨミのローマ字化
-図版用写真撮影方針の打ち合わせ
◎日本古典籍資料の書誌作成・目録登録業務
●西海岸ほか米国各地大学図書館訪問→キャンセル
(サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴなどの訪問予定を、歯科治療のためにキャンセル)
●CONSER報告会
(LC・OCLCなどによる逐次刊行物の共同目録プロジェクトについて、その目録規則・書誌作成方針などの変更についての報告会)
●HCL Collections Conservation Laboratory見学
(学内資料保存部署のうち、一般貸出資料を補修する部署の工房を見学。ワイドナー図書館・HCL内。)
●Office for Information Systems訪問 (Library Digital Initiative)
●NCC・Image Use Protocol Task Forceのミーティング
(研究者らが出版物に日本古典籍等の画像を掲載・利用するにあたって生じる問題をともに解決しようとするもの)
●NCC・ボストン美術館ワークショップ
(ボストン美術館における、日本絵画資料等のデジタル化プロジェクトンについての講演・ディスカッション等)
◇資料保存啓蒙グッズ
(学内資料保存部署が作成・配布している、利用者向け・職員向けの掲示物・ツール類について)
・歯科治療
・一時帰国

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【9月】
写真:オリエンテーション

◎古典籍補遺目録プロジェクト
-図版用写真のスナップ撮影
-図版用写真撮影のための装備・梱包・搬出
-追加候補資料の整理
◇図書館オリエンテーション(イェンチン利用者向け、全学院生向け、ラモント学部生向け、日本近現代史クラス、ワイドナーツアー)
◇飲食ポリシー
●国立大学図書館協会シンポジウム
●講演「Identification and Preservation of Digital Prints」
●HCL Collections Conservation Laboratory見学
・一時帰国
・日本からの訪問者応対(3組)
・ニューヨーク訪問
・Harvard-Yenching Instituteのガーデン・パーティ
posted by egamihvu at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

HVUday 大・復習大会!


 復習すべきはこの記事だ!

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2008年06月03日

「〜してみた」ていうノリで

 某京大さんでの勉強会での発表(2回目公演)の案内文。

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テーマ : ハーバード日記 -- アメリカに、行ってみた。

要旨:
2007年4月から2008年3月まで、ハーバード・イェンチン図書館で過ごした体験をもとに、アメリカの大学図書館はどんなんなのか、あちらのライブラリアンはどんなんなのか、江上は何を学んできたのか、ていうか、あの1年はなんだったのか、をレポートしてみます。

 こんなテーマに興味のある人におすすめ??
・次世代OPACと目録データベース
・e-resourceと、リンキング・統合検索など最新webサービス
・資料の電子化・Google Book Search
・資料保存
・ラーニングコモンズと図書館カフェ
・人事制度・サブジェクトライブラリアン
・海外研修
・海外旅行
・海外生活
・英語力アップ    ・・・etc.
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 なんだこの(1回目との)温度差は!?(笑)
 「あの1年はなんだったのか」てのは何事だ!?

posted by egamihvu at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月02日

ヘッドラインをだだだっと紹介する、てのはいったい何なんだ

 「3. ハーバードでの12ヶ月」で、江上が見たこと、聴いたこと、勉強したこと、参加した会、見学したとこ、それらをタイムラインに乗せて、月次記にして、歳時記にして、3月から3月までのヘッドラインをだだだだだっと紹介する。

 とおっしゃるじゃないですか。

 それって、伝わるのか?という問題。
 だだだって並べ立てた末に、「はい、どれについて話しましょう?」て問うてみたところで。
 「・・・・・・・・・えっと」てなってしまうのが関の山じゃないのか、ていう。

 それに、江上自身にだって、「この話、おもろいから、これいいと思うんだけどな」とか「これはあまりツッコまんといてほしいな」とかいうのはあるはずだし。

 なので、だだだっと紹介するったって、ほんまに無機質に並べ立てるというわけではなくて。
 とあるトピックについては、ちょっとこういうふうに説明してみよう、とか、自分はこのトピックをこういう視点で捉えてますよっていうことくらいは添えておこう、とか、ここは質疑で取り上げてもらえるようにちょっと踏み込んでおこうとか、あろうことか、これはぜひツッコんでほしいので、言外に謎と含みを持たせた感じのコメントを付け加えて、質問したくなる感じになんとか持っていけないか、とかいうような、薄ぅ〜いつぶやき原稿みたいなのを手元に準備しておくことにしよう。

 ていう感じでーす。

 強弱は、いるよね。
 所詮はアナログな存在だしね。

posted by egamihvu at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何を準備しようかしら

 何を準備しようかしら、という話。

 発表に使うものとしてppt(パワーポイントファイル)は作成するのですが、今回はそのpptをどんなふうに作ろうかと考えたときに。
 その場のディスカッションの足がかりとしてもらえるような、トピックのヘッドラインをずらずらっと箇条書きに羅列する感じのpptにしましょうな、と。それ以上の、”これ読んだらだいたい発表内容がわかる”式の懇切なのは、ちょっと今回はやめにしよう、と。

 というのも、むこうでアメリカさんの発表の仕方をいくつもいくつも拝見させていただいた挙句が、これはどうも、がっつり気合入れて、時間かけて、精魂使い果たしてpptファイル作るのって、あんま報われへんよな、という方向に向かってて、それよりも、その場のベシャリに、かつ、その場で充分にしゃべれることのできるような自分自身の中身の形成のほうに、重心を置いて準備しとかんと意味なさそうやな、という感じになったので。
 もちろん、研修とか講習会とかの講師としてであれば、そういうわけにはいかんのだけど、今回は幸いにも(幸いてなんだよ(笑))そういうのではないので。

 pptは、ヘッドラインと、あと模式図(しゃべりで説明するだけでは足りないイメージ的なのを補完するための素材)のほうをメインに。
 あとは、何の説明を求められてもスムーズに思い出せるように、過去の日記・blogを読み返して、あの頃の自分をもう一度思い出すという、ありがちな自分探しドラマのような姿勢で臨んどいたほうがよさそうな気がしているよ。

 それは、ゆっちゃうと、失敗してしまう可能性も大は大なんだけど、だとしても、今回に限ってはガチガチに話す内容を固めてってしまっちゃうと、その場でのお客さんのニーズにすぅっと応える、ていうことができなくなっちゃって、そっちのほうがマイナスだと思うので、あえてがんばってみる。
posted by egamihvu at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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