2008年03月12日

英語力はいっさいあがりませんでしたが、英語で見学・訪問をしに行くツボはぼちぼちとつかんできたよ。

 渡米直後からの不安的予測は徹頭徹尾見事に的中していて、英語力は結局ひとっつもあがんなかったですよ。
 いつも通ってるカフェのおねえさんが何をゆってるのかも、最後までわかんなかった(笑)。

 それでも、いくつかの図書館やら部署やらに足繁く出かけていっては、いろんな人の話を聴いたりしゃべったりしてるうちに、なんとなしに身につけた(ような気がする)、英会話のツボ。ツボっていうか、誤魔化し術。

●先方との面談はできるだけ”1vs1”シチュエーションに持ち込む。
 これは、”すみません、もう一度””ごめんなさい、ゆっくりお願いします””あー・・・(ちょっと困った顔をして、理解できてないことを伝える)”というふうに、自分の間で自由にストップがかけやすい、ていうシンプルな理由がひとつなんだけど、よりポジティブな理由としては、”話の流れ”的なのをつかみやすい、ていうのがあるよ。
 複数のほうが心強いとか、日本語のわかる英語ネイティブの人や英語のわかる日本語ネイティブの人とかと同行のほうが安心すると思いがちなんだけど、たぶん、場のメンバーが複数になってしまうと”話の流れ”的なものが複数人によって形成されることになり、その複数人による”話の流れ”形成はまちがいなく英語で行なわれるので、複数人中の英語に弱い者ほど、流れから置いていかれるということになるよ。
 それよりもむしろ”1vs1”に持ち込んでしまったほうが、2人しかいなければ”話の流れ”形成に関与する度合いがぐっと高くなる、というよりもむしろ、出会った瞬間の挨拶・導入のピリオド、このピリオドにおいては、基本的な会話文・ボキャが大半を占める=先方との英語力の差が極端に小さい、という数少ないチャンスなので、この瞬間に”話の流れ”形成の主導権をぐっとひっつかんで離さず、”こんにちは、お会いできてうれしいです、あなたが時間をとってくれたことに感謝します、ああ、いいオフィスですね、このデパートメントはすべてこのオフィスに含まれるのですか?”的な感じで、”挨拶”に速攻続けて”挨拶代わりの質問”をぶつけてやると、こっちが質問するターン→相手が応えるターンという流れが自然とできあがって、以降の”話の流れ”も比較的こちらで操縦しやすくなるので、相手が何ゆってんのかがぐっとわかりやすくなるよ。
 という感じだったので、これまでの各地訪問では、1vs1のときはほぼ満足できたけども、1vs複数(こっちサイドが)だと相手が何ゆってんのかさっぱりわからないことがしばしば、だったよ。

●相槌はぜったい絶やしてはいけない。
 そりゃ、聞取り力や発話力の差から、どうしてもしゃべってるのがずっと相手のターンになってしまいがちなのは、どうしようもない場合があるかもしれんが、それでも、とりあえずなんでもいいから「ザッツグッド」とか「グレート」とかいうのをひっきりなしに挟み込んでやるのが、英語力とかコミュニケーション以前に、礼儀なんだなこの地では、ということをなんとなく理解したよ。
 自分が話している間に相手からなんのリアクションもなければ不安/不審になる、というのは日本だって変わりないとは思うけど、その不審度がたぶんアメリカさんはだいぶ大きそうな気がするよ。
 だから、相槌のボキャブラリーはまずもって増やしとくべき、ていう。

●相手のゆってることが理解できた度が58点くらいのときは、こっちから言い換えで確認してみる。
 こういうときに、”which mean”とか”You mean”とかいうのが便利なんだなあ、というのを学んだのだけど、「あー、たぶんこういうことをゆうてはんのやろうけど、もしかしたらちがってるかもしれんなあ」的な感じのときには、自分で”それはじゃあつまりこういうことですよね、that節”で、自分の英語で言い換えたり、自分なりに事例を作って”for example”で並べてみたりすると、当たってたにしろはずれたにしろ、先方ももうひとステップくらい丁寧に説明してくれるので、65点くらいにはなる。

●相手の話がひと段落しそうな頃に、自分の意見・見聞や日本の事情をこっちから言い挟んでいく。
 日本人の他の人たちとあちこちに見学に行ったりすると、どうしても、「相手の言うことをずっと聞いている」か「相手に対して質問形の言葉ばかり投げかける」とかが目立つことがあって、これ、言葉だけで見てたら不正企業の記者会見みたいになってんなあ、てことすらあるのだけど、例えばアメリカさん同士の、オリエンテーションでの院生さんの様子とか、スタディセッションでの参加者の様子を見てると、”これはこうじゃないかと思うんだけど”とか”どこそこではどうだったんだけど”とか”うちのとこではこういうことがあって”というようなことを上手に織り混ぜていて、情報伝達が「→」ばかりでなく、ちゃんと「←」にもなってるふうを見ることができるよ。たぶん、それが「コミュニケーション」ということなんだろうな、と。こっちの話ばっか聞いてんと、自分も何か言うてみいよ、と。来て、質問して、情報引き出すだけ引き出して、それ持って帰って終わりかい、と。こっちは苦労して何も残ってへんやないけ、と。いうふうな不信感くらいはたぶん抱かれそうな気がするよ。不正企業の記者会見は決してコミュニケーションじゃないからなあ。
 というふうなことがなんとなくわかったので、たとえこちらが話を聞きに行っているというシチュエーションであっても、できうる限り、自分の意見・見聞や日本の事情をこっちから言い挟んでいくようにがんばってみてるのですよ。
 例えば、”私は思う、それはとても重要なことである、なぜなら・・・”とか言ってみる。とっさに言い挟むにあたって、適当に思いついたプラスポイントを、文法的にわりと簡単な構文内にするっと滑り込ますだけでいい。しかも、「あなたの話をちゃんと聞いてましたよ」サインを送れるどころか、先方のひそかに自慢したかったポイントをうまくくすぐることができて、十中八九ウケがいい(笑)。費用対効果が高いよ。
 それから、日本人特有の、好奇心が旺盛で、あちこちに出かけて見学しては情報を得ている、という技(?)を生かして、”ああー、そういえば、○○大学では××みたいなことをしてるって、こないだ行ったときに聞きましたけどねえ”とかって投げかけてみる。”あ、それはたぶんこういう理由で・・・”とか”そことうちとが違うところは・・・”とか、また違った角度から何かしら教えてくれるよ。

 ただまあ、「日本の事情を言い挟んでみる」というのもなんべんかやってみたんだけど、これははかばかしいリアクションを得られた経験がなくて、その理由もまだ不明なので、これについては今後の長期的課題とするよ。


posted by egamihvu at 09:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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