2008年03月01日

ハーバード図書館巡礼

 ハーバードさんにての余命も幾許もなくなったご身分なわけですが、ふと気付けば、学内に90はあろうかという図書館・図書室のほとんどをまだ拝見すらしたことないじゃないか、と気付いたので、ひとしきり見て廻ることにしたのでしたよ。
 ま、図書館なんかもうこれまでげっぷが出そうなくらい見てきたわけなのですが、それでもひとつふたつ、気付いたことや考えたことなどのメモ。

●Baker Library (Harvard Business School)
 図書館の建物は結構でかいんだけど、中に一歩入ってみても図書館らしき施設は見当たらない。ゲートもないし。うろちょろしてると、3階にリーディングルームがあって、そこの入口にゲートがある。ゲート内にリーディングルームがあり、検索用PCとか閲覧席とかがあって、書庫へ通じる入口がある。そこは明確な図書館仕様。
 じゃあそれ以外のフロアはどうかというと、図書館というよりもコモン・スペース、ラウンジとしての機能がメインのようになっていて、ソファがあり、新聞や軽雑誌があり、利用者用PC端末(デュアル・ディスプレイ!!)があり、テレビ放送の液晶ディスプレイ4台(音声はFMで周波数を合わせて聞く)があり、読み物用図書までもがゲートの外に置いてある。つまりは学生(註:ビジネススクールなので社会人としての、しかもそれなりに金銭的余裕のあると思われる、学生)の居場所として、くつろぎ場所として、ラウンジとしてのスペースが設けられているという感じなのですよ。
 それを見て考えたことには、図書館を学生の”居場所”とすることと、諸々の決まりごと・規制とが相容れなかったりするなら、いっそのこと図書館の決まりごとの及ぶ範囲としての”ゲート内区域”を、この図書館みたいに思いっきし後退させてしまう、というのはどうだろうか? いくら図書館に学生を呼び戻したいとは言え、飲食とか、たむろとか、ディスカッションとか、図書館としては困るけども学生居場所としては必須のものを、無理に図書館側で許容しなくても、ゲートをぐっと後退させればそこは”図書館”じゃなくなる、ていう。利用者同士の衝突もなくなるし。飲食もできるし。要はネットや机が使えればよい、と。
 ・・・・・・うん、じゃあさ、そうまでして学生を呼び戻したとしても、図書館ってのはいったいなんなんだ?
 
 メモ。スクリーンセーバで図書館広報。

●Cabot Science Library
 科学関連の新聞記事を切抜きして壁にはってある、ニュース掲示板。

●Quad Library
 学部生用の図書館(Lamont)の分館だと思っていったら、どうもQuadというところが学生用の居住エリアらしく、そこで生活の一部として図書館が使えるということで、リザーブ図書とレファレンスコレクションといくばくかの新刊書はあるけども、という感じで、ID制限で入館すらできないし、真っ昼間で人はいない(みんな授業に出てる)しで、すごすご帰ってきた。

●Graduate School of Education(Gutman Library)
 ビル自体は古いんだけど、内装とインテリアが新しくてスタイリッシュな、カフェ的な、ブランニューなのに改装している。あと、寄贈らしいけど、明るい雰囲気のパステルな絵をかなりたくさん掲げている。照明も、増やしたり、ランプシェードが小洒落てたり、電球による間接照明だったりする。といったわけなので、古いビルなのに非常に明るく見える。PC・ソファがたくさん置いてあって、人がたくさんいて、学生を図書館に呼び戻すことには成功している、と言えるんだけど、じゃあ、蔵書が並んでいる書架には人はいないし、本を使って勉強している学生はほとんどいないし。
 ・・・・・・うん、じゃあさ、そうまでして学生を呼び戻したとしても、図書館ってのはいったいなんなんだ?

●Schlejinger Library(女性史図書館)
 基本的に閉架式。
 コレクションの展示ケースがあったので、そこだけ拝見。

●医学図書館
 建物が古い。
 施設・設備が古い。
 散らかったり壊れたりしている。
 いろんなものが放置されている。
 利用者がいない。
 図書蔵書が古い。
 館内が判りにくい。
 各種サインがぜんぜん更新されていなくて、配置やルート案内が現実とちがうので、とにかく迷う。
 王様のレストランの第1回みたいなところ。

posted by egamihvu at 10:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スクリーンセーバで図書館広報、始めました。
Posted by HL at 2008年03月01日 19:55
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