2008年01月28日

目録データベースのレコードのメンテって、たいへんですよね。

 これはもう12/13のことになるんだけど、学内の目録委員会的なところが、OCLCに登録してるレコードについてちょっとディスカッションを設けたいというのがあって、のぞきにいってみたのでしたよ。

 これはどうにも自分の理解の正確さにいっさい自信がないままに書くので、そういう頼りない話だととらえておいてもらいたいんですけど、まあそれはいまに始まったことではないので、いっか(笑)。

 で、この人たちがここで議題にしているのは、ハーバードでのこれまでの所蔵情報をOCLCのデータベースに一括的に登録したろう、ていうプロジェクトで、もちろんこれはOCLC側をアップデートにするだけではなくて、ハーバード側のローカルなデータのほうにもOCLCナンバーを加えるなどすることで、各種サービス(あちこちにリンクさすとかいったような)を向上させ得るというあれなんだけど。

 ところでOCLCとRLGが合併して、RLINのレコードをOCLCが吸収するという形になったんだけど、そもそもOCLCのほうは1書誌=1レコードしか許可してなかったのを、RLINのほうはマスターの書誌レコードとは別に、各機関ごとに作ったローカルな書誌レコード(Institution record)をそのまままるごと取り込んで、それをクラスタ(江上は”束ねる”と理解している)にすることで利用者に提供するということをやってたんだけど、OCLCがRLINのレコードを吸収するにあたって、じゃあそのInstitution recordの存在を認めることにしましょう、ていう方針になった、と、ついてはハーバードさんが持ってるレコードもOCLCにエクスポートしなきゃならん、と、いうことなのかな。しなきゃならんというか、そうすることによって得られる"benefit"というのがあって、それは"citizenship"だとおっしゃるんだけど、そのへんの理屈はちょっとよくわかんない。よそさんのInstitution recordがOCLCで見れたらコピーカタロギングやILLに吉で、自分とこのInstitution recordがOCLCで見れたらローカルデータのメンテに吉、とおっしゃるんだけど、原則ローカルとNCをシンクロさせるというのをわりと厳密にやってる(と思う)京大から来た身には、その”吉さ加減”がいまいち実感湧かなかったりするよ。

 で、そういうInstitution recordをアップロードするというのを、10月にまずBotany分野でやりました、と。今後は全学で2008年4月を目処に終わらせて、OCLCナンバーをローカルに取り込んで、一括アップロードから日常的継続アップロードへと移行しますよ、と。いうことなのかな。
 それで数字が提示されて、「OCLCに送られたレコード」「マスターとして加えられたレコード」「Institution recordとして取り込まれたレコード」というふうに書いてあるので、そうか、OCLC上で初出であればそれがマスターの書誌レコードになるんだな、ということはなんとなく理解できる。

 ただ、OCLC上の書誌なり所蔵なりのレコードを登録・編集するシステム上では、Institution recordを見たり参照したりはできるけど、直接検索したり編集したりはできない、という。
 あと、問題なのは、Institution recordとして取り込まれてみたはいいが、どのマスターの書誌レコードに束ねられるかが間違ってしまってる、ということも考えられるので、これは、いっぺんそのInstitution recordを削除して、正しく付け替えないといけない、ていう。

 ・・・・・・当日の自分のメモを見たら、そこまでしか書いてない。なんかもっといろんなこと言ってたような気がするけどな(笑)。

 ただ、とあるカタロガーの人のおっしゃるには、言うてもOCLCにはもはや何億というデータがあって、1個1個の整合性とか正確さとか、そんなん気にしてみたところでもはやあんまし無意味、という感じになってて、んー、まあ、そりゃそうだろうなあ、と思わなくもなかった。
 結果、何かしらのアルゴリズムで、似たようなのを一括にまとめたり、関連度の高いものを上位に提示したり、どこかしら関係ありそうなところへリンクしててくれたり、というような検索インタフェースがあたりまえになってる時代になっちゃてて、それで1個1個のデータにコストをかけてられるご時世でもないっていうんだったら、従来のカタロガー気質が身につけなきゃいけないのは”上手なあきらめどころ”といったところなんじゃないかしら、ていう。

 そのへんは、伝統的なカタロギングをいまに受け継ぎ、守っているアメリカのプロのカタロガーよりも、プロ気質の薄まった日本の図書館員のほうが、ぜんぜん身軽でよかったな、ていう。よかぁないけど(笑)。
posted by egamihvu at 05:10| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。書き込んでもいいのですね?
OCLCの書誌レコードの件ですが、私もほぼ初対面状態で、ここに書いたように、いわゆる品質的に、運用方法が違うのかなと感じました(ちょっと見ただけに過ぎないのですが)。
http://blog.goo.ne.jp/kuboyan_at_pitt/e/9b623b485f3a2db2b37c377f9d41c63b

考え方の違いを知るのはいいことだと思いますが、やはり使い勝手に議論が進むべきなんでしょうかね。

個人的には(3年前は、にわかカタロガー)、コーディングマニュアルを尊重しつつ、書誌調整は"使えるレコードだったらok"的に済ませられないのかと思っていましたが。
#大きな声で言うとしばかれそうな雰囲気があったので小声で。
Posted by kuboyama at 2008年01月29日 23:17
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