2008年01月28日

図書館の万国博覧会やぁ〜。

 
 正味2ヶ月無い、とかいうご時世になってきたので、だんだんと総まとめっぽいことも書いたりするようになるよ。

 こないだ一時帰国したときもそうだったのだけど、最近よくきかれるのですよ。「どんな感じですか?」て。ざっくりと。
 どんな感じ、て何?ってなるんだけど、まあこちらもざっくりとした感じで答えますよ。

 「万博みたいですよ」、っつって。

 ハーバードさんって、でかいじゃないですか。そしたら図書館もたっくさんあって、種類もいろいろじゃないですか。
 そしたら、それぞれの背景も歴史も利用者層も生態も人情も懐具合もまるっきりちがうじゃないですか、同じハーバードだっつったって。
 だから、お話きいてたり、ちらっとのぞいたり、Webでドキュメント読んだりしてても、標準化されてるおんなしようなところよりも、それぞれでちがってるところのほうが、どうしたって目につくというか身に良く付くというか、そうなるよね。

 しかも、日本だといちいちが、「とりあえず横並びで(=みながそうしてるから)」とか「トップダウンで(=上に言われたから)」とかいうふうになるようなところを、「(=自分たちはこう思うから)」とか「ボトムアップで(=自分の責任と権限において)」とかで動いてるから、そりゃまあ畢竟、それぞれでちがうやり方になったりするよね。

 だから、どこかに行く、誰かに会う、何かを見るごとに、あ、こんなやり方もあるんだ、こんな考え方もできるんや、え、こんな姿勢で図書館きりもりしてってるところが実際に成立してるんや、て、日々刻々、プチ発見の大漁旗を揚げることになるよね。

 そういった意味で、図書館の万国博覧会やぁ〜、と。見本市やぁ〜、と。バザールでござーるに行くでござぁ〜る、と、いうことになるのですよ。

 そういうふうに、複数の目を持てるようになるためのいい訓練というか、リフレッシュになったよ。

 だって、例えばいまハーバードのファカルティの先生たちの会議で「研究成果・論文のオープンアクセスをまるごと許可する方針」が是か非かの検討がされてるところだというときに、こないだハーバードの全図書館の中間以上の管理職の人が集まる全体会議みたいのがあって、その場でその議題になって、「もしオープンアクセスにGOサインが出たら、自分の(ライブラリアンとしての)研究成果・論文を提供しようと思うか」(註:ここでまず、「リポジトリの管理者」目線じゃなくて、「成果の提供者」目線で話してること自体、をっ?てなるよね)、という質問に、その場にいた過半数のライブラリアンが「NON」って言ったらしいから、あ、そういうのもありなんだなあ、て思うよ。
 日本じゃ、ちょっと否定的なことゆったら、余計うっとうしいことになったりするし。

 ところでじゃあ、万博を見て帰ってきたからといって、自分ちの食卓が明日からエスニックになったりするかというと、そういうのとはまたちがうわけなんで、アメリカで見聞してきたいろいろな図書館運営の方法なり考え方なりというのを、即そのままに輸入実行するのか、できるのか、していいのか、ということについては、これはまた別の話。

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[著者]
[種類] 単行本
[発売日] 2005-01
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posted by egamihvu at 03:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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