2007年10月28日

話題が、ノートPCのバッテリー切れ→OPACのログインサービス→赤福事件、まで飛躍します。

 ハーバードの学部生用学習図書館であるラモント図書館では、館内のみ利用のノートPCを学生に貸し出すサービスを行なっている、というのは、下記でご紹介の通り。

 http://hvuday.seesaa.net/article/61529195.html

 先日、すっかりお気に入りになってしまった(笑)ラモント図書館の館内カフェで、ちまちまと自前のノートPCをいじってるというと、斜向かいのテーブルで同じようにノートPCをぱしゃぱしゃいじってた女子の人が、突然”あううぅぅっ!”とうめき声をおあげになる。
 見れば、そのノートPCの天板にはでっかいハーバードマークのシールが貼ってあって、貸出用PCであることがすぐに判ったし、隣にいた男子の人に”How******do you know******shut down******”と悲痛に訴えかけてるし、さらには傍らのケースからおもむろにACアダプタを取り出しながら”Oh my god!”と肩を落とさはるので、ああ、バッテリー切れか何かで電源が落ちちゃったんだな、と。それで作業中だった書きかけのWordファイルか何かが、どこまで保存されてくれてるかがわかんない、と。で、さらにちら見してると、どうやらご愁傷様であった様子である、と。

 で、ふと思ったことには。
 この女子の人が、カウンターに「なんとか復帰できないか」と泣きついたら、図書館側としてはどんな対応になるんだろう、とか。
 いや、そもそも何の前触れもなくシャットダウンって、おかしくないか?とか。ハード的な問題があるとか、ソフト的な問題があるとか、要するにあまりよくない状態にある(註:機械に疎いのでだいぶざっくりした言い方になっています)ノートPCにあたっちゃったんじゃないのか?とか。
 そうでなくって、単純なバッテリー切れだったとしても、切れる数分前に警告とか出せるだろうに、そんなんなしにいきなり切れたのって、どんなんだ、とか。
 というようないくつかの不審点から考えて、この女子の人がカウンターに、泣きつくんではなくて、「どうしてくれる」とクレームつけるようなあれだったら、図書館側としてはどんな対応になるんだろう、とか。

 ま、簡単な話で、最終的には「こまめに保存するのがユーザ側の責任」ていうことになるでしょうな。
 このPC貸出サービスはだいぶ人気のようで、常にだいたいの台数が出払ってる感じらしいのですが、そういうクレームがユーザ側から出たときには一転、それは畢竟あなたの自衛意識が低かったわけであって、図書館の問題ではない、というふうに、ある意味冷酷に、きっぱりと、頑強におっしゃることだろうし、で、たぶんユーザ側としてもそれで納得せざるを得ないのでしょう。
 即ち、サービスは提供するけど、それなりの自己責任はユーザ持ち、みたいな感じ。

 少なくともこの国では。
 スーパーで古くなったハムとか平気で売られてて、それを買って食って腹壊したところで、それ食うた側の責任やで、というこの国では。

 さて問題は、別の”とある国”の場合はどうなるのか、ということなのですが。
 例えば、「こまめに保存するのがユーザ側の責任」であることが、貸出規約的なことにも明言されてたとしても、突然シャットダウンするようなノートPCをなぜ貸し出しやがったか、とか。ハード的なりソフト的なりの問題をなぜ放置してたのか、とか。切れる前に警告する設定になぜしてなかったのか、とか。
 よしんばそれが文書上なりルール上ではユーザ側の責任とされてることであったとしても、そのようなクレームをお客様から受けてしまうことが、即、準備不足かつ不完全なサービスを提供してしまった側の失態である、という。恥の文化に基づくような。
 見た目上は、最終的にユーザ側の責任になるということはアメリカさんと同じなんだけど、だとしても、そんなものを貸し出してた提供者側のサービスのあり方が問われるというような。
 そんな空気感がおおむねのコモンなセンスであるという、とある国の場合はどうなるか。

 「そんなことになるくらいだったら、そんなサービス、提供しなくてよい。」
 になるだろうなあ、と思うたのですよ。
 即ち、自分らが責任を負うことはもちろん、ユーザ側に自己責任を負わせることもできかねるので、完璧でないサービスは提供しない、という。
 ていうか、お客様に責任を負わせたのは、負わせた側に責任がある、ていうなんだかよくわかんないことがふつーにまかり通りそうな。
 コンビニ弁当なんて、1秒過ぎた時点で(いや過ぎる前に)とっとと処分される、とある国では。

 あまつさえ、ウィルスだとか、不適切なインストールとか、不適切なダウンロードとか、不適切な設定変更とか、何かのはずみで落としたり壊したらどうするとか、考え得るマイナス要因はいくらでもあるタイプのあれだし。
 そんなトラブルを抱えやすいサービスなんか、無理して提供しなくてよい、と。

 ちょっとググってみると、館内でノートPC貸出なんてサービスは、日本でも(←日本じゃん(笑))もういくつかやってらっしゃるみたいなので、それぞれでそれなりの対応がなされることになってるんでしょうが、このいくつかの実施例の裏には、例えば案としてまでは出たけども、「そんなことになるくらいだったら、そんなサービス、提供しなくてよい」「ユーザ側に自己責任を負わせることはできかねるので、完璧でないサービスは提供しない」という理由で実現しなかった、ていうようなところもそれなりにあるんじゃなかろうか。

 なんつってぼんやりと考えたりしてたところに、先の記事↓のような「公共のPCでMy系サービスのログオフし忘れ事件」に出くわしたのでしたよ。

 んんー。
 んんんー。

 むつかしいな。

 もちろん、ノートPC貸出サービスにしろ、My系サービスにしろ、それぞれの館でそれなりに検討した上で、実施したり、実施しなかったり、なんだろうけど。

 でも、あんまりこれゆっちゃうとあれかもしんないけど、もっとこう、不完全でも見切り発車でもいいから、メリットの大きそうなサービスは思いきって提供しちゃったらいいじゃん、というふうには思うのですよ。

 どうだろう。
 意外とやってるのかな(笑)。

 但し、(えーっと、これはあまりにも話題が飛躍しすぎるので大方の人がぽかんとしちゃうと思うんだけど)、確かに赤福は、食べる度に「・・・これ美味いのか?」という誰にも言えぬ疑念を常に持ってたので、ああ、そういうわけだったんだ、と妙に納得したのでしたよ。(←もはや”飛躍”の域を超えた(笑))

 
posted by egamihvu at 05:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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