2007年10月12日

↓「今日のイェンチン・メモ」への補足

 ここにいると、正直、アメリカさんの最新情報どころかハーバード学内の最新情報すらなかなか入ってこない(たまにCA-RやGoogleアラートのほうが早い(笑))んだけど、ただ、中・韓の事情と日の事情との対比がわかりやすく見えてくる感じにはなってて、そんな中でいろんな人の話なり見た目なりからして、これはもう、日本の資料電子化は圧倒的に中・韓に遠く及んでない感じになってしまってるよ。
 それは、えぇ〜っ、なんでこんなことになってもうてるんやろう、日本、ってちょっと涙がにじむくらいに。

 しかもその様相というのは、以前プリンストンの方から聞いた、「なぜよく使われるコアな雑誌から電子化しないのか。必要な雑誌に限って電子化されていない一方で、不要なものから先に電子化されているように見える。選別した上で計画的にやってほしい。」というご意見まさにそのものが映し出されてる感じになってるよ。
 そういった意味で、コアな雑誌を選別して計画的に電子化する、という視点が機関リポジトリさんにないとするならば(註:それがないことがまさに機関リポジトリさんの”強み”でありながら、逆に”弱み”にもつながるとするならば)、機関リポジトリさんは決して唯一の答えではないのだろうから、そうではない電子化事業に対しても極めて真摯に、しかも図書館業界・学協会・出版業界らがまるっとになって取り組まんとあかんのやろうな、というようなことを思ってみたよ。

 あと、こっちに来て、あ、そうなんだ、と学んだことといえば、「日本語で書かれた論文記事は、日本人しか読まないだろうから、ネットで世界に発信とかはあんま意味がない」ていう妄信はすくなくともやめたほうがいいな、ということだったよ。特にアメリカさんのインテリさんが、どれだけ貪欲に国外事情を知り獲得しようとしてるのかということと、そのためであれば外国語を貪欲に学習しようとする、っていうのはちょっとびっくりするよ。例えは悪くなっちゃうけど、まさにファーストフード店でハンバーガーを大量消費してるかの如き勢いとエネルギーを覚えることがあるよ。
 そんな人たちにとって、使える学術資料がまばらにしかネットに出てない国をパスして、どっぷりネットに出してくれてる国に向き合うことになる、というのは、まあどう考えたって自然な流れだもんなあ。

 外に出てかなくても大丈夫なように、外から輸入して、中に全部構築してっちゃう、ていうやり方を、100年とか1000年単位でずっと続けてたような歴史を持ってる国だから、っていうのもまああるにはあるとは思うんだけど。それはそれで嫌いじゃないからいいけど。(←いいのか?(笑))

posted by egamihvu at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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