2007年10月09日

半年レビューシリーズ その1 : 感じ的なののこれまでをふりかえってみる。

 ふぅーっ。(笑)

 6ヶ月過ぎちゃいましたよ。
 (註:ちょうど半年なのは9月20日付け)

 感想ですか?
 んー、わっかんないね(笑)。

 「自分の中で何か変わったとか、成長したみたいなことありますか?」みたいな質問もらったりしてたですよ。
 んー、ぜんぜん(笑)。

 ていうか、だって、別に18・9の若人とか、26・7の若手とかじゃないもの。
 34・5だもの。
 そりゃ、そんなには変わんないって。

 もちろん、見聞すること、経験すること、学ぶ内容、触れる事象のひとつひとつは、日本にいたときには見たこともなかったようなものがたくさんある、ていうのはそうなんだけど。
 でもそういう見たこともなかったようなものを、江上が、江上として、江上の目で見て、江上の考えをかませて分析したり判断したり脳内体内に蓄積したりblogに載せたりしてる、っていうあれだから。

 別に「自分探しの旅」が目的のじゃなくて。ウルルンでもないし。

 だから、”自分が変わる”とか”成長する”とかじゃなくて、”経験値が増えてってる”という感じです。
 アイテムの新しいのを1個づつ手に入れてってるという感じです。
 ちっちゃいマリオがキノコをとったら、でっかいマリオに成長するけども、でっかいマリオがフラワーをとっても成長はしなくて、武器のほうだけが増える、ていう感じに似てます、おおぅっ、上手いこと言えた!(笑)

 人格的にどうこうというところまでは、幸か不幸か変わってないし、これからも変わりそうにないです。
 そう、んー、それで、これを「幸」と評価するのか「不幸」と評価するのかは、どうだろう、人によるということなのかなあ。
 人さんによっては「せっかく海外まで行って1年も生活するなんて体験をしておきながら、人間的に何も変わらないなんて、ムダだったんじゃないのか」みたいにお考えになるかもしれない。江上はそこまでは思わないけど。むしろ安心するけど、ヘンなふうに変わんないでよかったみたいに。
 ていうかはっきりゆって、たかが1年で変わっちゃう程度に、ぼんやりとした34・5年を日本で過ごしてきたつもりはないし。それは逆に、日本での自分に対して失礼だと思うから、そういうふうにはぜんぜん考えない。
 それよりかは、18・9で京都に単身出てきた時の環境の変化のほうが、よっぽどでかかったと思うもの。あれ、18・9だったから自分なりに吸収し得たんだろうけど、いまの自分にあれだけのものを受けとめられるかっつったら、たぶんしんどくて全然ムリだと思うし。

 しかも海外っつったって、アメリカでしょ? 日本が現代の生活形態のお手本にして何十年ていう、まさにその国なわけでしょ。しかもボストン、イコール東海岸の都市部でしょ。これってよくよく考えると、日本以外の国の中では、日本の都市部の生活環境にもっとも近似した環境下にいる、ってゆっちゃっても華厳の滝ではないでしょう。ソウルや上海よりも、たぶんこっちのほうがまだ近い、ってゆえちゃえるでしょう。

 うん、だからそのへんは、江上が、ハーバードに来て、江上が、いろいろ見聞きしてる、というふうにとらえちゃっててください。

 でもやっぱり、そんなものがあるんやとか、そんな方法、視点、考え方、とらえ方があるんや、とか、そういうのは日々経験して、収穫してってる感じです。それは、楽しいね。


 ところで、ここで流れががらっと変わる。


 3月末にこっちに来てから、ずっとこれまで、なんとなく、何かしらの違和感みたいなのを感じてて。(←あるんじゃん(笑))
 それって海外生活の環境の変化のせいだろうか、くらいに思ってたんですけど。
 最近、その違和感の正体について、もしかしてこういうことちゃうか、ていうのがぼんやり思い当たってきた感じなんですけど。

 どうも江上、3月末にこっちに来て以降、自分の中で時間が止まってるような気がするのですよ。

 自分だけ時間が止まってるというか。
 カレンダーがめくれずに止まったままというか。
 1日1日は確実に過ぎてるはずなんだけど、過ぎてる気がしないというか。
 そう、一切、日にちが過ぎてる感覚がない。

 それか、本流ではない、別の時間の流れのほうに入って、そこでの人生に切り替わっちゃってるというか。
 うん、なんか、自分の本来の人生のほうの道を歩いてないような、ヘンな感覚がする。
 歩いてないというか、地上3ミリくらいぼぅっと浮き上がって生活してるような、気がする。(←ドラえもん!?(笑))

 それで、来年の3月20日に帰国したら、それは、向こうでは2007年の3月20日からの人生があらためて始まるんだ、というような感触がしてる。

 ・・・・・・・・・え、え、え、これって深刻ですよ!?
 だって、絶対にそんなことないもの。日本に帰ったら絶対に、それは、2008年の3月20日からの自分だもの。
 それなのに自分の気持ちというか脳内というかは、2007年のままですか!?
 それってやばいじゃん。
 めっちゃリハビリいるやん。
 リハビリで治るならいいけど、たぶんそんな1年の感覚のズレなんか、治りようがないやん。
 やばいですよこれは、世にも奇妙な世界の扉を開いちゃってますよ。
 季節はまた変わるのに心だけ立ち止まったままですよ。

 もしかしたら、”1年間の海外生活で得た経験”のほうよりも、”1年分の自分の中での時間感覚のズレ”のほうが、今後じんわり長期間にわたって悪影響なんじゃないか、ていう。


 ここでまたちょっと話はそれて。


 いや、実は「帰国したら、だいぶリハビリがいるなあ」というのは4月くらいからもうすでに感じていたことで、でもそれは意味がぜんぜんちがうくて。

 実はもうひとつ別に問題があるなあと感じてて、それは、アメリカに来てからこっち、アメリカの図書館の最新事情に触れるとかいう機会が実際にはそんなにたくさんあるわけでもなく、そういうのは日本にいながらにしてでもWebである程度触れられてたんだけど、むしろアメリカに来てからのほうが、内容的にかなり限られた職場での見聞に時間の大半を費やしてしまってるがために、アメリカのにしろ日本のにしろ、図書館業界や学術情報業界の動向にリアルに触れるということがめっきり減ってしまい、よしんばWebでそれをチェックしたとしても、リアル見聞のほうはやはり限られた職場でのそれがほとんどであるために、仕入れた情報がすんなり身体に落ちてこない、血肉になんてなりやしない、情報として流れていくだけ、みたいになってしまってる、ていうのが、ずっと、やばいなーやばいなーと思ってるのですよ。

 そう、こっちにきてつくづく感じたのは、CA-RだのMLだのGoogleアラートだの、なんでもいいんで何かしらの情報を得るじゃないですか、この業界の。それって、Web経由で情報として入手してるわけで、じゃあ別に日本にいようがアメリカにいようが関係ないじゃないか、って、一見思えるんだけど、実はそうじゃなくて。
 そこで仕入れた情報について、例えば同期のAさんに「○○らしいよ〜」みたいになんとなく語りかけてみる。そのAさんのリアクションが大きかったり、小さかったり、「***」ってコメントを返したりする。その様子を見て、江上は「あ、この○○という情報は、Aさんがこんなリアクション/コメントをするような種類のそれなんだな」というふうに評価付けする。そのときに初めて、その情報が、たんなる情報の断片としてじゃなくて、自分の血肉として身体の中に落ちていくんですよね。例えば、Bさんからその情報について「○○っていうニュース見た?」と問いかけられれば、「あ、この○○という情報は、Bさんのアンテナにひっかかる種類の情報だったんだな」というふうにカテゴライズされるし、それでいてCさんがきょとんとしてれば、「あ、Cさんにはひっかからない程度の情報か」みたいになるし。あまつさえそこでBさんとCさんが、江上の見てる前でディスカッションでも始めてくれようものなら、「ああなるほど、○○という情報はこういう意味合いを含んだニュースだったんだな」と完全に自分の血肉になってくれる。
 そういうのこそが、自分自身の情報評価の助けに、実はかなり大きく大きく貢献してたんだな、ていうのが、AさんBさんCさんと気軽にしゃべれない環境下に立って初めてわかったな、ていうね。
 でもそれって、AさんやBさんやCさんがどういう人で、どういう種類の情報に対してどういう反応をとるような人だ、というのがわかってないと一切機能しないやり方なわけなんですよね。アメリカ側の周囲にいる人が、いくら同じ図書館員同士だからといって、百歩譲って日本人であったとしたって、知り合ってまだ日がぜんぜん浅い人相手では機能しない。ましてや、Web経由で舞い込んできた情報それのみでは、評価の助けになりようがない。それはゆってみれば、麻雀なり将棋なりをやるにあたって、長年付き合ってた友人相手にやるのと、昨日今日知り合った相手にやるのと、コンピュータ相手にやるのとでは、勝手がぜんぜんちがう、みたいなもん?(註:麻雀も将棋もほとんどできない私が何かゆってますよ。)

 という意味からいって、図書館業界・学術情報業界の最新情報がぜんぜん身体に落ちてこない状態が1年間続くわけで、これは帰国してからリハビリが相当必要だろうな、とちょっとじりじり焦ってはいたのですよ。


 ・・・・・・なんだろう、うつらうつら長いこと書いちゃったけど(笑)。

 えっと、要は、半年経ちまして、
 ・自分自身が変わるとかじゃないけど、経験値は増えてる感じ
 ・時間がいったん止まって、自分の人生じゃないほうを歩いてってる感じ
 ・最新情報をずっと獲得できてない感じ
 だよ、ていう報告でした。

 半年のレビューは大事だと思うので、たぶん、まだもうちょっと続ける。

(後日註:旧題「6ヶ月経った時点ということで、全体的にレビューしてみた。」から改題)


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posted by egamihvu at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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