2007年09月28日

反論:「手袋、いらんな」

 古典籍なり貴重書なりを扱うとき、手袋しないですよ。

 ていう話をすると、「えぇっ!」と驚かれることがわりとあるのですよ。そんなんあかんだろう、資料が傷むし、手の脂が資料につくし、そんなんとんでもないことだ、というようなおっしゃり方をする人が、結構多いのですよ。

 そんなん、手袋みたいなもんして資料扱ってるほうが、よっぽど危ないじゃないか、とずっと江上は思ってたのですが、↑のようなリアクションをしはる人があまりに多いので、あれぇ、江上の感覚のほうが非常識だったんだろうか(註:そういうパターン多いしなぁ(笑))、と、ちょっと自信なくしてたのですよ。

 そしたら、↓やっぱりあってた。よかった(安)。
 http://www.hozon.co.jp/hobo/archives/200512/hobo_0512.html
 もちろんちゃんと手をきれいきれいに洗ってから、素手で触る、ということなのですが。

 疑問に思う人は、いっぺん綿の白手袋をして、古典籍じゃなくていいからその辺にあるふつーの本でも扱ってごらんなさいって。あ、こりゃあかんな、手袋いらんな、て思うから。

 というふうに思ってたんだけど。(註:またくつがえる)

 こないだとある大学のとある文庫を拝見したことがあったのですが、そこでは資料を扱うときに手袋をお付けになる。その手袋というのが、綿でできた布手袋というよく見るやつではなくって、初めて見たんだけど、なんだろう、化学繊維の不織布みたいなやつで、ごくごく薄くて、たぶんメッシュ的な感じになってて、手にはめてもその手のほうがかなりはっきりと透けて見えてる、ていうくらいの薄手のやつだったので、あれ、これだったら素手で取り扱ってるときと同じくらいの感覚で触れそうだし、それでいて手の脂とか汚れとかつかなくて済みそうだし、どっちの要件も満たしてるな、と、ちょっとびっくりしたよ。

 あれってスタンダードなツールなのかな。
 またどっかで勉強せんとあかんな。

 試しに今度、全国の貴重書閲覧時の規則調査と、日・米・欧比較、とかやってみたらちょっとおもろいかも、と思った。(←今度って、いつだ(笑)。)
 ざっと見てみたら、東大さんも国会さんも手袋派だし。国会さんの記事のはよくわかんないけど。
 http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/sogoto/test/kityousyo.html
 http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preserve13.html
 京大は手洗い派。
 http://www3.kulib.kyoto-u.ac.jp/etc/kicho/index.html#a1

 あまり関係ないけど、なんか見つけたので、メモ。
 http://www.nanzan-u.ac.jp/TOSHOKAN/publication/bulletin/kiyo8/folder/kiyou06.htm
posted by egamihvu at 01:38| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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[図書館]白手袋の真実?
Excerpt:  図書館では、貴重書を扱うときにその資料が傷むのを恐れて、職員や利用者が白い手袋をつけることがあるのだけど、それがかえって資料に良くないという記事 (http://www.hozon.co.jp/h..
Weblog: 図書館を読む
Tracked: 2007-09-28 20:40
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