2009年02月14日

アトモスフィア・ハンティング、とでも言おうか。

 
 条件確認したら次にやること。
 これはまあ、条件確認はわりと事務的なもんなので、実質”最初”の行動にあたるのだけれども。

 江上はまず一等最初に、その雑誌の現物(冊子)を手にとって、全体を確認します。
 必ず紙の冊子。できれば、未製本のほうを、手にとって。
 これによって、これから自分が登るステージの、雰囲気というか空気感を把握する。
 難儀ですが、このある種儀式的な確認作業がないと、足元がなんとなくふわっふわして、落ち着いた着手ができんのです。

 たとえば、どんな論文がどのように並んでいるか、どんな分野のどんなステータスの人が名を連ねているか、どういう空気の中で全体編集がなされているか。
 あるいは、広告から読者層を予想し、コラムや短文やその文体からそこの人たちがどういったノリで振る舞っているかを覗き見する。図版のチョイスや固有名詞の使われ方、場合によっては、フォントや字の大きさ、文字以外の記号・アイコン類がどんなところにどのくらい使われてるかなんかからも、温度的なものを感じる。

 そうやって、イメージをつかんでいくです。

 で、何冊かの冊子をぱらぱらとチェックしていきながら、次にやること。
 その雑誌の中で、自分自身と内容的/スタイル的/立場的に親和性の高そうなものを数篇、ピックアップする。

 ステージの空気感を確認したら、今度は、自分がじゃあそのステージに立ったときにはどんなふうに見えるのか。ていうか、どんなふうに見えるようにするべきか。自分がここで、どういう立ち居・振る舞い・物言いをしたら、どんなふうに見えるのか。ていうか、見えるべきか/見えないようにするべきか。
 それよりなにより、いったいどれほどのものがここでは求められているのか。それは、内容のレベルであったり、情報の精粗であったり、文体であったり、文体の向こう側にあるものであったり。
 そういったものを、まあ、自分のまったく知らない内容や、スタイルのぜんぜんちがってるようなのや、から類推しようとしてもイメージつかめるわけがないので、できるだけ、あ、この人のこの論文だったらなんかちょっとよさそう、ていうのを、ぽんっぽんっぽんっ、と探し出して、そこから学ぶことで、自分自身のある程度の立ち居振る舞いを固めていこう、という算段ですよ。

 そう、自分の立ち居振る舞いのあり方を固めていく。
 それがないから、足元がなんとなくふわっふわしちゃうんだな、と思う。

 これはまあ、冊子を直に見てる時に同時並行的にもやりますけども、それだけでなくて、CiNiiとかの文献DBから過去の探し当ててひっぱってきたりもするです。特に某誌はCiNiiで直近のやつからPDF公開してくれてるので、ピックアップしたいのの本文をちゃちゃっとかき集められるです。

 そこから、学んでいくです。

 何事にしても、先達は、”先”であるだけでも偉大だと思うよ。

 で、じゃあさて、どんな先達に目をとめたのか、ということについては、また別の話。

posted by egamihvu at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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