2008年10月21日

HVUday大反省大会--人事とシンクロナイズド

 ていうかですね、図書館活動・運営について全般的に学ばせる、などという極々ざっくりとした方針の研修って、そもそもどうなん? ていうのは、もっと問題視されていいんじゃないかと思うのですね。
 海外に行くことだけで箔が付く、とかいうようなレベルの研修なり国(失礼m(_ _)m)なりであればそれでもいいのかもしんないけど、そうじゃなきゃ、研修の目的なり期待される効果なりというものは具体的に意識されねばならんことでしょう。
 うん、じゃあ具体的にすればいいじゃん。っていう段になって壁にぶつかるのが、いまの日本の大学図書館人事のあり方なわけで、おおかたの我々が、個人に専門分野・専門職種が認められることなく、それどころか担当すら固定されず、不確定な人事異動をいつ何時となく受ける存在にある。すなわち、「この人は××をやる人」というのが認められても固められてもなくて、時の為政者の都合によってころころと変化するというんであれば、この人が海外の、いやさ、海外でなくたってどんな研修に行ったところで、その目的だのテーマだのってのが具体的には、そりゃまあならんでしょう。期待される効果、つったところで、それ自体、どういう職種のどこの部署で誰によって期待されることを言ってんの?てなるし。
 結果、漠然とした「人材育成」「マネジメント能力の習得」「実務の経験」「現地の事情調査」、そして伝家の宝刀たる「交流とネットワーク作り」といった言葉を並べるに至る。そういうことですよね。
 そんな看板で研修に来てて、じゃあ今度は迎えるほうにしたってですよ、この人、何やる人とも決まってないらしいし、帰国後何の仕事に就くかもわかんないってゆってるようじゃ、いったい何をどうしてあげたら役に立つんだろう?と考えあぐねてしまうことになるよ。もしくは、こないだ来たあの人、これこれのことをやってもらったり体験してもらったりどこどこに滞在してもらったりして、よかったね、と思ってたら、帰国後はぜんぜん違う内容の部署に異動したんですってよ。それどころか、図書館じゃないとこに異動したんですってよ。・・・・・・いったい私たちが協力してあげた研修はなんだったの(怒)。っていうことになるでしょう、そりゃ。日本のそういう事情をすでに心得ているライブラリアンさんに至っては、××について日本でも実現させるべく調査しに来ました、話を聞かせてください、なんてこと言ったところで、どうせ帰ったらじきにぜんぜん違うとこに行くんだし、実現なんてしやしないんだろうよ、ていうか、入れかわり立ちかわり来やがって、何度同じこと調べに来たら気が済むんだ、この人らは。ってなったとしても、文句言えんでしょう、そりゃ。

 何のための研修?
 ていうのが、行く側、迎える側、行かせる側、三方そろって具体的に意識されてること。
 ・・・・・・なんか、書いててむなしくなってきたなあ。そんなこともはっきりしてない研修って、なんでやってるの?て問われて終わりじゃないか。

 もちろん、ざっくりと漠然としてるからこそ得られる利点、ていうのはありますよ。あるんです、これは絶対に。しかも、それは他の方法ではまったく得がたい利点だと思います。
 なんだけど、その利点が得られたっていうのは、結局はかなりの結果論的な産物だと思うので、やっぱちょっとちがうとも思う。このへんはむつかしいけど。あと、極端にそれ一辺倒っていうのは、これはあきらかにおかしいね。

 九大さんの例で、長期研修の目的が明確に”機関リポジトリ”で、研修中も帰国後も両方その業務を担当、ていうわかりやすい例が、たぶん一番しっくりくるような気がするよ。それでいて充分に長期であれば、上記の”ざっくりしてるからこその利点”のほうだってだいぶ得られるんじゃないかという予想が立つので。

 自分が”行く側”になって、他のいろんな”行く側”の人の話をきいて、かつ、”迎える側”の立場のたくさんの人とざっくばらんにしゃべってみて、↑そういうようなことを、わりと痛切に、しかも切なさまじりで、考えてみたのでしたよ。
posted by egamihvu at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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