2008年10月18日

HVU大反省大会--↓、↑、そして↓↑。

 長期・滞在型の海外研修を経験して、それと、短期のとでは、どういった点が異なるのか、どういう特有なメリットがあるのか。あるいは、解決されるべき課題は何か。
 ちょっとつらつら考えてみた、という話。

 メリット的なところから。
 
 今回、そういう長期・滞在型の研修を経験した人たちの報告なり記録なりというのをざぁっと読んでみたのだけど、まあほとんどの人がおっしゃるのは、日本の事情をプレゼンで伝えることができた、それについてリアクションをもらった、興味深く受け取ってもらえた、それをもとにディスカッションができた、と。或いは、お互いの立場から意見を交換し合えた、お互いの刺激になった、同じ悩みや課題を持つ者同士で共感がどうのこうの、と。いうようなことですよね。

 インプット(↓)、だけでなく、アウトプット(↑)。そして、ディスカッションなりコミュニケーション(↓↑)。

 それが大事だとわかっているつもりでも、これが短期の訪問ですっと来てすっと帰るようじゃ、(↑)だの(↓↑)だのやってる暇なんかほとんどないからっつって、(↓)だけで終わってしまう。ていうか、長期で滞在してたって、がらっと異なった環境に身を置かされて、異国の言葉で、しかもつい昨日まで日本という、世界でも類を見ないほどその手の慣習の薄い文化環境にあった人間が、何の意識もなく自発的に(↑)だの(↓↑)だのできるかって、そりゃあだいぶがんばらないとムリでしょう。だいぶがんばった、ていう様子がみなさんの報告からありありと読めるし、それに比べて他国の皆さんはという驚嘆の様子も描かれているし、かく言う自分も、そのことを意識して自らを奮い立たせるようになるまでは、ある程度(註:相当程度)時間かかったよね。

 でも、気付いて、意識するようになってからは、わりとすんなりそういう行動がとれるようになったような気がするよ。自分の調査のために相手のとこに話を聴きに来た、ていうシチュエーションであったとしても、相手から話を聴くだけ・質問するだけではなくて、ああ、それは自分はこう思いますねとか、日本でもそれはこうですよとか、こないだ行ったどこそこでもこういうこと言うてはりましたわとかを、ちょいちょいはさむ、ていう。
 で、それやると、なにより気持ちいいんですよね。相手さんの表情や口ぶりがふわぁって変わるのが、見ててわかるから。いや、もちろん、だだすべりすることもしょっちゅうなんだけど(笑)。

 日本で、どこそこの図書館にお邪魔をして何々についてお話を、という場合には決まって「お話をうかがう」という言い方になりますよね。これが、欧米の図書館にお邪魔をして何々についてお話を、ということをメールでやりとりすると、十中八九、決まって”あなたとのdiscussを楽しみにしています”となる。

 まあ、↑そういうことですよね、これがすべてを物語っておられるわけだ。

 英語が通じる・通じないとか関係ない。相手の英語がわかる・わかんないとか関係ない。とにかく、そのディスカッションをしているシチュエーションがおもしろい。
 ていうことに気付く域に達するのにだいぶ時間がかかってしまったのは、もったいない話ではあったね。頭ではわかってても、体全体で納得するのに時間かかったね。

 加えて、短期でかなわず長期でかなう利点としては、インフォーマルなコミュニケーションの場というものが日常ふんだんに得られる、ということですよね。大小さまざまなパーティ、ソーシャルイベント、ランチ、会食、ミーティング前後でのおしゃべり等々。これがあるからこそ、わかる、得られる、理解できることって、そりゃあもう量り知れませんわね。そういうだからこそ伝えられるアウトプットというものもあるもんですよね。

 という具合に、先方さんに何かしら刻み残してくるものが、いくばくかでも持てるのが、長期・滞在型海外研修の一番の利点じゃなかろうか、と思うのでしたよ。

posted by egamihvu at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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