2009年02月14日

新企画「JKG2009への道」

  
 このblog、うん、まだ続くよ。
 続くともよ。
 そう簡単に幕は降ろしませんですよ(笑)。

 原稿の依頼をいただいたのです。
 某誌さまより。
 情報系の誌で、ハーバードなりアメリカさんなりでの見聞から、情報リテラシーに関するものを語りなさい、的な感じのもの。

 で。
 これまでも何度かそういったことをやってきたし、この場でもそのメモ的なのやアレンジ的なのをちょぼちょぼと書いたりしてたんだけども。
 今回はちょっと趣向を変えて、着手・準備から執筆なり提出なりに至るまでのあいだ、江上が何をどうしていくか、考えていくか、的なこと。書こうとする内容のほうではなく、どうやって書いていってるかのほう。を、お得意(笑)のリアルタイムのノリで、ここに書き残していこうというものですよ。

 これは、2009年時点での自分自身の振る舞いの記録セーブ、でもありながら、ていうか、これまで自分は手前勝手なお作法でこういう原稿ものの執筆をこなしてきてはいたんだけども、その作法・手法って大丈夫なの? ダメなの? ていう疑問にふと駆られないこともない、どっかのタイミングで検証せなならんなあ、と。そのためにはやっぱり恥を忍んででも一度は記録セーブしてみなあかんな、という考えもあって書き留めるのですよ。

 たぶん書いていくにつれて、なんじゃこのトンデモ作法は!?と自分で自分に驚愕する羽目になりそうな気がする。
 そんなやつが”情報リテラシー”語ってんじゃねぇよ的な。
 こわいこわい(笑)。

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要件を確認するよ。

 まずは、自分に何が求められているのか、いつまでにどのくらいの何をどうしなければいけないのか、要件・条件的なことを確認するよ。

 何はなくとも、まず最初に字数を確認しなきゃならん。
 字数がすべてを決定する、といっても過言ではないのでね、どのくらいのサイズのもの、つまりは、どれだけの内容を言うことを求められているのか。それによって構成も、情報の精粗も、ストーリー展開もがらっと変わってしまうですよ。
 今回求められたのは、約12000字。A4冊子で見開き6ページ程度の予定、とのこと。
 江上はいつも、A4の1枚40字×40行に換算してだいたいの文量をつかんでいるのですが、これでいうと、12000字=7.5枚。まあ、6枚書く勢いで書いてればそんなもんだろう、と。

 締め切りは、4月半ば頃。
 ちなみに掲載は7月頃。
 2007年9月の経験を、2009年7月に発表、となる。ここ、以外とネックなので念頭に置いときます。たぶん文中でひっきりなしに「2007年当時は」的に前置きしなきゃならん感じがする。

 江上が依頼された原稿は、「情報リテラシー(註:たぶん、情報リテラシー”教育”)」を特集とした数篇のうちの1篇、ということになるらしい。その中でも「海外の事例を報告」という役回り。先方から示された仮題は「米国の大学図書館における情報リテラシー」。だからまあ、それを求められてるってことだね。
 ただ、まあ江上は特に情報リテラシーのことを調べに向こうに行ったっていうわけではないので、そこのところは了解していただけているらしい。
 ちなみに他の方のテーマは、総論であり、学部生向け授業の報告であり、企業研修であり、NIIの例の研修についてであり、という感じ。その中で江上は、という立ち位置。こういう立ち位置もイメージを固めていくのに欠かせないです。

 以上、
 ・12000字
 ・4月半ば
 ・米国の大学図書館における情報リテラシー(教育)
 ということで。

 あ、あと、査読もある。

posted by egamihvu at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アトモスフィア・ハンティング、とでも言おうか。

 
 条件確認したら次にやること。
 これはまあ、条件確認はわりと事務的なもんなので、実質”最初”の行動にあたるのだけれども。

 江上はまず一等最初に、その雑誌の現物(冊子)を手にとって、全体を確認します。
 必ず紙の冊子。できれば、未製本のほうを、手にとって。
 これによって、これから自分が登るステージの、雰囲気というか空気感を把握する。
 難儀ですが、このある種儀式的な確認作業がないと、足元がなんとなくふわっふわして、落ち着いた着手ができんのです。

 たとえば、どんな論文がどのように並んでいるか、どんな分野のどんなステータスの人が名を連ねているか、どういう空気の中で全体編集がなされているか。
 あるいは、広告から読者層を予想し、コラムや短文やその文体からそこの人たちがどういったノリで振る舞っているかを覗き見する。図版のチョイスや固有名詞の使われ方、場合によっては、フォントや字の大きさ、文字以外の記号・アイコン類がどんなところにどのくらい使われてるかなんかからも、温度的なものを感じる。

 そうやって、イメージをつかんでいくです。

 で、何冊かの冊子をぱらぱらとチェックしていきながら、次にやること。
 その雑誌の中で、自分自身と内容的/スタイル的/立場的に親和性の高そうなものを数篇、ピックアップする。

 ステージの空気感を確認したら、今度は、自分がじゃあそのステージに立ったときにはどんなふうに見えるのか。ていうか、どんなふうに見えるようにするべきか。自分がここで、どういう立ち居・振る舞い・物言いをしたら、どんなふうに見えるのか。ていうか、見えるべきか/見えないようにするべきか。
 それよりなにより、いったいどれほどのものがここでは求められているのか。それは、内容のレベルであったり、情報の精粗であったり、文体であったり、文体の向こう側にあるものであったり。
 そういったものを、まあ、自分のまったく知らない内容や、スタイルのぜんぜんちがってるようなのや、から類推しようとしてもイメージつかめるわけがないので、できるだけ、あ、この人のこの論文だったらなんかちょっとよさそう、ていうのを、ぽんっぽんっぽんっ、と探し出して、そこから学ぶことで、自分自身のある程度の立ち居振る舞いを固めていこう、という算段ですよ。

 そう、自分の立ち居振る舞いのあり方を固めていく。
 それがないから、足元がなんとなくふわっふわしちゃうんだな、と思う。

 これはまあ、冊子を直に見てる時に同時並行的にもやりますけども、それだけでなくて、CiNiiとかの文献DBから過去の探し当ててひっぱってきたりもするです。特に某誌はCiNiiで直近のやつからPDF公開してくれてるので、ピックアップしたいのの本文をちゃちゃっとかき集められるです。

 そこから、学んでいくです。

 何事にしても、先達は、”先”であるだけでも偉大だと思うよ。

 で、じゃあさて、どんな先達に目をとめたのか、ということについては、また別の話。

posted by egamihvu at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月18日

サイズから構成へ

 もちろん、掲載先の空気をつかんだからといって、じゃあそれによって自分の書きたいこと/書くべきことがガラッと変わってしまうのか、論点をすりかえてしまうのか、とかいうことではないのだけど、とはいえ、サイズとか外形を無視して内容が成立するということは、まずありえんだろう、と。
 たとえば、「米国の大学図書館の情報リテラシー教育について、ハーバードでの見聞を書いてくれ」という依頼をいただいたときに、じゃあ自分としては、網羅的・体系的にそのことについて腰を据えて調査してきたわけではないけども、いくつかの事例を実際に拝見してきたという経験はあるわけなので、そのいくつかの事例をころっころっころっと並べて報告する、というところから足がかりにしていこうか、と、なんとなぁくイメージする。
 その、なんとなぁくなイメージが、掲載先のサイズなり空気感なりの中で、果たして成立するのか? 実体を持った原稿としてそこに登場させることが、可能なのか? 可能でなければ、どこをどうモディファイドすべきなのか? ということを、まあ、すりあわせる、といった感じですよね。

 さて、親和性の高いものをピックアップしてながめる、という作業は置いとくとして、特に親和性が高いものでなかったととしても、個々の先人原稿をながめることでいろいろなことを把握するというのは、わりと有用なところが多いですよ。
 それはたとえば、(実際の)字数・文量から、サイズ的にゆってどのへんまでのことを言えるか/言えないか、ていう精粗やら深度やらのようなものを測ってみたり、とか。みなさんがどんな構成を組んでいるかによって、自分がとるべき構成はどういったものか、もしくは自分がとりたいと思っていた構成がアリかナシか、ていうのを探ってみたり、とか。

 今回の某誌でも、たとえばぽんっと最新号を手にとって、とある特集のもとに集められた数点の論文をつらつらつらとながめてみるというと。

 要件としては「刷り上がりで6ページ程度」と言われてたのだけれども、実際には圧倒的に”5ページ”が多い。この5ページの人たちの実際の字数がどれくらいなのか、きっちし12000字書いたら5ページになるのか6ページになるのかはわかんないけども。
 で、その5ページのうち、冒頭の標題と抄録のエリア、末尾の英文抄録のエリア。そして、これは本文に含まれますが、注釈の部分が多い人は多い、という感じ。それをさっぴくと4ページ、下手したら超えない人も出てきそうな勢い。
 まあじゃあ、少なめ少なめで、抑えめ抑えめで行ったほうがいい/行っても大丈夫そうだな、というふうに思う。どうせ書き始めたら字数はどんどん超過してしまいがちな自分なのだし。

 さらにいうと、たいていの方が写真・図版・表の類を、必ずといっていいほど3-4点は載せておられる。いままでの自分的にもここがわりと盲点だったというか、その掲載誌が、写真・図版のたぐいをふだんに載せたい空気のところなのか、それともそんなんは別になくて最低限必要な図表しか載せてない空気のところなのか、が、あとから指摘されて「しまった!」ていうことが何度かあるよ。しかも今回の江上の場合だと、米国で滞在してられたころの経験を踏まえて、的な前提で依頼していただいているわけなので、まあおそらくは数枚の写真を、しかも当地の情報リテラシー教育の現場の、臨場感あふれんばかりの生写真を期待されてるのかも。そんなの撮ってねえっつうの。
 ということを考えると、写真少なくとも2-3枚のスペースをまた考慮して、実質の本文部分は多くても4ページ程度で考える、くらいがよさそう。

 さて本文部分は、たいていの人が「はじめに」などの導入部分を持っておられる。”導入”については別途考えます。で、事例をいくつか章立てで報告して、最終的にそれをまとめる、というような書き方をしている人がおられて、このスタイルがたぶん今回自分がやろうとしているのに一番近かろうな、と見積もって、その人のと他の人との各稿を遠目でずらっとながめて、うん、別段突出することなく馴染んでおられる。このスタイルでこのステージに登場することで、場を乱すなんつうことはなさそうだな、という感触を得るよ。ただ、その方の各章の事例報告をながめていると、全体の文量からいっても部分部分のバランスからいっても、そうそう詳細な描写ができるわけでもなく、ひとつひとつあげつらうかのように分析なり検証なりを注釈なり加えつつ書いていけるわけでもなさそう。それは、ステージの広さ、ホールの奥行きが、そこまでのことができる容れ物ではない、という意味で。なので、最初の最初頃にはだいぶ気合い入れて追加調査せなあかんだろうか、と考えていたけども、この調子だと、必要なのは気合い入れた追加調査ではなく、背景など漏れ落ちそうな説明を丁寧に加えること、のほうかもしれんな。それでいて若干の補完は必要にしても、深追いはしないほうがいいかもしれない。と、ほんとかどうかわかんないけども、なんとなく納得する。

 だいぶ情緒面なことを云々してるけれども、この、何となくな納得があるかないかで、不安雑念なく、集中して筆を進めていくことができるか、が決まってくるような気がしているよ。なので、たいていはこういう、心積もり的なところから始めているよ。

 いまのところ。

・既に書いた内容+丁寧に説明 / 若干の補完・追加調査、程度。 
・導入+事例が大4/中6程度+持論展開。写真2-3枚+注。標題・抄録・英文のスペース。
・表や文書的資料でおもしろいのがあればはさんでも楽しい、かも。

posted by egamihvu at 12:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この企画、失敗だったかも。

 
 この記事を書くのにずっと時間をとられてて、本作業にさっぱりとりかかれない。

 ムリが出たらやめます。やめるか、粗くなるか。


posted by egamihvu at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月23日

居並ぶ論文を解体新書、の巻

 先に述べましたように。
 http://hvuday.seesaa.net/article/114221528.html
 その雑誌の中で、自分自身と内容的/スタイル的/立場的に親和性の高そうなものを数篇、ピックアップする。それをざっと読んでみる。そういうこともまた、本腰入れる前にちゃかちゃかっとやるです、という話。

 がさっと手に入れたコピーを、ばさばさっと眺めてみたよ。

 たとえば、これ。同じ職場でとてつもなくお世話になっていた大先輩の司書の人が、この業界でどうやってキャリア形成していくかというモデルのようなものを、某会、とある大学図書館関係のコミュニティを事例としてとりあげ、論考していく、というもの。
 えー、どれどれ。「はじめに」はかなり短いけど、まずキャリアとは何かというかなり大きな一般論を枕として置くことから始めておられる、と。それから、事例としての某会をとりあげて、詳細に紹介。まず概要でしょ、それから経緯、そして、具体的な活動事例としてさらに数点をころっころっと並べて述べる感じ。
 具体的活動事例のほうを読み進めていくと、思った以上に具体的かつ丁寧で、だいぶ微に入った感じになっておられる。というより、たぶんここがひとつのメインなんだな、と。まあ、あの方にぴったりの内容だし(笑)、ていう。
 さて、この事例詳述がメインかな、と思いきや、もうひとつメインがあって、今度は、キャリア形成ということの一般論的なのと、この某会の事例とを織り交ぜながら論考していく、というステージに入る。といってもなんとなくだらだら述べていくとかではなくて、3つの論考テーマを掲げ、そのひとつひとつについて、一般論的なの〜〜某会事例、という固まりをころっころっと並べ、3つ配置する、という感じ。なるほどこうすれば、自分の論説と前半の事例詳述とが分解することなく、きれいに納まってくれますなあ。さらにいうと、結構、そこにいた人にしか把握し得ないような事情についても、丁寧に述べておられるので、そういう意味での書き応えも読み応えもある感じになっておられるよ。
 あ〜、このモデルはいいな。いいパターンやな。

 次の例は、もっとシンプルというか、先の例のベース版のようなもの。
 某日本有数の国立大学の図書館員の人たちが、講習会みたいなのに集まって、webで使うプログラムみたいなのを勉強しては開発する、という活動の紹介しておられる。
 はじめに、のあとで、こちらもいったん総論的なのを枕に配置。で、こんなんに取り組みましたという実例を、ひとつ、ふたつ、みっつと続けていって計7つ、結構なボリュームですよ。
 と思ったら、やはりこちらもそれで終わるわけじゃなくて、さて次にこの会のあり方を紹介します、みたいな感じにすぅっと移行する。で、ここでもそのポイントをひとつ、ふたつ、みっつというふうにぽんぽんっと並べてって、で、エンディング、と。
 うん、こちらは、構成がシンプルだから、書く方も安定して書けるし、読む方も安心して読める、という感じがするよ。

 最初は、うわっ、こんなすごそうな原稿の中に自分のが埋もれていくのだろうか、こわいこわい、とおびえそうになるんだけど、内容的なことについてはそりゃ書いてる人の方が読んでる側よりも知ってるのはあたりまえなんで、そこを抜きにして、骨組みの方だけに光をあてて見ると、あ、そういうことなんだね、ていうのがいろいろわかって、ちょっと安心するよ。
 そういった意味での腑分けは、いろいろ良い。

 続いて、某日本有数の私立大学の人が、北米のとある国の大学図書館に約半年研修に行ったので、そこでのカタロギング業務の様子を報告する、という、まあゆったら江上の立場に一番近そうな感じのもの。
 こちらでは構成ではなくて、報告の視点みたいなのをチェックしてみましたよ。言及しているトピックは多岐にわたっていますけども、見ていると、文献資料に依拠してものを述べているとか、一般化したところから大上段に述べているとかではなくて、自身の見聞に根ざした報告。どこそこでは何々をこうしていて、これについてはこういう仕組みになっていて、それについてはこんな話を聞いてきた、という感じ。このやり方だと実に臨場感たっぷりだし、実感がわくというか、読み手側も問題を自分事としてとらえやすくなる感じがしますよね。何より、これこれはまだできてない、とか、こういう問題が残っている、とかいうマイナスの話が聞けるのもGJであるよ。これはこれであり。

 もっとも「言いたいこと言った」感を強く感じたのが、この業界では有名人で、特に最近このネタであちこちにひっぱりだこな、某日本有数の女子大学の人によるラーニング・コモンズ話。
 こう考えた、こうである、こうすべき、という言を成り立たせるだけのものがある、というのが、その「言いたいこと」よりももっともっと、丁寧かつ豊富に、文献なり、数字なり、事例なり、データなりが提示されている。それが豊富っていうのが、読んでからではなくて、紙面をぱっと見する段階でわかる、っていうくらいに。それくらいのものがあってこその、「言いたいこと」につながるんだなあ、というのが、それこそ目に見えてわかるよ。

 ほかにもまだまだいくつかに目を通しているわけなんですけども、こういうふうにして、まあ直接的にどれかをがっつり模倣するというわけではもちろんないんだけども、自分の原稿が掲載された暁にはどんな姿になっていることだろうか、というのをあらかじめイメージトレーニングしておくことで、ぐんっと落ち着いてくる、ていう効用を期待しているよ。

posted by egamihvu at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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