2008年09月04日

HVU大反省大会--環境が変わったぞ号

 
 研修期間中の江上は、「ハーバード大学に在籍するvisiting fellow」ていう身分なので、一応、ハーバード大学の一員として扱われることになるのですよ。例、ハーバード大学の身分証が発行される。顔入りID。あと、職員番号とパスワードが付与される。この身分証なり職員番号なりが、図書館のIDにもなるし、ビル立ち入りのIDにもなるし、コピー機とか売店・カフェとかでの支払いをするクリムゾンキャッシュという制度のアカウントとしてもそのまま利用する、という。

 webサービスには先の職員番号とパスワードが使われるわけで、職員用ポータルサイトだとか給与システム(10000ドルの月割り支払いはこのシステムを使用)にログインしたりするよ。そして同じく、学内LANへのアクセスもできるし、キャンパス内には至るところに無線LANがあるので、お手持ちのラップトップPCを小粋に持ち歩いて(註:小粋かどうかは各人による)、職場でも、図書館でも、カフェでも、キャンパス内であればどこででもネットにつながるという、いま話題のユビキタス(笑)ですよ。ていうか、このID・パスワードを使えば学外からも学内LANにアクセスできるので、自宅だとか、街中のカフェから小粋に(註:小粋かどうかはry)学内限定サイトとかにアクセスできる、ていう仕組みでしたよ。PPなんとかではない。たぶん。

 例えば、HCL(もうさんざっぱら説明したけど念のため、ハーバードにたくさんある図書館たちのうち13だけがグループを組んどるもの)に所属する図書館の図書館職員だけがアクセスできますよ、ていう情報共有用webサイトがあったりするんだけど、じゃあ、そこへアクセスしてもいいですよ、ていう許可が江上(のID・PW)に与えられる。ことほどさように、ハーバード大学には職員向けとか教員向けとか学生向けとかWG向けとか誰それという条件を持つひと向けとかいうように、情報共有用webサイトがやまと郡山あって、もちろん図書館業務・サービス関係のものもそこにはあるわけなんだけど、じゃあ例えば江上がそれらのどれにアクセス許可されて、どれは不許可なのかっていうのは、サイトごとにそれぞれ設定されていて、江上がアクセスできるものもあれば、途中までならアクセスできるものもあれば、トップページだけでだがそれ以上は断る、ていうのもあるよ。

 そうそう、ハーバード大学でのメールアカウント(harvard.edu)を取得した、ていうのも結構大きくて、harvard.eduのメアドの人だけ加入できるよ、ていう図書館職員用情報共有MLとかもあるから、それに加入さしてもらって、生の小粋な(註:もういい)情報をしこたま仕入れられるという。

 このへんだな、やっぱ、短期と段違いなのは。

 あとは、ハーバードの図書館さんが採用してるシステムである「Aleph」を操作するための個人IDももらえたよ。但し、OCLCでカタロギングという仕事をしてはいたんだけど、そのIDは共有のだった。これは、もとから共有らしい。

 イェンチンでの江上の立場は、visiting fellowっていう肩書き。イェンチンの一員であるという扱いで、名簿にも名前が載せられるよ。名簿に名前が載るのは、載らないのとはだいぶちがうよね。で、イェンチンの中の「Japanese Acquisitions and Reference Section」ていうところ、つまり、日本分野研究を支えるために蔵書構築とレファレンスを行なうよ、ていうところに、いる、ということになってたよ。ここは、サブジェクトライブラリアン1人と、補佐のスタッフ2人からなるよ。カタロギング担当の日本人ライブラリアンとか、閲覧まわりの日本人スタッフとかは、また基本的に別部署だよ。

 江上は、そのセクションのオフィスに、机を与えられ、端末も与えられ、そこにいる、ていう感じになったよ。

 ライシャワー? いや、お知らせ的なことはぽつぽつ来てたけど、そこで特に何かをしてたとかではないよ。たまにパーティのお誘いとかあって、それは、行った(笑)。

 さてさて、この研修の内容として「業務実地体験」ていうのがあったと思うんだけど、これって別に、イェンチンさんなりハーバードさんなりで、これこれを片付けさせようとか、これこれを担当させようとか、担当業務を割り振られてたわけでもないし、なんとかモーテンソンさんみたいにプログラム的なのがあるわけでもなくて、基本、白紙。で、行ってから相談して、じゃあこれこれこうしましょうか、こうしてもらいましょうか、ていうのを、イェンチンさん側のニーズと、こっち側の来歴なり適性なり本国での職務なりとを勘案して、随時決めていったり、変更したりしていく、ていう感じでしたよ。だから、だいぶフリーっちゃあ、フリー。プレッシャーっちゃあ、プレッシャー。人によって向き不向きはあるかもしれん、ていうあれですよね。
posted by egamihvu at 05:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

HVU大反省大会--遥かなるハーバード、の巻

遥かなるハーバード、の巻

 この研修ていうのは、そもそも、HYLさんがvisiting librarianを受け入れる、という事業でしたよ。HYLさんはもともと中国とかからのvisiting librarianの受入とかをずっとやってはったんだけど、じゃあ今回日本からもそれをやってみようっていうんで、3年限定のパイロットプロジェクトということで、毎年1人づつという要領で、東大さん、京大さん、(だいぶ交渉に時間かかって)慶應さんという感じでしたよ。

 研修者は、ハーバードのライシャワー研究所に在籍して、そこのvisiting fellowになる、ていう扱われ方なので、米国のJ-1ビザ(エクスチェンジ・ビジター)を取得しますよ。で、在籍はライシャワーさん、滞在するのはイェンチンさん、ということで、イェンチンさんの日本分野のライブラリアンさんの監督のもとに活動することになりますよ。

 で、京大さんはこの研修を行なうにあたって、学内に募集をかけたのですよ。これが2006年9月末。「平成19年度図書系職員海外調査研修」とかっつって。「研修先等において大学図書館の業務・管理運営に関する調査・研修及び交流を行なうことにより、図書の実務・管理運営における高度な能力を持つ人材を育成する」っつって。もっと言うと(言うか(笑))、「ハーバード大学(イェンチン図書館)の図書館業務実地体験」「特定テーマに関する実務研修、調査等」「ALAその他図書館に関する会議出席、米国大学図書館訪問調査、アメリカの図書館職員等とのネットワーク作り」をやってくるっていうあれなんだけど、誰か行きませんか、つって。募集対象は27〜35歳って書いてあった。ぎりセーフ(笑)。これより若くても老いててもあかんか、わからんわけではないけど、微妙だなあ。

 志望します、ていうひとは、「志望理由書」(なぜ志望するか、帰ってからどうするつもりか)を英語で書くし、「研修計画書」(テーマ設定、そのテーマで、結果、どうなるか)を日本語で書いて出せ、てなってたよ。

 12月に面接が行なわれて、研修者が決定したよ。

 研修期間は、2007年3月20日から2008年3月19日までになったよ。CEALっていう、全米の東アジア図書館のライブラリアンが集まる会の年次集会があるのだけど、その年次集会っていうのが毎年3月下旬とか4月上旬の時期にやってて、日本からそれに参加するのは年度替りの関係上至難の業なんだけど、それが、2007年度は3月下旬に、2008年度は4月上旬に行なわれるとおっしゃる、つまり江上がふつーのお役所的なスケジュールで4/1〜3/31という日程にしてしまうと、どちらにも参加できなくなってしまうわけですな、え、イジメ? なのでまあ、かけあって、そういう変則的なスケジュールにしていただいた、と。だって「CEALに参加しましょう」つうのはそもそもの研修内容にはなっから入ってるわけだし。

 この研修期間中の江上は、京都大学附属図書館情報管理課システム管理掛(なぜシス管?)に在籍しております、そして彼はただいま海外出張中であります、という扱いになっているよ。雇っておられるのは京大さんであって、ハーバードさんではない(そうなるとビザ的にひと手間ややこしくなっちゃう)。

 お金のことを言うと、研修中は京都大学側が給与を支払いますよ。で、これについては、ハーバード大学の雇用による米国滞在ではないですよ、いうことを、入国審査のこわいおにいさんたちに証明せんとあかんのでしたよ。彼は京大からこれだけ給与をもらってる、とかいう証明書とか。彼は1年したら絶対に日本に帰る、ていうイェンチン館長のお墨付きとか。

 で、ハーバード大学側としては、ライシャワーさんが10000ドルを交通費・奨学金として支給するのですよ。ここには、日本−ボストン間の往復旅費であるとか、CEALなりALAなりに出席しなさいていう図書館集会であるとか、米国内各地の図書館訪問に行くのの費用とかが含まれる。含まれるっつったって、いくらいくら使いなさいとか、使ったら報告しなさいとかではなくて、渡されて、使って、足りなかった(そりゃ足りんし)自分で出す、ていうあれでしたよ。これは月割りで支給されたよ、月800ドルとか。

 で、滞米中の住居費・生活費、医療保険(外国人は義務付けられているよ)等については、自己負担であるよ、と。

 ちなみに住居っていうのは、ハーバード大学によって用意されるというわけでもなんでもなくて、個人でアパートを契約したのでしたよ。月1150ドル(破産オワタ)。電気・水道・ネットっていうインフラと、でっかい家具・器具類ていうのは住居に含まれていたんだけど、その他の生活必需品は自分で調達した感じでしたよ。あと、ソーシャルセキュリティナンバーも取らなあかんし、銀行口座も開設せなあかんし、ていうことについてもそれぞれ、自分で手配したのでしたよ。
posted by egamihvu at 05:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。