2008年03月01日

ハーバード図書館巡礼

 ハーバードさんにての余命も幾許もなくなったご身分なわけですが、ふと気付けば、学内に90はあろうかという図書館・図書室のほとんどをまだ拝見すらしたことないじゃないか、と気付いたので、ひとしきり見て廻ることにしたのでしたよ。
 ま、図書館なんかもうこれまでげっぷが出そうなくらい見てきたわけなのですが、それでもひとつふたつ、気付いたことや考えたことなどのメモ。

●Baker Library (Harvard Business School)
 図書館の建物は結構でかいんだけど、中に一歩入ってみても図書館らしき施設は見当たらない。ゲートもないし。うろちょろしてると、3階にリーディングルームがあって、そこの入口にゲートがある。ゲート内にリーディングルームがあり、検索用PCとか閲覧席とかがあって、書庫へ通じる入口がある。そこは明確な図書館仕様。
 じゃあそれ以外のフロアはどうかというと、図書館というよりもコモン・スペース、ラウンジとしての機能がメインのようになっていて、ソファがあり、新聞や軽雑誌があり、利用者用PC端末(デュアル・ディスプレイ!!)があり、テレビ放送の液晶ディスプレイ4台(音声はFMで周波数を合わせて聞く)があり、読み物用図書までもがゲートの外に置いてある。つまりは学生(註:ビジネススクールなので社会人としての、しかもそれなりに金銭的余裕のあると思われる、学生)の居場所として、くつろぎ場所として、ラウンジとしてのスペースが設けられているという感じなのですよ。
 それを見て考えたことには、図書館を学生の”居場所”とすることと、諸々の決まりごと・規制とが相容れなかったりするなら、いっそのこと図書館の決まりごとの及ぶ範囲としての”ゲート内区域”を、この図書館みたいに思いっきし後退させてしまう、というのはどうだろうか? いくら図書館に学生を呼び戻したいとは言え、飲食とか、たむろとか、ディスカッションとか、図書館としては困るけども学生居場所としては必須のものを、無理に図書館側で許容しなくても、ゲートをぐっと後退させればそこは”図書館”じゃなくなる、ていう。利用者同士の衝突もなくなるし。飲食もできるし。要はネットや机が使えればよい、と。
 ・・・・・・うん、じゃあさ、そうまでして学生を呼び戻したとしても、図書館ってのはいったいなんなんだ?
 
 メモ。スクリーンセーバで図書館広報。

●Cabot Science Library
 科学関連の新聞記事を切抜きして壁にはってある、ニュース掲示板。

●Quad Library
 学部生用の図書館(Lamont)の分館だと思っていったら、どうもQuadというところが学生用の居住エリアらしく、そこで生活の一部として図書館が使えるということで、リザーブ図書とレファレンスコレクションといくばくかの新刊書はあるけども、という感じで、ID制限で入館すらできないし、真っ昼間で人はいない(みんな授業に出てる)しで、すごすご帰ってきた。

●Graduate School of Education(Gutman Library)
 ビル自体は古いんだけど、内装とインテリアが新しくてスタイリッシュな、カフェ的な、ブランニューなのに改装している。あと、寄贈らしいけど、明るい雰囲気のパステルな絵をかなりたくさん掲げている。照明も、増やしたり、ランプシェードが小洒落てたり、電球による間接照明だったりする。といったわけなので、古いビルなのに非常に明るく見える。PC・ソファがたくさん置いてあって、人がたくさんいて、学生を図書館に呼び戻すことには成功している、と言えるんだけど、じゃあ、蔵書が並んでいる書架には人はいないし、本を使って勉強している学生はほとんどいないし。
 ・・・・・・うん、じゃあさ、そうまでして学生を呼び戻したとしても、図書館ってのはいったいなんなんだ?

●Schlejinger Library(女性史図書館)
 基本的に閉架式。
 コレクションの展示ケースがあったので、そこだけ拝見。

●医学図書館
 建物が古い。
 施設・設備が古い。
 散らかったり壊れたりしている。
 いろんなものが放置されている。
 利用者がいない。
 図書蔵書が古い。
 館内が判りにくい。
 各種サインがぜんぜん更新されていなくて、配置やルート案内が現実とちがうので、とにかく迷う。
 王様のレストランの第1回みたいなところ。

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SFX的なのやMetalib的なのに対する江上の評価 ほかLibXについて1編


 ”あの程度”の機能、基本だろう、と。
 大学図書館が”情報センター”を標榜しようってんであれば、いまどきあのくらい備わっててあたりまえだろう、と。

 で、だからこそ、その程度のあたりまえなものに大枚はたかなあかん、ってのがどうも納得いかん、と。

 たとえば、ハーバードさんの利用統計を
http://hul.harvard.edu/ois/systems/portal/stats/YR2006/index.html#stats
 ごくごくざっくり見てみると、MetaLibは全体の約1割、SFXは全体の約16%という使用率。

 低いこと自体には別に問題ないと思うんだけど、じゃあ果たして、これは”買い”であってたのかどうなのか。

 あとLibX、がんばって京大仕様のを、作ろうよね。

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【35. オンライン資料の検索を強力にサポート – E-Research@Harvard】

 電子ジャーナルやデータベースなどのオンライン資料を、いかに効率よく、判りやすく、スムーズに提供するかについては、どの大学図書館も常に頭を悩ませている問題だと思います。
 ハーバード大学では、学内で契約・提供されているあらゆるすべてのオンライン資料について、「E-Research@Harvard」という下記のポータルサイトから探し出し、たどり着くことができるようになっています。

 E-Research@Harvard
 http://eresearch.lib.harvard.edu/

●Cross Search

 このポータルサイトで提供されているサービス・機能のうち、もっとも強力な機能のうちのひとつが、データベースの横断検索です。
 ハーバードでは非常に多くのデータベース – 文献検索データベース、統計データベース、分野別データベースなどを契約しています。E-Research@Harvardでは、MetaLibと呼ばれるシステムを使って、それら複数のデータベースを一度に横断検索することができます。
 ユーザはまず、下記画面の左側にリストアップされている分野別・種類別のカテゴリから、自分の目的に適うものを選びます。すると、その分野・種類に即した複数のデータベースが、画面中央に提示されます。

fig1
 
 写真は「Music」を選択して、7件のデータベースが提示された例です。この中で、自分が検索したいデータベースをチェックボックスで選び、キーワードを入力して検索してみます。

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fig3

 "shamisen"で検索した結果が表示されました。
 右端に表示されている「Topics」「Authors」などの見出しのついたリンクは「ファセット」と呼ばれる機能で、これをクリックすることでしぼりこみ検索が可能です。検索結果の内容が自動的に分析され、その中に含まれているキーワード(kabuki, theater, tsugaruなど)や著者名などのうち、数の多いものが選ばれて、このようにリストアップされています。このリンクをクリックすれば、そのキーワードや著者名でしぼりこみ検索をした結果がすぐに表示される、という仕組みです。
 「FIND IT」という青いボタンをクリックすると、その論文の全文ファイルへのリンクや、図書・雑誌の所蔵場所を示す書誌・所蔵データへのリンクが示され、現物を入手することができます。これは「SFX」というシステムを使ったサービスで、京都大学の「Article Linker」とほぼ同じ機能です。
 「○」に「+」のマークがついているボタンをクリックすると、選んだ論文のタイトル・著者・雑誌名などのデータが、各ユーザ個人のバスケットに保存されます。保存したデータは「My Research」と書かれたリンクをクリックすることでいつでも参照できます。RefWorks(文献情報管理ソフト)へのエクスポートも可能です。

fig4

 この機能は、ユーザ各自がログインしているときに利用可能なものです。
 E-Research@Harvardのトップページやその他の検索画面のページなどには、随所にログインのためのリンクが設けられています。これは【29. どこでもハーバード – WebサービスとPIN System】でご紹介したPIN Systemへのリンクであり、ユーザはここで自分の身分証番号とパスワードを入力することにより、ハーバード契約資料へのアクセスが認められるメンバーとして、認証を受けることになります。
 下記は、ログインしていなかったときの、横断検索画面の例です。

fig5

 ハーバードの学内者でなければ使用できない契約データベースには、使用できないという意味の「○」に「/」のマークが表示されています。逆に、フリーで公開されているデータベース(AGRICOLA)やハーバード自身が作成して一般公開している目録データベース(Harvard Geospatial Library)にはチェックボックスがついています。フリーで利用できるデータベースについては、ハーバードの学内者でなくてもこの横断検索機能を利用できます。

●E-Resource

 ハーバードの図書館が契約あるいは提供しているオンライン資料、データベース、コレクションなどについて、キーワードやタイトルなどから探すことができるのが、「E-Resource」サービスです。キーワードなどによる検索で探すほか、リストアップされた分野名からたどり着くこともできます。

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 右側の「○」に「i」のマークをクリックすると、そのデータベースについての解説・利用条件・分野などの情報が表示されます。

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 また、ここでは契約・有料もののデータベースだけでなく、ハーバードで作成・公開している無料のデータベース、インターネット上でフリーで利用できるデータベース、他大学が作成した分野別リンク集や、ハーバード図書館のwebサイトや各館が作成した利用ガイド・分野別ガイドなど、じつにさまざまな種類のオンライン資料が含まれています。学内の各分野の専門家であるライブラリアンが、ここに掲載してユーザにおすすめできると考えたオンライン資料については、その出自や有料無料に関わらず、提供されています。上記リストのうち、「○」に「/」のマークがついていないものが、フリーで利用できるオンライン資料にあたります。

●LibX

 E-Research@Harvardで提供されているサービスとは別のものですが、「LibX」についてご紹介します。
 LibXはユーザ各自が自分のwebブラウザに組み込んで使うツールです。ヴァージニア工科大学で開発されたもので、各大学の図書館サービスシステムに合わせてカスタマイズしたものが提供されます。ハーバードの図書館webサイトからも、ハーバード大学のユーザ向けにカスタマイズしたものが配布されています。
 このツールをwebブラウザに組み込むと、さまざまな図書館サービス・情報検索に関する便利な機能を利用することができるようになります。
 例えば、ブラウザにインストールされたツールバーから、直接HOLLIS(ハーバードの蔵書検索)や電子ジャーナル用データベース、Google Scholarなどを検索しに行くことができます。

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 ほぼ同じ機能が、webページのテキスト選択後の右クリックメニューからも可能です。

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 また、Amazonの検索結果画面などにハーバードのマークが表示されるようになり、それをクリックすると、同じ本がハーバードの図書館に所蔵されているかどうかをHOLLISで確認できます。さらには、閲覧中のwebページの中にISSNやISBNが書かれてあれば、自動的にそれを認識し、HOLLISを検索するためのリンクを付与してくれます。

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posted by egamihvu at 11:06| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

E-Resource Management System的なのに対する江上の考え


 これはもうかつてちらっと言ったの(http://hvuday.seesaa.net/article/80523574.html)に同じく。
 テクノロジーの問題でなく、情報共有というものについての姿勢の問題だと思う。

(かつてちらっと言ったのの再録)
 「その情報を全員で共有できるようになっているんだけども、そのデータベース自体・技術自体は別に珍しいものでも最新のものでもないんだけど、そういう情報を蓄積したり、異部署間で共有したりという姿勢、もっと言ってしまえば空気感みたいなものを、じゃあ果たして我々日本の職場ではどうやったら持つことができるのか?、という問題なんじゃないかと思うよ。」


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【36. オンライン資料を効率的に管理する – E-Resource Management】

 【35. オンライン資料の検索を強力にサポート – E-Research@Harvard】でご紹介したE-Resourceや電子ジャーナルについて、利用情報・契約情報などを全学レベルで管理しているのが、E-Resource Management System(ERM)というシステムです。ハーバード大学図書館のDigital Acquisitions and Collections Standing Committeeというところが管理しています。

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 ERM User Guide
 http://hul.harvard.edu/ois/systems/erm/erm-userguide/

 このシステムでは、E-Research@Harvardのサイトで提供されているオンライン資料、契約しているもの、フリーのものすべてについて、その購入・契約・提供についての情報を管理しています。学内各図書館のライブラリアンは、個々のオンライン資料について、利用条件、契約状態、利用期限や更新期限、トライアル・統計・SFX対応などについての情報、複数館による契約についての分担金・払戻金などの情報を閲覧することができます。これにより、例えば契約や手続きの進捗状況を追跡していったり、更新期限の迫ったデータベースについて注意を払ったり、更新する価値のあるものかどうかを継続して評価していったり、利用者に対して利用条件を案内したり、といったことが容易になります。webブラウザによって検索・閲覧が可能であることも、大きな利点であると言えるでしょう。
 また、ここに登録された各オンライン資料の書誌データ、URLなどに基づいて、E-Research@Harvardサイトその他からのリンクや、解説の表示などが、ユーザに提供されることになります。

 ハーバード大学におけるデータベースや電子ジャーナルなどのオンライン資料の契約について、かつてまだそれほど数の多くなかった頃には、専任のライブラリアン1名(および兼任のサポート3名)がすべてを引き受けていました。しかし、業務負荷が過剰に集中しすぎてしまい、その体制を継続することが困難になったといいます。また、契約データベースの支払いについても、各部局から分担金を徴収してプール金として確保するという、日本やアメリカでも多くの大学でとられている方法でした。が、ハーバード大学のような大規模大学では、分担の決定や交渉などのプロセスが複雑になってしまうこと、部局によって金銭事情(使用できる基金の出所・有無・規模、その基金の制限事項など)があまりにも違いすぎること、基金の送金にルール上の制約があったこと、価格の毎年の値上がりが激しすぎて学内合意を得るのが間に合わなくなってきたこと、などから、その方法には限界があったようです。
 現在では、各図書館や図書館群で必要と思われるオンライン資料の契約は、それぞれで手配をするということになっています。複数館での分担が適当であると判断された場合には、利用統計などによって、お互いに交渉・議論が行なわれることもあり、その分担金のやりとりは当事者同士で行なわれます。
 その契約する図書館のライブラリアンが、契約や利用に関する情報を所定のフォームに記入し、ERM担当の部署に提出することによって、ERMにその基礎データが登録されます。このフォームにはそのデータベースの解説文・利用条件・分野などが記述されています。契約が成立し利用可能になれば、そのオンライン資料はE-Research@Harvardで提供されることになります。必要に応じて、横断検索に加えたり、「FIND IT」ボタンからのリンクに対応させたり、HOLLISに書誌レコードやリンク先データを登録したり、といったようなことが処理されますが、どの分野の横断検索に加えるか、利用条件別の取扱い、解説情報の表示なども、ERMに登録されたデータに基づいて行なわれることになります。
 ERMには、有料契約のオンライン資料だけでなく、インターネット上にフリーで公開されているオンライン資料についてもそのデータが登録されます。各館のライブラリアンが掲載・案内するべきだと考えるオンライン資料があれば、所定のフォームを用いてその情報を記述・提出します。審査グループによって評価を得ることができれば、登録された情報に基づいてE-Research@Harvardにて案内が提供されることになります。

 以上のようなワークフローやフォーム、管理・契約にあたって各自が把握しておくべき要領などについては、専用のwebサイトが設けられており、学内ライブラリアン間での情報共有が図られています。

 E-Resource Management & Licensing – Harvard Libraries
 http://isites.harvard.edu/icb/icb.do?keyword=k11228

 また、契約しているオンライン資料を継続的にメンテナンスし、確実な提供を保証していくために、Stewardshipという制度がとられています。これは、各オンライン資料に主たる監督図書館とそのコンタクトパーソンが設定されていて、世話役を担うというものです。利用者や他のライブラリアンからのリクエストやフィードバックはこの世話役である図書館や担当者に伝えられます。またトラブル発生時の報告・案内や、契約業者とのやりとりについても、監督する図書館が執り行うことになります。そして、その監督図書館やコンタクトパーソンがその世話役としての仕事をまっとうできるようなサポートもまた、上記の専用webサイトにて行なわれています。

 オンライン資料の契約・管理については、どの大学図書館でもその業務負荷がある特定の部署や担当者に集中してしまいがちです。このように集中を避けつつ、かつ情報の一括管理と共有が可能となる体制は、ひとつの参考になるのではないか、と思います。

 なお、このERMシステムは学内で独自に開発されたものですが、現在は業務用図書館システムと連携した新たなシステムの試用を始めているとのことです。
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2008年03月03日

あらためてボストン公共図書館をまじまじと見て廻ったりしてみた

 ボストン公共図書館といえば、アメリカ公共図書館史に燦然と輝く、市民の図書館の先駆りとして、言わずと知れた存在なわけなんだけども、というところまで書いて、ふと、あれ、もしかしてこれを”言わずと知れた存在”とまでほんとにゆっちゃっていいんだろうか、そこまで言い切れるのってひょっとして、江上をはじめ京大で司書課程をとった人らだけなんじゃなかろうか、みたいに、この仕事に就いて10年も経ってはじめて不安に陥ったりしたのだけど、まあ、それは置いとこう(笑)。
 それで、4年前にはじめてボストンに来たときも、そんな気概でもって見学に来てみて、なんとなく、あれ〜、こんななの〜、ちょっとがっかり、ていう、札幌の時計台かコペンハーゲンの人魚姫かっていう、なんかこう、日本のイケてない地方の県立図書館っぽい感じじゃなかろうかっていう、そんな感想を抱いてしまってたことがあったんだけど、そのときはまだ海外の図書館を見るというのもそれほどたくさんの経験があったわけではないので、現在の自分の目で見てどうかな、ていうノリで行ってみたのですけど、えっと、結論から言えばさして変わらず、かなりイケてない地方の県立図書館、ていうか、これもまた「王様のレストラン」第1回のようなあれだったんだけども、でもその中でも、あれ、なんかこの部屋だけは「王様のレストラン」のサミット回だかびっくりムース回だかのにおいがするぞ、というのもあったりして、気分の上がり下がりの激しいジェットコースター図書館でしたよ。(←なんだこれ(笑))

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・日曜に行ったら、13時からしか開いてなかった。orz
・ボストン公共図書館を新館(近代建築)と旧館(大理石建築)とでわけて、まず新館の1階から。
・新館1階はフィクション・ノンフィクションのポピュラー的な本のふつーの閲覧室で、案内カウンターなりがある。
・端末はあるけど、基本OPACとe-resourceだけ。e-resourceは契約もので、JSTORやNetLibraryをはじめいろいろ。たぶん館外からでもカードを持ってる人はアクセスできるんだろうと思われるよ。ちなみに、それを使ってアクセスするのかどうかはわかんないけれども、カードの新規申込み用紙にはパスワードを書き込む欄がちゃんと用意されてるし。ところで、そのe-resource案内画面に「ArticleLinker」へのリンクみたいのがあったんだけど、あれはどういうことだったんだろう。
・新館メゾネット階は、多言語、ヤングアダルトで、日本語の本もあるけど、基本、地元の人による無造作な寄贈によると思われる品揃えで、それだけに、もはやこんなもの日本で入手しようったってひと苦労なんじゃなかろうかというような古い本がずらりと並んでいるよ。
・2階は、ポピュラーじゃない各分野の蔵書がLC分類順に並ぶというフロアなんだけど、ここがもうひどかった。紙くずがちらばってるとか、机やイスが乱れてるとか、読み終わりの本が机のあちこちに無造作に放置されてる、だけならまだしも、本が書架の下とか通路とかにばらばらと散らばって落ちてるのには参ったよ。ニューヨークの路上かここは、と。これはもはや、落ちてるじゃなくて、堕ちてるだろう、と。しかもそれらが、スタッフによってこれから片付けられようとしている気配もないし。お客はそれなりにいて、ここまで来ている人はさすがに本を読むのを目的で来てる人たちがほとんどみたいだから、そういう意味では”使われている図書館”だろうと、先日懐疑的に見てきたハーバードの教育図書館や医学図書館に比べてそのへんはまだ”図書館”として使われてる気はするんだけど、それにしたって、このやさぐれた環境はいかがなものか、と。いう感じでしたよ。(註:よくよく見ると、書架下の本はところどころブックエンドで並べられてるところもあったりするので、え、棚がわり?)
・新館2階から旧館2階へ移ってみたよ。そこには、インターネットにアクセスできる端末が並んでるPCルームがあったんだけど、60分制限の端末60台が満席で、何人かが立って待ってる状態。この部屋にはその端末使用を予約する端末も別途用意されていて、そこでセルフで申し込むらしいよ。たぶんここでも先のパスワードとかを使うのだね。ちなみに別の部屋には16台の15分制限端末もあるよ。
・さて、4年前に来たときっていうのは、このPCルームにはたしか冊子体のレファレンスブックがずらりと並んでたような気がするんだけど、それがじゃあPC端末に取って代られましたよ、ていうくらいだったらまだいいほうで、とある部屋なんか、いまやPC端末すら置いてない”なんでもない部屋”になっていて、壁一面に作り付けられた書架はからっぽで、机とイスが乱雑に置かれていて、読み終わりの本やDVDがぽおんと放置されていて、所在なさげな人々がだらしなく座ってはぼーっとしてるといった有り様で、これほどまでに心の荒む図書館がいまだかつてあったろうか、という光景だったよ。
・で、その先にあったGeneral ReferenceやSocial Science Referenceのリーディングルームにたどりついて、天井の高い横長の大理石部屋なんだけど、ここではじめて、やっとほっとする。ああ、図書館に来たな、という光景が見える。その光景というのは、書架もイス机も整然と並んでいて、掃除がふつーにされてて、お客はそれほど多くはないけど、それなりにいて、人によっては蔵書を使ってたり、紙資料を使ってたり、また人によっては自分の持ち込みノートだったり、ラップトップPCだったり、それぞれの方法でまじまじと勉強中でおられる、ていう。ああ、これだなあ。すごくほっとする光景だなあ、と、荒んだ心がふぅっとやわらぐよ。
・そのまま旧館3階へ上がり、前回訪問時は工事中だった階段と天井画の間を通り抜け、展示ギャラリー通り抜け、壊れた展示ケースのからっぽのが無造作に放置されてる物置のような通路を抜けて、Fine Artのレファレンスルームに来て見たら、これがひどかった。ひどいっていうか、一周まわって逆に見事だった。芸術分野だけあって、資料を貸出もしないし、この部屋以外に持ち出しもさせないというこのレファレンスルームでは、ケータイを使ってはいけないのはもちろん、プラグに勝手に手持ちのPCをつなげたりしてもダメで、資料が必要ならカード目録を引いてください、と。あとなんだかわからないいろんあカード式インデクスがあって、Song Indexとか、Organのある場所とメーカーのIndexとか、そんなんののカードケースの上に、そのカードの検索方法をちょろちょろっと書いた紙が置いてるんだけど、日に焼けてぼろぼろになってしまっているよ。しかも、空調の加減がどうおかしいのかわかんないけど、めちゃめちゃ暑くて、冬のボストンで、窓を全開に開け放して、扇風機をガンガン回してる、という感じだった。もちろん、お客なんて一人もいなかった。すごいな、と思った。ここは、なんの手も付けられずに、ずっと何年もこのままでいたんだろうし、せっかくだからこれからもこのままでいてほしいな、と思った。ていうか、ちょっと前の図書館ってどこもだいたいこうやったよなあ、と、ちょっと懐かしい気持ちにすらなってしまった(笑)。
・この旧館の1階へ降りてみると、手狭な部屋があって、そこはマイクロフィルムのルームだったのだけど、ここがまた、先ほどの芸術系レファレンスルームとはうってかわって、”図書館”として実にあらまほしき光景を見ることができてすこぶる安心した感じだった。そんなにたくさんのお客がいるわけじゃないんだけど、若い人や年輩の人がそれぞれでマイクロフィルムリーダに向かって、熱心に調べ物をしている、とか、カード式インデクスや冊子体インデクスやPC端末に向かって懸命にものを探してるとか、カウンターではライブラリアンと利用者とが熱心にディスカッションしていたりとかして、もう一目見て、ああ、使われてる図書館だなあ、ということがすぐにわかる。たぶん、面積・対・熱量、でいえば館内で一番使われてるエリアだと、”図書館”として使われてるエリアだなという印象を受けるよ。そして、この部屋へ来て江上ははじめて、そこのライブラリアンの人に”何か探してますか?”と声をかけられたよ。かのシアトル公共図書館では、もうちょっと鬱陶しささえ感じるくらいに、たくさんのライブラリアンからひっきりなしに声をかけられたのだけど、ここボストン公共図書館ではこのマイクロフィルムのルームでだけだったよ。

 という感じでした。

 自分の勝手な直感でしかないんだけども、それでも、”図書館”らしい光景だなあ、と思った理由は何かについて、ちょっと覚えておくことにしたいと思うよ。

 あ、あと、カフェとかないです。
 あるけど併設レストラン的なやつで、ぱっと見だいぶハイソで、現在で言うところの”図書館カフェ”ではない。で、日曜は開いてない。

posted by egamihvu at 13:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カウントダウンTV

 荷造り問題が再燃し始めましたよ。

 行きの荷造り問題。
 http://hvuday.seesaa.net/article/36389141.html
 そりゃまあ、帰りに再燃するのは当然のあれなんだけど。
 ただ、事情がいくらかちがっているのですよ。

 行きの場合、預け荷物2つのうち、1つを重量オーバーにさせて、オーバーできるぎりぎりまで詰めて、その追加料金を払う、という方法をとったのでしたよ。それだと、3000円はらって9kg分余計に運んだ、ていう計算。

 ところが帰り便の場合、それが通用しない!という事態が判明。
 その1。3000円、ていうのは2007年3月時点のノースウェストのポリシー。現在では50ドルに値上がりしている。
 その2。この「追加料金払って重量オーバー」ルールは国際線にのみ適用されて、そもそも米国内便では適用されない(不許可)のですよ。ただ、「国際線でアメリカに着いたあとに、米国内便に乗り換える場合は、その便についてはOK」ていう付随ルールがあるのですよ。このルールがあるから行きの”関空→デトロイト→ボストン”ルートでは重量オーバーさせた荷物を預けることができたのですね。
 ところが帰りの場合は”ボストン→デトロイト→関空”になるわけで、そうなると前半の米国内便で不許可である以上、どうにも身動きが取れないのですよ。

 というわけで、対策その1。費用対重量を考えて、リーズナブルな方法があれば、郵送などで別途送る。これについてはまた後日。

 対策その2。できるだけ減らす。特に紙もの。
 というわけで、1年間溜まりに溜まった紙ものを、なんとかダイエットさせてみようとがんばってみたよ。半日かけて。

20080228-0302_18.JPG

 まず左側が、処分していいやつ。これは主にwebページや電子ファイルの印刷したやつで、それらはファイルとしてキープしてあるので、処分可能だよ、ていうの。
 右側は、スキャナでスキャンして、デジタルファイル化させてやれば、処分できる、ていうやつ。
 真ん中は、捨てられないので持って帰りますよ、ていう厳選したもの。
 右側と真ん中の分かれ目ですが、手書きのメモとかの場合は、スキャンしても字が薄くて読み取られなかったり、線がとぎれとぎれになって読めなかったりになるので、現物を持って帰る、というもの。あとは、冊子状だったり記念印刷物だったり現物だから意味がある資料だったりして捨てられない、ていう感じのもの。

 んー、現物で持ち帰るものが、スキャンするものより多いっていうのは、なんかなあ(笑)。
 でも、かつての一時帰国のときに、これらの倍くらいの紙を持って帰ってたので、それは正解だったよ。

 ちなみに真ん中のを体重計で量ると、10ポンド(約5キロ)よりわりと低い。
 但し、紙ものはこれだけでなくて、別カテゴリの紙ものがあり、あと本があり、で、全体でいったいどれだけになるんだろう、ちょっと怖いよ。

 本も、だいぶあきらめて帰るよ。
 本をあきらめるくらいだから、衣服なんかだいぶ捨てるよ。

 そんな、ハーバード最終日13日前。

posted by egamihvu at 14:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月05日

東京へはもう何度も行きましたね

 先日、学内のライブラリアンがお昼に集まってディスカッションする勉強会があって、それはimage materials(註:日本語で「イメージ」っていっちゃうとどうしてもデジタル画像に気が行っちゃうんだけど、写真とか一枚物とかの画の資料を言うよ)をどうサービス提供していくか、ていうテーマの集まりだったんだけど、まあこれは、とんでもない人数が集まったにも関わらずそれほど盛り上がらなかった、ていう感じのあれだったんだけどそれはそれとして、さて終盤になって、帰ろうかどうしようかという頃、ひとりの女子の人がこそこそと江上のほうに寄ってきて、なにやら話しかけてきはるので、え、なんだろう、こんなところで見知らぬライブラリアンに声をかけられる覚えはないぞ(←なくはないだろう(笑))と思っていると、”あなた、こないだのレアブックの会に来てた人?”とおっしゃる。

 ・・・・・・ああ〜、↓あれのことね。
 http://hvuday.seesaa.net/article/80518245.html

 自己紹介とかあったから、なにかしらの印象には残ったかもしれんのだけど、何? 
 ”ていうことは、レアブックのカタロガーだと思うんだけど、そう?”
 んーと、”実際は、ビジティングライブラリアン、日本に帰る、来月”というと、Oh...みたいな感じになって、
 ”じゃあ日本語わかるよね”
 ”イエス”
 ”ちょっとヘルプが必要なんだけど、私はここのマップコレクションのカタロガーで、古い日本の地図がいくつかあって、困ってて・・・”

 なるほど「日本」「レアブック」でお声がかかりましたか。
 嬉しいハプニングですよ(笑)。

 というわけで名刺を渡して、連絡とりあって、さっそくお邪魔して、現物を拝見して、これがタイトルですよ、これが刷年ですよ、字はこれを使って、ローマナイズして、ていうのを、WordだのNDLOPACだのAjaxIME(http://ajaxime.chasen.org/)だのを駆使して、ていう。

 しかしほんと、AjaxIMEって役に立つなあ、初めて訪れたオフィスの、日本語IMEなんか一切入ってないPCでもって、日本語入力が楽々可能なんだもんなあ、と思ってたら、「畫」「圖」などの旧字体が辞書に収録されてないという一大トラップが(笑)。

 それにしても、江上ごときの一切成長してない英語力でも、さすがにCatalogingという自分領域になると、実にやすやすとスムーズにコミュニケーションがとれるというやつで、「これは資料に記載がない情報だから角がっこだね」とか「たぶん典拠ファイルにもうあるくらいには有名な人だから、生没年メモしなくてだいじょうぶだよ」とか「これをvriant titleにしなくていいの?」とか「初版が○年で、これは○版の○刷」とか「注記にそれを書くんだったら、これはこういう意味なんだよ」とかいうのが、つたないふた言み言の英単語で通じるんだから、おもしろいなあ。カタログやっといてほんとによかったよ。
 その一方で、「・・・ああ、そこはそういう意味じゃないんだけどなあ」ということがちょくちょく起こったとしても、それを英語で伝える術がなくて、「んー、まあ、許容範囲かな」と、妥協ラインをかなり後退させたり。
 でも、そういったことがスムーズにできたのも、一応夏の頃にひとしきりOCLCの目録システムと、アレフによる目録システムとを経験してたからこそであって、これはOCLC&ハーバードにおけるローカルな知識・技術にあたるよ。
 で、なんだかんだいって一番喜ばれたのは、江上の日本人としての日本語に関する専門性だったらしいけど、それって”専門性”て言うのか!? それとか、十二支で子が北とか、隅田川が川の名前であるとか、この広いスペースは皇居で、こっちの地図では同じ場所が江戸城であるとか、そういうのはネイティブならではだろうけども、一般常識、というくくりになるね。

 Catalogingという専門性を帯びた知識・技術だけではダメで、ローカルな知識・技術だとか、一般常識とか、英語力という総合的な能力とか、どれもそれぞれを上手に組み合わせて駆使できないと、なかなか有意義には専門性を発揮できない、ということなのだなあ。
 ゼネラルな学校教育とか、大学での一般教養的くくりの教育とかは、そういう問題なんだと思うよ。

 ていう感じで、3つの日本地図書誌を作成して、なんとなく仲良くなって帰ってきました、ていう顛末でした。楽しかった。


posted by egamihvu at 10:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最近の写真から

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 ヨーロッパ企画の麻雀ラジオ生放送を聞きながら食べる生パスタはうまい。

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 オハイオ州立大学。

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 オハイオ州立大学のあるコロンバスという街は、ホンダがあるらしくて、日本食材屋や日本レストランが、下手をするとボストンよりも充実している感じ。

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 OCLC。ロゴが新調されて直後だったらしいよ。

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 チャールズ川が凍った日。
 北国暮らしの経験のない江上は、こんなでかい川が凍るっていうのが、どうしても信じられんのですよ。

 日常写真編。

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 お昼に中華のお弁当を買えるバン。ただし、日本みたいにちまちましたおかずが数種類、ではなくて、山盛りのライスに炒め物がぶっかけられる。

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 いつも行くロースクールのカフェテリアの中庭に、スケートリンクができた日。アメリカ人のスケート好きは異常。

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 そのロースクールのカフェテリア。

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 雪。無人。窓辺にて。(ラモント図書館)

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 地下鉄。

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 いつも行く日本食材屋さん。無人なのは、迷惑かからないように無人の瞬間を狙っているから(笑)。

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 いつも行くスーパー。無人なのは(ry

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 いつも行くスーパーその2。

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 いつも行くカフェ。無(ry

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 いつも行くカフェその2。

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 朝にいつも行く学内カフェ。ちょっとこの無人ぶりは異常(笑)。

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 朝にいつも行く学内カフェ。段々建築はいつ見ても艶っぽい。

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 朝にいつも通る中庭。なんかしんみりしてきた(涙)。

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MFA=ボストン美術館にも最後の名残に行ってきた。

 春のボストン美術館。
 http://hvuday.seesaa.net/article/39130430.html

 しばらくご無沙汰していたボストン美術館にも、もう一度行っておいたのですよ。
 秋以降、とある理由から古典絵画を鑑賞することができなくなってしまっていた江上も、なんとなくぼんやりとは見れるようになってきたよ。

 そして、あの姐さんにもきちんと挨拶してきたよ。

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 んー、なんだろう、なんとなく姐さんの表情が固くなってるように見えるよ。
 これは、自分の心中が投影されてるんだろうか。
 なんかこう、1年終わっちゃうんだけど、なんとなく全部やりきったというような清々しさ感に欠けてるという、心中の。(←そうなのか!?(笑))
 でもまあ、おかげさまで無事に過ごせましたよ、というお礼とご報告をして(ここまでくるともはや神仏崇拝だなあ)、さよならしてきたのでしたよ。次に会うのは・・・もういつになることだろうなあ。


 ちなみに。
 もちろん今回も、水曜日の夜に来たよね。

 結局この1年で、ここに一銭も金払わなかったね(笑)。

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2008年03月09日

HVUdayです。

 このblogは、デジタルはコピーしても劣化しないなどという妄言を一切信じずに、お送りしています。

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2008年03月10日

テクニカルサービス

 下書きを書いたよ。

 アプルーブルプランとかシリアルオーダーとかヤンキーブックペドラーとかって、いちいち言及しなくてもいいよね?

 いいよね?

-----------------------------------------------------

 3月初め、HCL(Harvard College Libraries) Technical Servicesを訪問・見学してきました。
 アメリカの図書館における業務は、パブリックサービス、テクニカルサービスの大きく2つに分かれます。貸出や参考調査など利用者に直に接しながらサービスを行なうのがパブリックサービス、資料を購入・収集したり、目録を作成して整理・管理したりというのがテクニカルサービスです。
 このHCL Technical Servicesでは、ハーバードのメインライブラリーであるWidener Libraryの資料受入・目録を最大の業務としています。また、学部生用学習図書館であるLamont Libraryの他、学内各図書館・図書室の目録業務をも引き受けており、ハーバード図書館におけるテクニカルサービスの専門部署として機能しています。

 HCL Technical Services
 http://hcl.harvard.edu/technicalservices/

 当部署はハーバードのメインキャンパスから1.5キロほど離れた街中にあり、その場所(マサチューセッツ・アベニュー625番地)から「625」と呼ばれています。2000年に現在の位置に移転し、3階建てビル内の3階・地階を使用しています。テクニカルサービスを行なっている部署は、日本でもアメリカでも狭隘化が問題となり、たくさんの資料や物資に囲まれて手狭な中で仕事をしていることが多いものですが、当部署はフロア全体をテクニカルサービスだけでゆったりと使用しており、資料の仕訳けや搬送もはかどりそうな印象を受けました。この部署全体で、年間6-8万冊が、専任スタッフ75人と学生アルバイトにより処理されるとのことです。

 Widener Libraryの資料を整理する各ディビジョンは、資料の言語・出版国をもとに分かれています。English Division, French/Italian Division, Germanic Division, Spanish/Portuguese Division, そしてAsian/African Divisionです。これをベースに、例えばオランダや北欧の資料はGermanic Division、中南米諸国はSpanish/Portuguese Divisionというように担当されています。これら各Division内で、発注から受入、目録までが一連の流れとして執り行なわれます。
 Widener Libraryには各言語・国・地域を担当するビブリオグラファー(蔵書構築のために資料の選択を行なう専門職)がおり、どの資料を購入するかについてはこのビブリオグラファーが選書します。Technical Services各ディビジョンの発注担当者は、このビブリオグラファーの選書に基づいて発注を行います。資料が到着・納品処理されると、各ビブリオグラファーがこの部署を直接訪れ、現物を手にして中身を確認します。そして、それぞれの資料について「配置はWidener館内にするか、HD(郊外別地書庫)に直接送るか」「支払いにあたってFund(基金)はどれを適用するか」「参考図書に指定するかどうか」などを判断し、スリップなどによって指示をします。カタロガーや装備・搬送担当者はそのスリップに基づき処理をすることになります。
 今回の訪問では、アフリカ地域への発注・収書を担当している方のお話をうかがうことができました。アフリカのすべての国・言語をこの担当者1人でまかなっているとのことですが、安定した出版流通制度が整っていない国・地域が少なくなく、NGOを通して資料を入手するなど、ご苦労が多いようでした。

 目録登録はOCLCのWorldCatを使用して行なわれます。OCLC WorldCatにまだ書誌が存在しない場合には、最小限の書誌事項だけが記録されたミニマルレコードがOPAC内に作成され、資料はいったん地階のバックログ書架に保留されます。地階書架には管理担当者がいて、必要な資料はすぐに取り出せるように整理番号などによって整然と配架されます。例えば、ミニマルレコードを見た利用者からの資料のリクエストは、OPAC経由でこの管理担当者に届き、その資料は至急処理されるべく担当カタロガーに送られます。また、バックログに保留している資料の書誌がOCLC Worldに登場したかどうかが、専用プログラムによって自動的に検出され、これも管理担当者によって順次カタロガーに送られる手筈になっているとのことです。
 かつては10万冊がこのバックログ書架に保留され、問題となっていたようですが、数年前にその解消のためのプロジェクトが集中的に取り組まれています。現在では15000冊ほどがバックログとして収蔵されているとのことでした。

 HCL Technical Servicesには、Cataloging Support Servicesと呼ばれる部署が含まれています。ハーバード学内約30の図書室について、その目録業務を引き受ける、という部署です。対象は、規模が小さくて専任のカタロガーを配置していない図書室など。例えば、イェンチン図書館では、中国語・日本語・韓国語それぞれ専門のカタロガーが館内にいますが、東アジア分野の英語の資料についてはこのCataloging Support Servicesに目録業務を委託しています。7人のスタッフがほぼすべての言語・種類の資料を扱うことになりますが、スタッフでまかなえない言語については先述の各ディビジョンの協力によってカバーしている、とのことでした。

 現在のところ、HCLに属するすべての図書館がこの部署にテクニカルサービスを統合させているわけではありませんが、少しづつその範囲は広げられているようです。イェンチン図書館でも、カタロギングの部署をこの場所に移すかどうかが話題にされていますが、他からの独立性が高いCJK言語資料の処理を、キャンパス外に移してまで統合させるメリットがあるのかが、問題のひとつとなっているようです。例えば最近、このビルの1階にFine Art Libraryのテクニカルサービス部署が移転しましたが、美術関係資料の持つ特殊性からか、その業務・運営は3階の他のDivisionとは独立して行なわれているようでした。

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今日の江上

2/29
・プレゼン準備
・「イメージ資料のサービスについて」ミーティング

朝:生野菜とごぼうのサンドイッチ
昼:フィッシュアンドチップス
夜:チキン

3/1
・紙もの片付け

朝:チキンとマッシュルームのトマトパスタ

3/2
・ボストン公共図書館
・街歩き
・プレゼン準備

朝:ローストビーフのサンドイッチ
昼:うなぎ、牛モツ

3/3
・Map Collectionのcataloging手伝い
・在ボストン総領事館手続き

朝:ローストビーフのサンドイッチ
昼:牛モツ入りのフォー

3/4
・プレゼン準備
・スタッフミーティング

朝:目玉焼きとロースト野菜のサンドイッチ、ソーセージ
昼:クラムチャウダー、サンドライトマトピザ、野菜サラダ
夜:サーモンと野菜とクリームチーズのサンドイッチ

3/5
・プレゼン
・スキャン
・補遺目録校正

3/6
・Tozzer図書館
・OCLC目録登録手順

3/7
・継続資料カタロギング勉強会
・HCL625
・地ビールやさん

3/8
・半荷造り

朝:ドーナツ
夜:フィッシュ&チップス

3/9
・セーラム、ピーボディ美術館
・HCL625

朝:ドーナツ
昼:キャベツとターキーとサラミのサンドイッチ
夜:うなぎ、魚フライ
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泣いてもいいですか?

 2007年5月。
 日本から円をドルに換えて送った時期。
 1ドル=122円。

 2008年3月。
 アメリカから日本へドルを持って帰る時期。
 1ドル=102円。

 ユーロだけはあいかわらず。


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夏が来る〜きっと来る〜

 今朝のこと。

 ふと目を覚まして時計の針に目をやると、ちょうど4時だった。
 んー、きのうちょっと飲んじゃったなあ、と思いながらむっくり起きて、水をぐびぐびっと飲んだ。
 なにげなく、つけっぱなしのノートPCに向かってみた。

 ・・・右下の時刻表示が、5時になってる?


 ↓・・・をぉぅっ!!
 http://hvuday.seesaa.net/article/66079139.html
 まさかこの地で2度目の夏を迎えることになるとは!!(笑)


 えっと、どれとどれを変更しなきゃいけないんだっけ(汗)。


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ところで、帰国を目前にしてblog記事がやたら少ないのは

 
 いまいち実感がわかないから。

 
 
posted by egamihvu at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月12日

プレゼンをしたよ。

 イェンチンさんのvisiting librarianは帰国する前にそれぞれプレゼンをしてから帰る、ということになってるそうだったので、江上は、例によって例の如く、例の話を滔々と演じてきたよ。

 http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/index.html
 いつもどおりでした。

 でも、2008年にもなってこのネタをやるとは思わへんかった、というのが正直なところだよ。
 2005年12月のヴェッネーツィアーが”納め”だと思ってたけど。
 でも、さすが古典籍は色褪せぬコンテンツだけあって、反応は上々でした。よかったよかった。

 開始後10年のいまになって、俄然重要な意味を帯びてきてるな、というのが、がんばってHTMLとJPEGだけで作りました、ていうところだよ。これが、開始当時で言うクールでイカしたナウい最新技術をごてごてに採用したインタフェースにしてしまってたとして、それをいま紹介したら、たぶん目も当てられないことになってたよ。
 ところで、つい最近追加された大型図版資料のコレクションは、シンプルHTML版がなくて、なんちゃらいうソフトをインストールしなきゃいけないらしいんだけど、例えばハーバードさんの図書館業務用PCは外部ソフトインストール禁止なので、アクセスできやしないのだよ。
 だから。
 だから、「HTML版をも用意しなきゃいけない」つってんのだよ。

 しかもそのなんちゃら言うのの案内ページに、英語版ないし。
 もうなにがなんだか。

 もうひとつは、メタデータにあたる書誌事項が、OPACに収録されてこそいないものの、Googleさんでヒットする位置に晒してある、ということ。そりゃOPACにないのはお寒いけど、じゃああったからといって、だれがわざわざ京大さんのOPACさんまで出向いてって見つけてくれるんだ、ていう話だよ。各大学のOPACていうのは「限られた場所内にある、あらゆる分野・種類の資料を探す」のに有益なのであって、古典籍のように「あらゆる場所・組織にいる、限られた分野の利用者」にニーズのある資料の書誌・所蔵を、そんなところに引きこもらせてる場合じゃないだろう、と。

 でもじゃあ、WebCATに載せろよと言われれば、全力で引き返して土下座するしかないんだけど。

 小ネタ。
 35mmマイクロフィルムに話が及んだとき、ふと疑問に思って、”35mmマイクロフィルムって、USでは何と言いますか”ときいたら、”うん、35mmマイクロフィルムだよ”て言われたよ。
 あと、シーボルトに話が及んだとき、また疑問に思って、”シーボルトって、英語ではどう言いますか”ときいたら、”うん、シーボルトだよ”て言われたよ。

 ああ、そうすか(笑)。
posted by egamihvu at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

英語力はいっさいあがりませんでしたが、英語で見学・訪問をしに行くツボはぼちぼちとつかんできたよ。

 渡米直後からの不安的予測は徹頭徹尾見事に的中していて、英語力は結局ひとっつもあがんなかったですよ。
 いつも通ってるカフェのおねえさんが何をゆってるのかも、最後までわかんなかった(笑)。

 それでも、いくつかの図書館やら部署やらに足繁く出かけていっては、いろんな人の話を聴いたりしゃべったりしてるうちに、なんとなしに身につけた(ような気がする)、英会話のツボ。ツボっていうか、誤魔化し術。

●先方との面談はできるだけ”1vs1”シチュエーションに持ち込む。
 これは、”すみません、もう一度””ごめんなさい、ゆっくりお願いします””あー・・・(ちょっと困った顔をして、理解できてないことを伝える)”というふうに、自分の間で自由にストップがかけやすい、ていうシンプルな理由がひとつなんだけど、よりポジティブな理由としては、”話の流れ”的なのをつかみやすい、ていうのがあるよ。
 複数のほうが心強いとか、日本語のわかる英語ネイティブの人や英語のわかる日本語ネイティブの人とかと同行のほうが安心すると思いがちなんだけど、たぶん、場のメンバーが複数になってしまうと”話の流れ”的なものが複数人によって形成されることになり、その複数人による”話の流れ”形成はまちがいなく英語で行なわれるので、複数人中の英語に弱い者ほど、流れから置いていかれるということになるよ。
 それよりもむしろ”1vs1”に持ち込んでしまったほうが、2人しかいなければ”話の流れ”形成に関与する度合いがぐっと高くなる、というよりもむしろ、出会った瞬間の挨拶・導入のピリオド、このピリオドにおいては、基本的な会話文・ボキャが大半を占める=先方との英語力の差が極端に小さい、という数少ないチャンスなので、この瞬間に”話の流れ”形成の主導権をぐっとひっつかんで離さず、”こんにちは、お会いできてうれしいです、あなたが時間をとってくれたことに感謝します、ああ、いいオフィスですね、このデパートメントはすべてこのオフィスに含まれるのですか?”的な感じで、”挨拶”に速攻続けて”挨拶代わりの質問”をぶつけてやると、こっちが質問するターン→相手が応えるターンという流れが自然とできあがって、以降の”話の流れ”も比較的こちらで操縦しやすくなるので、相手が何ゆってんのかがぐっとわかりやすくなるよ。
 という感じだったので、これまでの各地訪問では、1vs1のときはほぼ満足できたけども、1vs複数(こっちサイドが)だと相手が何ゆってんのかさっぱりわからないことがしばしば、だったよ。

●相槌はぜったい絶やしてはいけない。
 そりゃ、聞取り力や発話力の差から、どうしてもしゃべってるのがずっと相手のターンになってしまいがちなのは、どうしようもない場合があるかもしれんが、それでも、とりあえずなんでもいいから「ザッツグッド」とか「グレート」とかいうのをひっきりなしに挟み込んでやるのが、英語力とかコミュニケーション以前に、礼儀なんだなこの地では、ということをなんとなく理解したよ。
 自分が話している間に相手からなんのリアクションもなければ不安/不審になる、というのは日本だって変わりないとは思うけど、その不審度がたぶんアメリカさんはだいぶ大きそうな気がするよ。
 だから、相槌のボキャブラリーはまずもって増やしとくべき、ていう。

●相手のゆってることが理解できた度が58点くらいのときは、こっちから言い換えで確認してみる。
 こういうときに、”which mean”とか”You mean”とかいうのが便利なんだなあ、というのを学んだのだけど、「あー、たぶんこういうことをゆうてはんのやろうけど、もしかしたらちがってるかもしれんなあ」的な感じのときには、自分で”それはじゃあつまりこういうことですよね、that節”で、自分の英語で言い換えたり、自分なりに事例を作って”for example”で並べてみたりすると、当たってたにしろはずれたにしろ、先方ももうひとステップくらい丁寧に説明してくれるので、65点くらいにはなる。

●相手の話がひと段落しそうな頃に、自分の意見・見聞や日本の事情をこっちから言い挟んでいく。
 日本人の他の人たちとあちこちに見学に行ったりすると、どうしても、「相手の言うことをずっと聞いている」か「相手に対して質問形の言葉ばかり投げかける」とかが目立つことがあって、これ、言葉だけで見てたら不正企業の記者会見みたいになってんなあ、てことすらあるのだけど、例えばアメリカさん同士の、オリエンテーションでの院生さんの様子とか、スタディセッションでの参加者の様子を見てると、”これはこうじゃないかと思うんだけど”とか”どこそこではどうだったんだけど”とか”うちのとこではこういうことがあって”というようなことを上手に織り混ぜていて、情報伝達が「→」ばかりでなく、ちゃんと「←」にもなってるふうを見ることができるよ。たぶん、それが「コミュニケーション」ということなんだろうな、と。こっちの話ばっか聞いてんと、自分も何か言うてみいよ、と。来て、質問して、情報引き出すだけ引き出して、それ持って帰って終わりかい、と。こっちは苦労して何も残ってへんやないけ、と。いうふうな不信感くらいはたぶん抱かれそうな気がするよ。不正企業の記者会見は決してコミュニケーションじゃないからなあ。
 というふうなことがなんとなくわかったので、たとえこちらが話を聞きに行っているというシチュエーションであっても、できうる限り、自分の意見・見聞や日本の事情をこっちから言い挟んでいくようにがんばってみてるのですよ。
 例えば、”私は思う、それはとても重要なことである、なぜなら・・・”とか言ってみる。とっさに言い挟むにあたって、適当に思いついたプラスポイントを、文法的にわりと簡単な構文内にするっと滑り込ますだけでいい。しかも、「あなたの話をちゃんと聞いてましたよ」サインを送れるどころか、先方のひそかに自慢したかったポイントをうまくくすぐることができて、十中八九ウケがいい(笑)。費用対効果が高いよ。
 それから、日本人特有の、好奇心が旺盛で、あちこちに出かけて見学しては情報を得ている、という技(?)を生かして、”ああー、そういえば、○○大学では××みたいなことをしてるって、こないだ行ったときに聞きましたけどねえ”とかって投げかけてみる。”あ、それはたぶんこういう理由で・・・”とか”そことうちとが違うところは・・・”とか、また違った角度から何かしら教えてくれるよ。

 ただまあ、「日本の事情を言い挟んでみる」というのもなんべんかやってみたんだけど、これははかばかしいリアクションを得られた経験がなくて、その理由もまだ不明なので、これについては今後の長期的課題とするよ。


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2008年03月14日

復活折衝の季節

 この時期になると、会う人ごとに「荷造りはどう?」みたいに聞かれるのですよ。「送ったの?」とか。

 送らないっすよ、いっさい。
 全部手荷物&預け荷物(註:50ポンドのスーツケース×2、機内持ち込みのかばん+ラップトップのためのブリーフケース)として持ち込みますよ。
 だから、だいぶ捨てるっすよ、服とか。

 5枚10ドルのTシャツとか、5年前に2000円で買ったダウンジャケットとかを、40ドルだの60ドルだのかけて送ってる場合じゃないだろう、と。

 いうような眼で「絶対持って帰りたいもの」「余裕があるなら持って帰りたいもの」「まずいらんもの」と、小須田部長のようにてきぱきと区分けしてって、「絶対持って帰りたいもの」のほうの荷造り(半荷造り)は先の週末で終わってるのですが。
 あとは、その「余白」と「余裕があるなら持って帰りたいもの」との復活折衝ですよ。

 つっても、「余裕があるなら」の箱にはだいぶどーでもいいもの(笑)が残ってる感じなのですが。
 その中でもでっかい駒になってるのが、「こっち(米)で買った電気毛布」。
 ふつーだと、そんなん日本でも安く帰るからいらんだろう、てなるんだけど、もののwebページによると、アメリカの電気毛布のほとんどは規制によって電磁波カットされてる一方で、日本の電気毛布はほとんどが強力電磁波被害、という話が書いてあって、んー、そういうことならせっかくのこれを持って帰る価値はあるのかもなあ、とか思ったりしてるのですよ。(でもまあ、たぶん持って帰んないな、真っ赤な毛がシーツといい寝巻きといいに移りまくって、とんでもない代物だったよ。)

 まあ、もっとも悩みそうな駒といえば、まずまちがいなく「本」でしょう(結局そこへ行く(笑))。
 「絶対持って帰る本」「余裕があるなら持って帰る本」「まずいらん本」に分けると、この「余裕があるなら」本が結構な冊あるわけで、じゃあ直前の直前で、どの本を拾い、どの本に別れを告げるか、なんてのは、電気毛布なんか足元にも及ばぬドラマを生み出すこと必至なのですよ。(←なんだこれ(笑))

 ところで。
 「費用対重量を考えて、リーズナブルな方法があれば、郵送などで別途送る。これについてはまた後日。」(http://hvuday.seesaa.net/article/88089853.html)という件について。
 費用対重量でもっとも効果が高いと思われるのが、アメリカ郵便局の”規定のこの段ボール箱内に入るものなら、20ポンドまで何を詰めてもらっても一律料金ですよ”という、Flat Rate Boxなるもの。これだと日本宛なら20ポンドで37ドルですよ、と。それ以外のだと同程度で50ドル弱(郵便局の袋詰め荷物)とか60ドル超え(某宅急便)とかおっしゃるので、じゃあこれかなあ、と思ってもらってきてみたら、まあちっちゃい、ちっちゃい。11x8.5x5.5インチ、縦横こそレターサイズ(約A4)ぎりぎりではあるものの、たいした高さでなし、小脇に抱えてお釣りが来るよっていうような、ご当地土産用のでっかいポッキーといい勝負だよというような小箱に、37ドルかけてまで送る価値のあるようなものが入るものか。
 
 ・・・実際に詰めてみたら、意外と入るね(笑)。
 
 で、この箱に試しに詰めてみた「余裕があるなら持って帰る本」。
 13冊。
 15ポンド。
 送料は一律37ドル。
 定価合計23000円。

 ・・・えっ、これって23000円もすんの!?(←そっちにびっくり(笑))

 というわけで、これらの本は「持てれば持って帰る」「持てなければ送る」カテゴリにケッテーイ。

 ・・・ん、と、「まずいらん本」の中に復活候補は(ry

posted by egamihvu at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月15日

ハーバード最後の日なんですけど


 さて、まったく実感がわかなくて、何をどうしていいもんかわかんないよ(笑)。
 ほんとに、ここにもう来なくなるんだなあ。不思議。

 

posted by egamihvu at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デジャヴュの日


 何をしたらいいのかわからないので、軽くパニクって(笑)ちょうど一年前の同じ日の記事を見てみたら。
 http://hvuday.seesaa.net/article/36065097.html
 お、この日も、職場に別れを告げた日じゃないか。
 奇遇。

 ・・・。
 「そしたら、うっかり前職場の書庫の鍵を持って帰ってきちゃってた(笑)。
 明日、返しに行かなきゃ。」

 うをっっ。
 忘れるとこだった(笑)。



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2008年03月16日

今日の江上

3/10
・Imaging Service
・Payroll Officeで手続き

朝:デニッシュ
昼:ステーキコブサラダ(なんとかZというお店)
夜:チキン

3/11
・神学図書館、動植物学図書館、音楽図書館
・Farewell Party

朝:たまごとほうれん草とベーコンとチーズのクロワッサンサンドイッチ
昼:海老マーボ豆腐、クラムチャウダー
夜:海老マーボ豆腐、うなぎ

3/12
・「Imaging Service」

朝:うなぎとごぼうのパスタ
昼:ファカルティクラブ
夜:白身魚、貝ひも、イカのフライ、クラブケーキ

3/13
・MIT図書館

朝:白身魚、貝ひも、イカのフライ、きんぴらごぼう
昼:トマトとモッツァレラチーズ、海老のパスタ、貝とイカのパスタ


3/14
・Houghton図書館、Pusey図書館、Loebデザイン図書館
・「Imaging Service」
・挨拶まわり

朝:サーモンとたまごのサンドイッチ
昼:チキン、野菜ソテー、クラムチャウダー
夜:サーモンとたまごのサンドイッチ、サーモンとアボガドの寿司

3/15
・BOS→NY

朝:カレーのパスタ
夜:のり弁当、白菜と豚肉、ギネス
posted by egamihvu at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニューヨークへももう何度も行きましたね

 ハーバードでの別れと名残もそこそこに、ニューヨークへやってきました。

 やっぱ、ここが一番落ち着くわ(笑)。

 詳細はまたのちほど。

posted by egamihvu at 20:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月18日

今日の江上 完結編


3/16
・イサムノグチ美術館
・セントパトリック教会
・Japan Nite

朝:ベーグル+ネギ入りクリームチーズ
昼:韓国料理
夜:ギネス、お惣菜

3/17
・コロンビア大学
・NYU
・ニューヨーク→ボストン

朝:ベーグル+クリームチーズ
夜:チキンビビンパ

3/18(予定)
・ボストン→デトロイト→機内

朝:コーヒーシナモンロール

3/19(予定)
・機内→関空→京都


 なんか、「→」書いててうるっとなっちゃうよ。
 存外に破壊力のある「→」。

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からっぽのRadio(レイディオ)

 

 部屋の中がからっぽになった。

 背負いカバンが信じられないくらいパンパンになった。
 
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ボストン空港の朝

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 さようなら、ボストン。

 江上はボストンを愛しました。それなりに。

 
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2008年03月19日

江上はこの1年で何かしら成長したのか

 
 去年の3月の当blog記事をなんとなくながめていたら。
 関空での預け荷物の重量について、こんなことが書いてあった。

-----------------------------------------------------
 で、30kgのほうは3000円を支払えとおっしゃるので、じゃあ3000円払えばもう少し詰めてもいいかと問うと、詰め替えてセキュリティーチェックをもいっかい通って来いとおっしゃるので、機内持ち込み荷物内の本数冊を詰めて、セキュリティーを通って、再度カウンターにかけてみると、33.0kgになってて、次回からは気をつけてくださいね、32kgを超すと6万円ぐらい料金かかりますので、とにこやかにたしなめられたよ。(中略)観察してると、詰め替えはFAQっぽいので、遠慮なく交渉したらいいんだなとわかった。但し、アメリカの空港でそれをやる度胸はない。
-----------------------------------------------------

 あれ、度胸ないとか思ってたんだ、自分。いまとなっては、アメリカの空港でだってそのくらいの交渉ふつーにやるなあ。(註:通じる通じないはともかく、度胸の問題として)

 ていうか「乗る前に交渉する」をもはや通り越して、まああかんかったときはなんとかするやろうていう感じで、機内持ち込みカバンをパンパンに膨らまして搭乗を待っている自分がいるよ。

 だいぶ人間がおおざっぱになったよ。

 ・・・・・・むしろ劣化?(笑)
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さようならの詩

 
 「人はなぜ、ハーバード大学へ行くのか。
 安全で心地よく住み慣れた母国を離れてまで。」

 という問いを目にしてから1年が経った今、はっきりと、自信をもって、こう答えたい。

 「いや、ハーバードでなくてもええんちゃう?」 

 そんな感じでーす(笑)。

 いい頭の洗濯にはなったよね。
 
posted by egamihvu at 02:03| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

採点の時間ですよ

 
 「楽しんできます」
 →70点。なんだろう、気分的にはまずまずな感じだったんだけど、たとえば、もっと器用に楽しむ術はあったのかもしれない。すぐ近くにあるものを知らずに見捨てて過ごしてきたのかもしれない。ただ、勝手のちがう環境下にぽぉんと身を置かれると、自分の今の視界が狭いのか広いのかすらもなかなか判断つかないので、見捨て・見過ごしは大分しかたのないことじゃなかろうか。ゆかり先生言うところの「初めての土地で、限られた時間で、上手に遊ぶのは難しい」というやつであるよ。

 「健康に気をつけてきます」
 →40点。歯科治療の出費の忌々しさときたら、いまだに鬱だよ。ただ、それ以外には病気らしい病気にも、怪我らしい怪我にも、おまけとして犯罪らしい犯罪にも見舞われなかったので、なんとかだいじょうぶだよ。

 「学んできます」
 →65点。ダメとは言わんが、もっとやりようはあったんじゃなかろうかという気がするよ。ただ、かたちにならないような漠然としたものは、思った以上にたくさん学んだような気はする。それが、「3ヶ月」じゃなくて「1年」であることの効用、なのかどうかはわかんないけど。「いい頭の洗濯にはなったよね。」ていう言葉そのものという感じです。

 「見聞してそれをblogの記事にします」
 →50点。”書くことリスト”がまだまだまっ黒に残ってるのですよ。困ったな(笑)。

 「ひとつでも多くの英語を獲得してきます」
 →20点。とほほ。

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ただいまの詩


 I love 京都。((c)京都銀行)

 江上はもう二度と京都を離れないよ。

 

 
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2008年03月20日

人体の不思議

 ふつーの日の昼間に、お酒飲んだら、すぐコテンと寝るのに。

 時差ボケの日の、時差前だと昼間のときに、お酒飲んでもぜんぜん眠くならないよ。

 (註:時差ボケを酒で解消するのはやめましょう。)
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鋭意、荷解き中

 時差ボケだからといってダラダラしていてもしょうがないので、早速に荷解きを始めていますよ。

 ちょっと酔狂で、持ち帰ったカバン類の重さを量ってみたよ。むこうでも量ったんだけど、あっちはアナログだったので、あらためてうちの優秀TANITAくん(参照:http://hvuday.seesaa.net/article/36418219.html)で。

 日用品類を詰めたでかいソフトケース(参照:http://hvuday.seesaa.net/article/35229270.html)のほう=20.2キロ
 紙・本類を詰めたふつーのケースのほう(参照:http://hvuday.seesaa.net/article/52943173.html)=20.2キロ
 背負えるころころのカバンで機内持ち込みにしたの=15.4キロ
 肩掛けカバンにラップトップとかハードディスクとか入れたの=7.0キロ

 計62.8キロ。
 痛みに耐えてよくがんばった。

 預け荷物のほう、あと5.6キロも余裕あったんだ。悔しい。

 背負えるころころのカバンで機内持ち込みにしたやつ(ぱんぱんに膨らませた)は、機内で頭上の棚に入れたのですが、国内線のほうはぎりぎりで入らなかった一方、国際線のほうはぜんぜん余裕で、こん平師匠並みにまだまだ詰めれたよ。

 持って帰りたいもの、いっぱいあったなあ。
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そんなにたくさん何を持って帰ってきたんだろう、という件について。

 洗面具一式 (旅行用の携帯型の分は今後も使うので。一般的なのは却下。)
 薬 (ドリエル、風邪薬、かゆみ止め等は今後も使うと思われるので。今後使わないであろう正露丸は却下。)
 Tシャツで、比較的使い勝手のいいの (クッション代わりに詰めた)
 ハーバードの保健所的な部署が配ってたプラッチックのグッズいろいろ
 お気に入りの布製コースター
 立てて置けるホチキス (アメリカ仕様なので針も)
 延長コード
 穴をあけずにファイルできるクリップテープ (結局使わなかったよ、ファイルの穴の規格が日米でちがうことを知らなかった(涙)
 ポケットのついた下着 (旅行用に貴重品を入れて持ち歩くのは、今後も使うので)
 旅行用衣服圧縮袋
 ユニクロニューヨーク店(参照:http://hvuday.seesaa.net/article/70837250.html)で買ったときのロゴ入り紙袋
 LANケーブルの長いの
 むこうで買ったマグカップ(ハーバードの古地図の絵入りのと、HCLのロゴ入りの(参照:http://hvuday.seesaa.net/article/40838616.html)と、スタバ1号店の)
 足拭きように使っている古いバスタオル (「1-6」と書いてある(笑)、中学の入学祝に幼馴染みのお母さんの人からもらったもの)
 むこうで愛用していたナイフ・フォーク・スプーン・ランチョンマット
 むこうで愛用していた急須 (茶漉しが底深なので少しのお茶っ葉で濃いお茶が飲める)
 むこうで愛用していた半透明のプラッチックのコップ
 めずらしいシャーペン(参照:http://hvuday.seesaa.net/article/60625518.html) 
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事務連絡


 想い出語りという名の落穂拾いも書くよ。

 だってまだ、HCLのクリスマスパーティの話とかあるし。(いつのだ)

 
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2008年03月21日

飛べない飛行機はただのクズ鉄だ

 ボストン→ニューヨークも、ニューヨーク→ボストンも、なかなか飛ばない。

 ボストン→ニューヨークは3時間遅れた。
 ニューヨーク→ボストンはまあ1時間ちょっとで済んだけど。

 最初、天候のせいだろうかとか思ってたんだけど、どうもそんなふうじゃない。
 ほかのは飛んでるし。
 ニューヨーク→ボストンの日はめっちゃ晴れてたし。

 天候のせいでもないのにこんなに遅れる経験、他にしてないよ。

 Deltaめ。

 あ、そういえば、ワシントンDCからボストンへ帰る飛行機が当日急にキャンセルになったのも、ワシントンめっちゃ晴れてたし、そして、Deltaだった。

 じゃあDeltaくんは、今後はもう。


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イサムノグチ美術館でスーパー小/中学生の琴演奏を堪能

 註。
 残念ながら江上は、ローティーンくらいの子らに接しなれてなくて、江上が目撃した子らが小学生なのか中学生なのかも微妙にわかんなかったので、「小/中学生」という書き方をしてますよ。

 ニューヨークにて、そういえばいまだ一度も行ったことのないイサムノグチ庭園美術館なるところに、行ってみようか、と思い立って、行ってみたのでしたよ。

 えっと、庭園美術館っていうので、庭園メインの美術館かと思ってたら、ほとんどが屋内展示で、しかも庭園に置いてあるであろう作品は何かしらんが木箱で全部囲ってあったよ。
 庭園、意味なし。

 それはさておき、館内のちょっと広めのスペースのところで、小/中学生・男女・日本人&西洋人のグループがわちゃわちゃと、何かしらを組み立てながらはしゃいでいて、引率の先生らしき人(西洋人)がいて、教育用のワークショッププログラムでもやってんのかしら、とか思ってて、ぐるっと回って戻ってきてみたら、木の台の上にお琴が乗って、数台並んでいるのでしたよ。さらにもうひと回りして戻ってきてみたら、今度はさっきの小/中学生の子らが、男女とも、さっぱりしっとりしたお着物に身を包んでらっしゃるのですよ。
 ほう、これはこの子らが演奏するということだね、と思って見てると、お着物はさっぱりしっとりしてるのだけど、はしゃぎっぷりは私服のときと変わらず、日本語と英語がちゃんぽんになりながらわちゃわちゃしてるんだけども、そうしながらも、とてつもなく慣れた手つきでてきぱきと調律とかしてるし、この子らどんだけの有段者?とか思ったり、引率の先生のいないうちに自主練が始まったりするので、ああ、こうやって先生の指示に関係なく自分らで動くということは、日本の学校の子らではないなあ(笑)とか思ってたら、その自主練の演奏がとてつもなく上手で、いや、イサムノグチ美術館がコンクリむき出しの造りだから響きが良いということなのかもしれんが、ちょっとこれ、どこに潜んでたスーパー小/中学生だよ、と眼を丸くし、かつ、うっとりと聴き入っていたのでしたよ。

20080314-16_029.JPG

 で、どうやら、横浜にあるインターナショナルスクール(なるほど)の子ららしいよ。それで、この10日くらいかけてニューヨークやニュージャージーを中心にこうやって演奏してまわるんだとおっしゃるよ。このスクールでは小学4年生のときに半年琴を習うらしいよ。
 荒城の月と、現代曲をいくつか。現代曲のほうはすごいテンポが良くて、若い子らにはこれくらいのテンポのほうがあってるよなあ、・・・・・・て、いやいや、こんな幼い子らがこんな速いテンポのを弾きこなしてるって、ちょっと。
 おそれいりましたよ。

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それにしてもこの娘たち、ノリノリである。 -- Japan Nite

 ニューヨークの夜。

 ふとしたことで知ったのですが、江上が泊まったちょうどこの夜に、ニューヨークのとあるライブハウスで「Japan Nite」なるイベントが開かれる、と。これは世界で活躍する?日本のインディーズバンド?(註:世界で活躍する、が正しいかどうかはともかく、インディーズの定義をよくわからないまま使っています)の人たちが数組集まって、ニューヨークからLAまで1週間ほどかけて全米ツアーでライブをやる、ということだったので、「海外における日本」がテーマの我輩としてはぜひとも一目拝見しておかねば、という使命感に駆られて(註:10ドルで安かったからではある)行ってみたのでしたよ。

 1組目は、スキャンダルという、大阪の女子高校生が4人でバンドを組んで海外で人気だという、お、江上これ、どこかの何かの記事で読んだことあるぞ。

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 めっちゃノリノリやし。曲も最初の1曲以外ずっと日本語やったし。どうどうとしてるなあ。日本語の歌詞がここにいる多くの人にどれだけ伝わったかはしらんけど、例えばたまに出るせつない系の歌詞の、歌い声の高いのが、しぼり出るようにかつ艶っぽく奏でられるのとか、きゅっとなってすごいよかったよ。
 さっそく、荷物がさらに増えるという事実から眼をそむけつつ、CDを買ったよ。2枚組みで、5ドル。がんばれ。
 高校の制服でノリノリでやってるところを見たので、ニコニコ組曲の再現動画でしか見たことないんだけど、涼宮ハルヒ(←これも”すずのみや”じゃないんだということをつい最近知った)の文化祭のバンドのシーンみたいだったよ。

 2組目は、男性3人で”俺たちのロックンロールスピリッツを見せてやるぜええええ”的なことをシャウトしまくる感じで、頭や躯体をぐゎぁんぐゎぁんに振り回して、あることないことわめきちらして、という典型的な感じので、いつもだったらとても江上好きのするようなあれではまったくなかったのだけど、ただ、見ていて存外に感じ入ったのが、お客をつかんだりひっぱったりノせたりという働きかけがいちいち上手だったよ。さんざん音合わせするだけして盛り上げといて、「シーユートゥモロー、ニューヨーク」つって引っ込むのなんか、吉本新喜劇かこれと思ったし、なぜかしらエルビス・プレスリーのバラードが流れたり、ロックのテンションで物販の宣伝を始めたり。こういうライブでよくある手拍子をうながすやつも、ふつーにしてたらあんま盛り上がんなかったっていうこともまれにあるんだけど、たとえば「アーユーハッピー?」のあとに「イフユーアーハッピーアンドユーノー、クラップユアハンズ」て言われたら、そりゃ叩かんわけにはいかんしなあ。といった意味で、プレゼンの小技のいい勉強になったよ。
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 そんな、”ユーたちのロックンロールスピリッツを見せてみろおおおお”的なシャウトのあとで登場した3組目が、完璧たるアニメ声の、ウクレレ持った辻ちゃん加護ちゃんだったから、世の中は広いなあ(←ちがう(笑))。このPettyBookaというグループは、グループ名はいっしょだけど歌い手などのメンバーをチェンジしながら、長年やってる、みたいな感じらしくて、アメリカのオールデイズみたいのをウクレレとかマンドリンとかで奏で歌うよ。それにしても、ほんとのほんとに見事なまでのアニ声だなあ。萌えと癒しのジャパニーズスピリッツを見せつけていたよ(←ちがうって(笑))。

20080314-16_088.JPG

 さすがに疲れたし、深夜に及びそうだったので、このあたりでおいとましたよ。

 ところで、”Japan Nights”なら英語発音は”ジャパンナイツ”になると思うんだけど、”Japan Nite”と書かれると確かに日本語ヨミ風の「ジャパンナイト」に近くヨめるので、そういう意味での”Nite”なのだろうかな、とか思うよ。

posted by egamihvu at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

正直しんどい

 ほら、やっぱり風邪ひいたよ。

 江上は国際移動後(日⇔米、日⇔欧)、必ずのどから来る風邪をひくのでしたよ。

 そして、時差ボケ。

 眠たくて、寝れなくて、喉が痛くて、風邪ひいた。

 何もできずボーっとしている。

 ヘキサゴンのビデオとかを見ている。

 和本のDVDが届いたよ。苦節3ヶ月やっと手に入った。

 もいっかい寝よかな。

 
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2008年03月31日

ハーバード相談室

 
 久々に会う人ごとに「いつ帰ってきたの?」くらいしか問われないのは、興味を持たれてないからですか、それともblog効果ですか。

 
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生活は始められたのか

 住むところが変わる度に持ち上がるのが、いわゆる”生活が始められない”問題ですよ。
 http://move2006.seesaa.net/article/28925795.html
 http://hvuday.seesaa.net/article/36899893.html

 滞米中の京都自宅は、湿気対策を主軸にした収納や家具配置をしてたり、そもそも引越し(200612)直後の整理をあえて中途に残した状態にしていたりで、継続的に住むためのシチュエーションには決してなっていなかったのですよ。それとか、そこかしこにホコリや湿気やカビが溜まったままになってないか、っていう不安とか。プリンタやDVDの配線が仮状態になったままだ、とか。
 そういうのが片付かないと、またぞろあの”生活が始められない”状態のうっとうしさに苦悶せなあかんのかなあ。
 ていうのが帰国直前の鬱でしたよ。

 帰国から10日、2度の週末と風邪をはさんでの現在は。
 収納や家具配置を一気にリプレイスするのは、ゴールデンウィークとか夏休み(!?)とかということで、早々にあきらめたのでしたよ。
 そのかわり、当面1ヶ月程度のルーチンな日常生活は考えなしにさくさく過ごせる感じの、表層2割程度の片付けを、ちゃちゃっと済ませた感じなのでしたよ。

 ただ問題があって、4月からの新職場で必要となるであろう図書館系の本・文献の類が、積み上げられたダンボールやカラーボックスの裏手のどこぞに横置きで眠ってるはずなんだけど、そいつらをどうやってピックアップしたもんか。

 ま、もっと暖かくなってからぼちぼち考えましょうかね。

 寒いのは、掃除がはかどらなくて、やだね。
posted by egamihvu at 06:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

しみじみ

 
 ニッポンのテレビはおもろいなあ。

 ニッポンのお弁当はうまいなあ。

 ニッポンの本屋はテンションあがるなあ。

 
posted by egamihvu at 06:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スタバ天国・ケータイ天国

 日本を離れている間は完全に契約を切っていた日本のケータイを、帰国してからまた契約せなあかんなあ、新しい電話買わんとあかんなあ、ていう感じなのですよ。
 しかも、4月からの新職場はバス・電車を乗り継がなあかんところなので、ちょっと投資してでも充分な機能のあるのを買っといたほうが、何かしらと便利良かろうなあ、という感じなのですよ。

 でも、だからといって何万も出すのはいかがなものかなあ、と逡巡してたのですよ。

 日曜の午前中といえばスタバでまったりというのが、完璧の朝じゃないですか。(←なにこれ?(笑))
 そんな天国を、1年ぶりに堪能していたのですよ。

 そして、なにげなく周りに目をやってみたら。
 いろんな人が、いろんなかたちのケータイを、それぞれの用途で、思い思いに使ってらっしゃる。

 その様子を見て、ああ、この国では、自分がそれを望むか望まないかに関わらず、ケータイをいかに使いたおせるかによって、なにがしかのアドバンテージが決まっちゃうんだな、ということをあらためて悟ったよ。

 その後ぷらぷらと街歩きしてる最中にも、あ、いまここでケータイがあればあれこれができるのになあ、と何度となく思うたよ。

 ま、投資だなあ。

 ところで、アメリカにいたときにはそんなことほとんど思わなかったけどな、なんでしょうこの差は。

 あってもさほど便利にならない環境と、あれば際限なく便利になる環境、のちがい?
 ということは、ケータイ側の日米差じゃなくて、生活環境側の日米差、なのかな。

 そんな感じでーす。



posted by egamihvu at 06:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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